魔女と百騎兵 感想 ネタバレ
私的にうーんとなる評価だった。
とにかく戦闘部分がゴミなのだ。
普通に攻略していたら、レベルは確実に足りないし、レベル上げにかなりの時間をかけないといけない。
ギガカロリーシステムがあるせいで、定期的に家に帰らないといけない。しかも、ギガは様々な場面で、消費されるため、帰る頻度も多くなる。
個人的にマッピングをするだけで、ギガを消費するシステムは廃止すべきだと思う。なにがしたいのかわからない。こんなことをして難易度は上がるか?ただめんどくさいだけの仕様だ。
戦闘は基本的に退屈。ボタン連打して、間合い取って、アイテム拾って。ダンジョンは本当にワクワクしない。
ダンジョンはイライラ要素しかない。
これいる?という仕掛けが多い。奥に何もない分かれ道だったり、扉の位置がだいぶ離れている扉のスイッチだったり、置物をスイッチに3つ乗っけなければならなかったり。
これらはダンジョンを面白くさせたり、難易度を上げたりするようなギミックではなく、ただ面倒くさいだけのものなのだ。このおかげでダンジョンを攻略するのにとても時間がかかる。
ダンジョンで1番ムカついたのは、ストーリーが盛り上がってきたところでダンジョンを差し込んでくるところである。
例えば、仲間がピンチで助けにいかなければならないのに、ダンジョンが長すぎて、上がっていたボルテージが徐々に下がってきてしまったり等だ。ダンジョンを攻略し終えた時には、結構クタクタで、ストーリーもダンジョンに潜る前よりものめり込むことはできない。
ダンジョンに関してはだいぶ怒っている。本当に。
世界中の海を蒸発させてしまうぐらいに。
○良くない点
・ダンジョンのテンポの悪さ
・ギガカロリーシステム
・戦闘の単調さ
続いてはストーリーだ。
ストーリーは面白い
ストーリーは結構面白い。世界観にあったキャラクター同士の掛け合いとか、緩急のつけ方とか、伏線の回収の仕方とか。
しかし、やはり人を選ぶなという印象を第一幕の時点で感じていた。
私は魔女とか魔法とかの話に抵抗はないのだが、その世界観に浸れない人からすると、退屈なものだったのではないだろうか。
結構、ありゆることを魔法で解決することは多いので付いていけない人も必ずいると思った。
私が少しついていけなかったのは、当たり前のように並行世界がある前提で話が進んでいくことだ。
「この世にはこことは違う別の世界があってだな…」という解説があるならまだしも、「お前いろんな世界を翔る存在だよな!」とか言われても少し困った。でもそこは異世界系の暗黙のルールみたいなものだと思うから別に大して気にはしていない。
ニケ=百騎兵だとわかったときは、少し感動したというか驚きがあった。ラスボス戦では、「ああ、これ魔女と百騎兵対決やん!」となって気分が昂った。
マーニィがニケの存在と繋がってるってわかったときはずっと興奮していた。お前だったんかい!ってずっとツッこんでいた。
でも、言わせてほしいことが1つある。それは最後のオチの部分だ。
メタリカは、マーリカたちに種を蒔いてもらって、いつも通りに帰ってくるというエンドなのだが。あれはなぜ同一のメタリカが生まれてきたのだろうか。新しく種を蒔いた時点でそのメタリカは別物ではないのか?たとえ見た目は同じだったとしてもそれはメタリカではないような気がするのだが。なぜ同じ記憶を保持しているメタリカが生まれたのだろう。不思議だ。
でもあんまりツッコむところではないよね。
別にストーリーに重要な部分ではないから大して疑問には思ってないけど。
総括すると、戦闘システムはゴミだが、ストーリーは面白かったゲームであった。アニメがあれば、ストーリーだけ楽しめるのにな。
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