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北欧2か国グルメ旅⑤完~ヘルシンキ~

丸一日ヘルシンキにいられるのは、この日で最後。次の日はいよいよ帰国する。寂しさを感じつつ、ホテルの朝食後は、街に繰り出す。

PR馬車と遭遇。荷台の赤が目をひく。そして、手綱をひいているお姉さんの笑顔も素敵だった。
何の建物か分からなくても、ずっと見ていられる。
自転車置き場かな。
かわいいお店。開店前だった、残念。
エスプラナーディ公園。朝は人もまばら。
フェリー乗り場。
奥に見える船は、2日前に乗ってきたシリヤ・シンフォニー号かな。無事に到着、おつかれさま。
フェリー乗り場の横にある、アッラス・シー・プール。
いつか入ってみたい。
ヘルシンキ大聖堂。

そろそろお茶にしようということで、【ファッツェルカフェ】へ。
ここでケーキを食べるのは、マスト。朝食やランチビュッフェも、毎回気になるけれど、ずらっと並んでいるきれいなケーキを見るとやっぱりケーキを選んでしまう。
そして、ついつい長居してしまう。近くにあったら、毎日でも通いたいくらい気に入っている。

ずらっとケーキ。この光景テンション上がる。
シナモンロール、デニッシュ類も豊富。
オープンサンドも色々ある。

優柔不断である故に散々迷った結果、ファッツェルといったらチョコレートということで、チョコレートケーキを選んだ。お店のロゴと金粉がついている。こういうのが嬉しかったりもする。
チョコレートの滑らかな甘さと食感の違うアクセントを、噛みしめながら味わった。幸せな瞬間。

チョコレートケーキ。

もう一つは、海老のオープンサンド。このお店のオープンサンドは初めてだったけれど、これがもう海老好きの私にとって最高の一品だった。海老だけでも美味しいのはもちろん、卵と一緒に食べる海老も◎お値段だけ見ると躊躇してしまうけれど、これは後悔がない。さらに値上がりしようが、また選ぶと思う。

エビのオープンサンド。
コーヒーは2種類。セルフサービスで、飲み放題が嬉しい。

この日2軒目のカフェは【カフェ アアルト】ヘルシンキにはコロナ禍を除き、過去5回も訪れているのに初の訪問。何度も映画“カモメ食堂”で見ていたので、念願といえば念願かな。

本屋さんの一角にある。
店内。

ここでは、迷わず珈琲とシナモンロールをいただく。シナモンロールが他店よりも大きい(私が感じただけかもしれない)食べきれるかと不安になったけれど、なんてことはない、あっという間に完食した。この時の感想、このシナモンロールが一番好みだ。(今のところ)


カフェのはしご後は、さすがに腹ごなしをしなければと、2019年kamppiにオープンしたMUJIに行ってみた。一通りぐるっと見て回り、ヘルシンキでも、無印良品は人気なんだなと実感する。一部ヘルシンキ限定商品などがあった以外、商品を見ていると日本にいる感覚に陥ってしまった。毎回、無印良品に行くと長居してしまうので、この時も危うく長居しかけてしまった。

調味料も厳選されたものが並んでいる。
日本の無印良品のよう。我が家のベットがある。

kamppi周辺をぶらぶらし、もう時は夕方。私の自炊での夕食はいつも早く17時半。この日の夕食は18時。
あらかじめ旅行前に日本から予約していたレストラン【Natura】へ。
こちらはミシュラングリーンスターを取得し、地産地消や持続可能な漁による魚介類や、有機野菜などこだわっているらしい。

外観。
パン。
カリフラワーのムース。
ワイルドサーモン。
トマトのタルト。
牛肉。
フローズンヨーグルト。
ルバーブゼリー。

食材へのこだわりと素材のよさを存分に感じられる、納得のいく絶品料理だった。品数もボリュームもちょうどよい。店内はオープンキッチンと落ち着いたおしゃれな空間、さすが満席だった。期待通りでお気に入りのお店がまた一つ増え、嬉しい。
そうして、この旅最後の夕食が終わった。


とうとう帰国日の朝。
予定を決めずに、ふらっと思いついた場所に行ってみることにした。
まずは、初めてヘルシンキを訪れた時、感動したテンペリアウキオ教会へ。

岩をくり抜いて作られた。素晴らしいとしか言葉が出ない。いつ来ても感動する。

カンピ礼拝堂

外観の丸みが特徴的。美しい。

ヘルシンキ中央図書館 Oodi

日本の書籍もある。

旅を締めくくるカフェは【Ekberg】
ここに来ると、もう日本に帰る日なんだと非常に名残惜しくなる。

シナモンロールとナポレオンパイと珈琲。
毎回同じものをいただく、味と見た目は以前と同じでも、感じ方は違う。

ヘルシンキ中央駅から鉄道にてヘルシンキ・ヴァンター国際空港へ。

ヘルシンキ空港駅。

今年はオーバーブッキングにならず、座席の確保ができたので、安心してラウンジ“Plaza Premium Lounge”に行くことができた。
昨年は、搭乗カウンターにスタッフが来るまでの時間、ドキドキしながらこのラウンジで過ごした。記憶に残っているのはワインを飲んだことだけ。今回はこの記憶に上書きできるくらい、並んでいる料理が美味しくおかわりをしてしまった。

生野菜やマカロニサラダなど。
野菜ピラフ、チキンストロガノフ。
カルフビールで乾杯。

そうして、無事に羽田空港に到着した。しかし、着陸のベルト着用サインがついた頃から、パートナーの体に異変が起きていた。脇腹が痛い…と。

ただいま日本。

機内食が今回は口に合わず、あまり食べれなかった私は、着いた早々【つるとんたん】に直行する。あちこち店舗はあるけれど、羽田空港第3ターミナルのつるとんたんが好きなのだ。

牛すじカレーうどん。
冷やし明太子うどん。

旅行の思い出とうどんの美味しさを胸に、久しぶりの自宅。その後荷解きをしようとトランクを広げていた矢先、パートナーの異常なほどの腹痛により、救急搬送。診断結果は、尿管結石だった。
羽田に到着前の脇腹の痛みは、症状が出ていた時だった。しかし、痛みがひいていた時に、うどんを食べ(大盛)、帰宅できてよかったと思う。

今となっては笑い話となり(本人は苦笑い)、海外旅行保険にはもちろん加入していたが、大好きな国にいる時に発症しなかったことが、本当に不幸中の幸いだった。いつどこで何が起こるか分からないのが人生。これを実感。

これからも旅はやめられない。北欧はやっぱり大好き。
だから、今後も旅をする中で経験値を上げ、いつでも旅のできる身体と動じない心を作っていこう。

いろいろな感情と共に、
2024年北欧グルメ旅はこれにて終了。


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