トッププロシリーズ 麻雀編 第8回/全12回 「勝ち組は、こう打つ」~だから、お前は負けるんだ~
人と麻雀を打つとき、いつも気の合う人と打つとは限らない。
嫌いな人と対峙したとき、余計な感情をもったり、指摘するとなぜか不思議と負ける。あれは、いったい何なんだろう。そう考えて以来、「嫌いな人」とどう付き合うか。考えてみた。
◎嫌いな人と仲良くなる方法
嫌いな人がアガッタときに話しかける。
嫌いな人といかに付き合うかは、麻雀の楽しさだけでなく勝ち負けに直結する。特に嫌いな人に色々と指摘したり、点棒の払い方を雑にすると知らず知らずのうちに普段と違う打ち方(例えば、両面になるのにわざと字牌をあたりにしたり、直角リーチや、地獄待ちをすることで、その人から打ち取ろうとする)をするとかなりの確率で負ける。
むしろ、嫌いな人を制するためには、その人と仲良くできることが大切である。
いいアガリをしたときは、「その待ちの36ソーは、私が5枚持っていたんですよ」と言って、相手のあがりを讃え、流局時に自分の当たり牌を止めてテンパイしていた場合は、「やりますねー」と言ってみよう。
すると場が和み、その人も意外といい人だとわかることも多く、麻雀それ自体が楽しくなり、新たな発見、自分の成長を実感することも多い。1年前の時点で、同卓拒否したい人は、5人くらいいたが、今は、0人である。この5人も全て、話しかけることで解決した。「嫌いな人ほど、相手がアガッたタイミングで話かける」ということを通じて、自分の勝ち運も拾うのである。
◎常連客3名VSその他(新規客、通い始め、会話が苦手な人)
これは、私も取り組み中であり、これといった方法が見つかっているわけではない。
ただ、「この方法が良いかな?」と思うやり方を紹介していきたい。
※ここでは、常連客3名に私も入っていることが想定されており、残り2名の常連とも関係性が良いことを想定している。
1.「ゆっくり考えていいですよ」と言う。
常連客はだいたい打牌選択が速い。仲間内では、より一層速くなる。しかもそこに会話も弾むので、そこに加われない“その他客”は、孤立感を増していき、ゆっくり打牌選択をしたい場面で、無言のプレッシャーを感じてしまい、不要な振り込みを
起こしてしまう。そうなると麻雀を楽しめなくなるので、ゆっくりと考えたそうな場面では、「ゆっくり考えていいですよ」と言って、会話の糸口を作る。
2.アガッた場面で、声をかける
これは、「嫌いな客と仲良くなる方法」でも記載したが、人間関係を作る点では、こ
ういった場面でも活用できる。
3.場で起きたことをネタに常連客をいじって、常連客をその他客に紹介する。
例えば、筋ひっかけや、地獄待ち、2萬を2枚切って、1萬の単騎待ちなど通常な
ら、やらない待ちで常連客が上がったら、
「見て下さい。2萬2枚切って、1萬待ち。悪い人が同卓しています。もはやこの卓
は誰も信じられない。疑心暗鬼卓や(笑)ねー気を付けましょうね(その他客に笑
顔で言う)」するとその他客は、場に入ることができるし、アガッた人常連客は、
「誰だってするでしょう!(笑)」と言いながら、その他客と会話するきっかけができる。こうなるとその他客に対し、常連客が優しくなり、卓割れしにくい状況が生まれるのである。
次回予告
「好調な親を止める方法」である。
ぜひ、楽しみにしておいてほしい。
以上
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