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「また明日」は、多分無い

こんばんは。宵待と申します。妖怪です。昼間は人間のフリをしています。




みなさんさよなら またまたあした

作詞:天野蝶 作曲:一宮道子「おかえりのうた」




ーーー


数年ぶりに、中学の同級生と会いました。


皆、姿かたちが変わっても、中身は変わっていないなと思いました。

「また明日」

この一言が成立するというのは、奇跡に近いことなのかもしれない。そうとも思いました。


あの頃は「また明日」で会えたのに、今はそうもいきません。

幹事は誰?
皆、いつ都合つく?
店はどうする?

会うために、いくつもの工程がいります。


久しぶりに会った面々は、見た目が変わっても中身は変わっていませんでした。
あの頃の、中学生のまま。

いい意味でも、その他の意味でも。



「ああ、私たちって『また明日』で、会えちゃってただけなんだ。」


自然と、自分の中で腑に落ちました。



ふと、連絡先を見てみます。

3分の2以上は、何年も連絡をとっていません。

この先も連絡をとっている人は、何人いるだろう?
この先も「また今度」といえる人は、何人いるだろう?

そんなことを思いました。

原因は、すべて宵待にあります。
連絡をマメにするタイプではありません。
環境が変わると、前の環境から気持ちが離れてしまいます。
人との関わりが下手です。

ですので昔から、「あの頃に戻りたい」とか「あの頃は良かった」とかは、ほとんど思ったことがありません。

誰かにいじわるされたとか、何かが辛かったとかそういうことでもないです。ただ、比較したときに、「今の方がいいな」と思うだけで。


しかし、いい機会です。連絡先を整理してみました。
バッサバッサ、どんどんと。

すると、なんだか気持ちが楽になりました。


それと、

「今度、会えない?」

そう、同級生に連絡を入れました。




「いいよ。いつにする?」

さっそく、返信が来ました。





なんだ。
「また明日」って言わなくても、会いたい人にはちゃんと会えるもんですね。





会う日にちを決めて、待ち合わせ場所に行きました。なんだか、ワクワク。

「着いた」と、相手に連絡を入れます。




「いや、会うの明日だよね?」


……?あれ?


「また明日(笑)」

ーー文面には、この文字が残っていました。


まぁ、なんというか……。自分って、妖怪なんだなって、改めて思いましたね(笑)





そういえば、中学の同級生の中で、何人かカラフルな髪をしていらっしゃる方がいました。

私も、赤色とかにしてみようかな……。
ま、私の場合、体の8割髪なんですけど(笑)
となると、キャラデザも変え……ん、んん!失礼しました。な、なんでもありません!




では、今日はこの辺で。
皆さん、よい宵をお過ごしください。