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モンスターではない!魔法だ!!!(魔法カードではない)【超重春化精ガジェット】

どうも丹羽鶏です。今回はマスターデュエルで組んだデッキ。三色ガジェットがなぜか上振れ札になるデッキ、超重春化精ガジェットデッキの紹介をします。(プラチナ帯では勝率6.5~7割ほどでした。)


いれてませんが、御影志士は採用した方が良いと思います。

今回のデッキはあまりオリジナリティはありません。
春化精カードが好きだったので、春化精を強く使えるデッキを探していました。過去にはアダマシアと組み合わせて超展開+結界像を構えていましたが、ブロックドラゴン禁止により痛手を負ってしまいカードリストの底で眠っていました。

まず春化精の強みと弱みを挙げます。

春化精の強み


・手札コスト(モンスター::地属性以外も可)があれば召喚権を使わずに好きな地属性モンスターを場に出力できる。

・各種追加効果が強い。
→地属性天使サーチ/春化精サーチ/地属性おろかな埋葬/1枚ドロー/墓地回収

・丘と芽吹きor苗と霞があればコストさえ捻出すれば連続サーチで3回は地属性モンスターを展開できる。

・蘇生制限を満たした墓地のエクストラモンスターも展開できる。(ナチュビやバグースカなど)

・ヴェーラのコントロール奪取、蘇生効果、チェーンを無視した無効がめちゃくちゃ強い。

など、いくつも"独自の強み"があります。
独自の強みを持っているデッキやカードの方がその特徴を生かして強いデッキを作りやすいのですが…なぜこのデッキは環境で見る機会も少なく、僕のカードリストの底の方にいたのでしょうか…。理由は簡単です。



・「このターン地属性モンスターの効果を発動できない」

これです。あまりにも重すぎるメリット、強みが強くても弱みが弱すぎる。

ではここで春化精の難点を纏めます。

春化精の弱み


・地属性モンスター以外の効果を発動できない。
→一度効果を使えばうららも使用不可

・効果を使うには必ず手札コスト(モンスター)が必要になる。
→1ターン目の展開で手札を使い切ってしまった場合、次のターンのドローで春化精を引いても手札コストが無く何もできずにエンドになりがち。

・うらら、ドロバ、DDクロウ、アトラクター、ニビル、G…ここらへんの誘発が全てクリティカルにヒットする。

・下級春化精の効果だけではカードが増えない。

などが挙げられます。あまりに致命的です。
ブロックドラゴンがあったときは圧倒的なサーチ効果により手札の減りを気にせずに展開することもできましたが、今彼は獄中にいます。

そうして、色々な地属性テーマと合わせて使いましたが基本的に手札が足りなくなり誘発を受けた際や捲られた場合にリソースが足りずに負ける…そんな試合が頻発しました。
強いて言えば、ガジェットが共通効果でターン1の無いサーチ効果を持っていて使用感が良かったです。

「苗と霞or丘と芽吹き」と「ガジェット」を持っている場合。
1.春化精ef、ガジェットをコストにガジェットssし別の春化精サーチ
2.ガジェットss時効果、別のガジェットサーチ

これで盤面にはガジェットを出力しながらまた手札に春化精+ガジェットが揃います。これを連続して3回行うことができます。
つまり、召喚権を使わずに盤面にレベル4機械族モンスターが3体並びながら手札が減らない状態になります。

強くないですか???
じゃあここからアウローラドンして……



終わりだ…。
せっかく展開できても、EXの強力な展開モンスターは地属性以外使用できません。
アポロウーサなども出すことはできますが、自分ターン中に効果を発動できません。
それ故に、ここまで展開できているのにニビルで盤面を全て失い、手札リソースも枯れて終わる……そんな試合が頻発します。

ですが、春化精の効果には実は抜け道があることは皆さんご存じでしょうか。

抜け道


遊戯王に慣れている方は分かると思いますが、「このターン~」というテキストの書き方、これは春化精の効果を使った後にかかる制約になります。
つまり、春化精を使う前の効果に関してはデメリット関係ありません。
このデッキに朱光の宣告者やうららが入っている理由もそうなります。


Q.春化精を展開デッキに出張すればそのデメリットを無視できるのでは?
A.そのデッキ…だいたい春化精無くてもいいです。

そうです…現代の高速環境…多くの展開デッキは展開した後に手札や墓地リソースを使い切るか、次のターン用の"最低限"の分を構えます。
その最低限のリソースを使い切ってまで春化精の効果を使う必要も、その枠もありません。

じゃあ、春化精を展開する前もだめじゃんか…。
ここまでの話から、春化精に求められる相方の条件は以下の通りです。

・手札が無くても展開ができるし、手札が増えるテーマが望ましい。
・蘇生させて強いモンスターがいるテーマ
・展開が地属性だけで完結するテーマ


そんなテーマ…なかなかないですよね…。
そういえばガジェットが複数並ぶ中で出せる展開効果持ちEXにギアギガントがいました。


素材が"機械族レベル4"であり、春化精は使えないので注意

サーチして強そうな地属性テーマなんていたかな…。


超重武者…地属性テーマです。
これは…???


最強カード

イワトオシ…。超重武者はこのカードを何がなんでも何回も蘇生してアドを増やします。カカシやテンビンで釣り上げて複数サーチ、そこに春化精の蘇生も加われば最強なのでは?????

これは来たかもしれません。バイクでワカウシを経由すれば、ペンデュラム召喚や追加のバロネスさえ見えてきます。
よし、わか



なんで地属性テーマに闇があるんだよ…。
そうです、これはコナミの賜物に違いありません。超重新規を出す際に、春化精との組み合わせを恐れたのでしょう。じゃないと闇にする必要ありませんから…。




え????


????????????????????????


モンスターではない!!!!魔法だ!!!!!!!

そうです、あくまでワカウシは闇属性でありますが、展開に使うのはペンデュラム効果です。

ここで、もう一度春化精の制約を確認しましょう。

地属性以外の"モンスターの効果"を発動できない。
なので、闇属性のペンデュラム効果(魔法扱い)なら制約を無視できます!!
うおおおおおおおおお!!!

じゃあそれはそれでなんで闇属性なんだよ君
(アークファイブ未視聴のため知りません。)

ということでデッキコンセプトが決まりました。

デッキ解説


簡単な展開説明


展開は基本
・メタルクランチ(ns)
・ダイ8(ns)
・イワトオシ(ns)
・ワカウシ
・バイク
の1枚初動で行います。詳しい展開は調べればたくさん出てきますが、後述のリプレイで見れます。
複数の初動があるテーマは覚えるのが大変なイメージがありますが、基本は"イワトオシをフィールドに出す"のが1番大事だと思ってください。
それまでにワカウシやバイクなど召喚権を使わずにイワトオシを用意できるモンスターを経由すると追加で良いことがあります。(早めにバロネス立てたりなど)

では、春化精側から見た超重のメリットは分かるのですが、超重側から見た春化精のメリットはなんでしょうか。

超重側からみた春化精と組み合わせるメリット

1枚初動テーマの弱点はうららなどに弱いことです。
超重は比較的誘発に強く、重ね引きによってうららなども貫通できますがそれでももう1誘発あると途端に辛くなります。
しかも超重側は超重側で強烈なデメリットがあります。


墓地に魔法・罠カードがあると基本的に展開は難しいです。
イワトオシなどには無いため色々工夫すれば大丈夫らしいですが、それでも展開の幅は狭くなります。
つまり墓穴や抹殺の指名者などを気軽に採用/使用することができません。

つまり、貫通力はあるもの止まらざるを得ない手札の際に大変です。G踏んだ時の妨害魔法罠も採用できません。
そのための春化精です。
バイクにうららを食らった!カカシの蘇生efイワトオシにDDクロウを食らった!終わり!!というのが特に誘発大量採用の天盃竜対面でよく起こります。
その後に、春化精からモンスターを供給し無理やり展開を伸ばすことで、カラクリ代将軍無零武による相手ターン除外かナチュルビースト、マスカレリトルナイトなどにつなげることができます。

また、ガジェットもペンデュラム召喚で出力することができ、モンスターと手札コストの供給に役立ちます。このデッキのレッド/イエロー/グリーンガジェットは上振れ札です。

また、カラクリを出張するうえで気になる四六弐四ですが、これは春化精のコスト、およびレベル1地属性チューナーの出力に繋がります。

8シンクロからレベル1地属性チューナーを用意できるため、各種超重レベル4やガジェットと合わせてナチュルビーストを立てやすくなります。


また、他にも春化精には3レベル地属性非チューナーもいるので、バイクと合わせてもナチュルビーストになれる点は優秀です。制約が気になるならペンデュラム召喚で出すのも選択肢になります。


また、超重ギミックはペンデュラム召喚前にバロネスを出力できますのでニビルケアができます。
しかし、春化精の効果を使えばバロネスの効果は使えなくなります。

そこで、敢えてバロネス着地前にニビルタイミングを作ることもできます。

ニビルケアミス展開

ワカウシssとイワトオシが盤面に揃っている場合。(ニビルカウント2)
イワトオシをカカシに、カカシでイワトオシ蘇生(カウント4)
イワトオシとワカウシでアクセルシンクロスターダスト(カウント5)

ここで、撃たなければバロネスが出るため相手はニビルを撃たざるを得ません。
ニビルさえケアできれば春化精はウキウキで展開できますし、バロネス着地後のラグを見て踏みとどまることも可能です。
また、通常のニビルケアルートはバイクが墓地にいないと成立しませんし、イワトオシの蘇生回数も少ないため、その点においても超重ギミックのリスクを無視して最大限展開できる択と言えます。

また、後攻時において春化精の展開前にバロネスの破壊効果でセットカードや妨害モンスターを破壊できる点も相性がいいです。

朱光の宣告者も超重ギミックの貫通力を高めるのに優秀ですが、単体では仕事をできないカードになりますので、採用枚数は要検討です。

改めてカード紹介

カード紹介

(主要カードに限ります。)


春化精の「共通効果+春化精サーチ」と、「共通効果+天使族・地属性モンスターサーチ」
このデッキの貫通札兼展開札として優秀です。このカードとガジェット素引きが強い。相互にサーチして、最後に必要な他の春化粧を持ってきます。引いて強いカードなので3積み。
レベル4地属性非チューナーなので、四六弐四と合わせてナチュルビーストになれます。カラクリSモンスターは出せないので注意(非チューナーに機械族要求)

また忘れがちな効果で妖精さんの方は春化精に効果破壊耐性を付与できます。相手ターンのサンダーボルトに対し、てヴェーラで蘇生させることでヴェーラを守ることもできます。



春化精の「共通効果+1ドロー」と、「共通効果+墓地の地属性回収」
どちらも特別強い効果では無いですので春化精でも採用枚数が分かれるカードだと思います。
熊さんの方は超重ギミックに触れられる可能性がある+朱光のコストになるので3積み、ウサギさんも朱光のコストになるものの、このデッキは墓地回収よりアドが増えるカードを引き込みたいので1枚だけ採用。
なおこのモンスター達はレベル3地属性非チューナーなので、バイクと合わせてナチュルビーストになれます。

忘れがちな効果で、熊さんは連続攻撃を付与できます。ヴェーラに付与したり、地味に自身に付与して1100以下を2体処理することもごくまれにあります。ウサギさんは対象耐性を付与できるので、ヴェーラを構えているときにおまけで出せると盤面強度が高まります。



「共通効果+地属性おろかな埋葬」です。ただし、埋葬したモンスターは別の春化精じゃないと蘇生できないので注意。
下級春化精の中でカードを手札に加えない唯一のモンスターです。
そのため手数にはならず、手札が良い時の上振れ札となります。今回2枚入れていますが、採用は個人的に1枚でもいいと思います。
ただし…

もし地下牢の徊人が実装されたら数を増やすことも検討して良いと思います。(ただし、結局森と目覚めに妨害が当てられたらキツイ+通せるなら他の展開がそもそも通ってそう)

忘れがちな効果の攻撃力倍化は強いです。ヴェーラの打点が4800にもなりたいていのモンスターは戦闘で取ることができます。ただし自身にかけても1800にしかならないのでヴェーラやくまさんと揃った時だけ強いという少し限定的な強さに感じます。


出たらめちゃくちゃ強いカード。
春化精は共通効果だけ見られがちですが、このカードももっと注目されていいと思います。場合によってはアドバンス召喚してでも場に出力する価値があります。
コントロール奪取と相手ターンのみのフリチェ蘇生、加えて5体地属性ならんだ時の無効破壊はチェーンにのらずに効果処理時に適用するか選べるという遊戯王でも珍しい処理。
発動しない効果なので、"発動した効果を受けないモンスターも無効破壊処理できます。"ダメステだろうが、チェーン隠しされてようがお構い無しです。
今後の地属性カードプールの増加によってはいつか禁止もあるだろうなと勝手に感じているカードです。
唯一の弱点は自身で展開する方法が無いこと。妖精さんor鴨ともう一枚春化精を素引きしているときにサーチして出すことが多いです。レベルが7ならペンデュラム召喚できたのに…!!


超重で最強のカードです。リンク1があるテーマで盤面のテーマモンスターに手札から装備できて、サーチ効果にターン1がない時点で強い。
地属性機械族レベル4であり、超重であり、超重武者装留カードであるのでアクセスの容易さも尋常ではない。超重展開ではこのカードにアクセスできるかが展開に直結する。


召喚権を使わずに、イワトオシにアクセスできるカード。
本来はバイクを素引きしないとペンデュラム召喚前にバロネスになれない(ニビルケアできない)が、このデッキにおいては春化精を素引きしていたらニビルされてもいいので、カカシを経由してからバロネスになれる。(春化粧を素引きしてないならカカシより先にバロネスする方が良いと思います。手札と要相談)
メタルクランチやダイハチも召喚権を使用してこの2種にアクセスできるが、クランチは3種を見せるため、ダイハチはこのデッキの超重武者装留が少ないため1枚ずつの採用。


素引きをしたくないカード。ただし、このデッキにおいてはカカシのコストや春化精のコストになるため2枚採用。ワカウシからPゾーンにセットしてイワトオシ(引いていたらチュウサイ)にアクセスする。



隠れた強カード。
チュウサイは効果を使用した/無効になったカカシに装備して効果を起動することでデッキからテンビンやイワトオシにアクセスできる。基本的にはイワトオシ展開の後にテンビンをリクルートして、墓地のイワトオシを蘇生するムーブが強い。某ジェネレイド使いさんの超重胎動展開でもお世話になりました。

またチュウサイはデッキからしかリクルートできないため、基本的にテンビンは素引きしたくないのですが、春化精の効果で出力できるためこのデッキではあまり気にしなくていいです。両方1枚ずつ採用。




このデッキの上振れモンスター。嘘じゃないです。
単体だけで引いても展開にはならない真の意味できちんと上振れモンスターです。
ターン1の無いサーチ効果があります。このデッキにおいては手札を増やしながら盤面が増えることが重要なので鬼の2枚ずつ全採用です。
春化精や超重武者でも手札から出力できるのでガジェットしかない手札以外は基本的に邪魔になることは無く、ギアギガントから超重展開につなげることも可能です。(その場合アクセルスタダは風属性なので注意)

エクストラは割愛します。


採用を悩んだモンスター


note描いてる途中で思い出しました。入れた方が良いです。
このデッキはレベル4モンスターが並びやすく、結界像も加えた後に春化精やP召喚で出力できるので入れ得です。アダマシアの時は入れてたのに忘れてました…。


妨害/捲り/手札コスト確保となんでもござれの強カード。2枚使えたら入れてました。サーチ先のモンスターがこのデッキだと単体で活躍しないため不採用。フワロスを重く見るならフェンリルだけ1枚採用するのもアリだと思います。


持ってないので入れられませんでした…。
ガジェットと誘発しか引いていないというときにガジェットサーチしながらティフォンでお茶を濁すことができます。また、手札に春化精1枚しかない時にもお茶を濁せます。
勝率に直結するかは分かりませんが、勝ちを拾える試合は増える…可能性があります。


ワカウシ展開後に、カカシにチュウサイ、その後場に残ったテンビンとイワトオシで出せます。サーチしたメタルクランチも春化精で出せますし、起動効果の無効持ちですが基本このモンスターが出る場合は過剰展開なので汎用的なマスカレーナでいいと判断しました。


マスカレーナから出せる汎用地属性モンスター。ヴェーラが盤面にいる状態ならリトルナイトではなく、これらを出す余地はあります。
ケルベロスは手札コストが必要な点で相性が悪いので、採用するならコーディネラルがいいと思います(結界像を守れるため)
今回は成功体験を大事にし、謎のGゴーレムを入れてしまいました(マスカレーナで出せない)

リプレイ動画


(気軽に構築記事を書いていきたい!というモチベのため、動画は1発撮り+動画編集無しです。お聞き苦しい点もあるかと思います。すみません)


以上です。
個人的には今後の地属性プールや誘発によって発展性があるテーマだと思いますので、いつか強力な地属性モンスターが実装された時にまた思い出してデッキ構築したいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!

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