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学校の先生のキャリア相談室「先生の複業がよりよい未来をつくる」
おはようございます。やっち先生です。
“私は先生のキャリアに悩み、今も模索しながら日々を生きています。このnoteも、キャリアで悩む中、とりあえず発信する活動をしてみよう。 と思い、始めたものです。 私と同じように、先生としてもがき、苦しみ、悩みながらもよりよい未来をつくりたいと願う。よりよい自分になりたいと願う。そんな方々にとって、何かしらのヒントになればと思ってnoteで発信しています。”
今回は、「先生の複業」について書いていきます。
1.キャリアで悩む
私はキャリアで悩んでいました。管理職か、担任か。でもどちらもまだピンとこない。惰性で生きていくのも嫌だ。
悶々と悩む中、私は本を読んだり、人と話したりして、キャリアについての知見を高め、自身との対話の時間をとるようにしました。
自分を深掘りすると、キャリアの選択肢が少ないことが自分の悩みの大きな要因となっていることに気がつきました。
管理職か担任かという二択で考えていたこと。
自分の手持ちの武器が少ないこと。
この二つを解決するために、私は元教員として活躍している人を調べ、自分の武器を増やす方法を探りました。
先生をしながら教える力やコミュニケーションの力など、さまざまな力を高めることができることに改めて気づきました。
また、教員のキャリアをより多様なものにする可能性を秘めているものに複業という選択があることにも気づきました。
2.複業が教員のキャリアを広げる
公務員は副業が禁止されています。副業する場合は許可を得て活動しなければなりません。
しかし、利益を目的としないもの。校務に支障をきたさないものなど、条件をクリアしていれば教員以外の活動に時間を費やすことができるのです。
つまり、教員をしながらでも学校以外の活動をすることはできるのです。
このことを知ってから、私の考え方はガラッと変わりました。調べると、教員をしながら複業をして、次のキャリアに繋げている人が多数いました。
私が知らないだけで、教員としてのキャリアをもっと多様にしていこうと努力している先駆者がたくさんいたのです。
先駆者を調べると、学習塾を起業した方、フリースクールを起業した方、オルタナティブスクールで先生をする方、教育テック系企業で働く方などなど、さまざまな道に進む方がいました。
私は教員のキャリアを活かしてこんなにも多様な選択をされている方がいるのかと驚き、自分もこんな風に学校の外に出て力を生かしてみたいと思うようになったのです。
3.複業で武器を増やす
私はキャリアの選択肢を広げるために、今の教員としての仕事をしながら、まずは先生としての力を高めようと思いました。
先生の仕事は授業や子どもへの対応、保護者への対応、校務など多岐に渡ります。今まで苦しんできたからこそわかりますが、先生として日々働くだけでもかなりの力が実践の中で磨かれていきます。
意識の違いによる差はありますが、武器を増やそうと思えば、日々の実践の中で鍛え上げることができます。
しかし、先生のスキルは他の仕事に転用されにくいことにより、学校の中でしか通用しないと思われてしまっています。
これはすごくもったいないなと思っています。私は先生として高めた力を生かして次のキャリアに進めることが、教員の魅力を引き上げ、価値を再確認するために必要だと思っています。
先生としての力は現場の中で磨けます。もう一つ別の視点で、学校の外に目を向けていくことも大切です。先生の幅を広げ、人としての幅も広げていくことは、自身のキャリアの選択肢を広げてくれます。
学校以外で武器を磨くために、複業はもってこいです。自分の好きな分野や、知らない分野に手を出してみる。趣味について発信してみる。非営利的な活動に参加してみる。コミュニティを運営してみる。
などなど、複業を通して、先生以外の武器を獲得し、磨くことができるのです。自身の武器を増やすことは、先生として働くうえでもプラスになります。
人としての幅が広がり、より魅力的な先生になれます。先生以外の選択肢が持てることで、余裕を持って今の仕事に打ち込めます。精神的な余裕というのは、いまの教育現場に足りていないところです。
複業で武器を増やすことで、キャリアの選択肢が広がるだけでなく、精神的な余裕が生まれ、今の仕事にもプラスの効果を与えるのです。
4.まとめ
キャリアの選択肢を広げること。これに気づいてから、わたしのキャリアの悩みは無くなりました。
先生として武器を磨く。複業を通して武器を磨く。
この二つの道筋が見えたことにより、自身の武器を増やすことに専念しようというマインドになれました。
より多様な選択ができる自分になること。
これが今のわたしの目標です。
5年後、10年後に学校を飛び出してもやっていける。
管理職でもやっていける。担任としてもやっていける。
といった、多用な選択肢を選べる自分になります。
キャリアでお悩みの方、共に武器を増やし、磨き、選択肢を増やしていきましょう。
お読みいただきありがとうございました!