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なぜ統失 第8部「寛解後&非言語 催眠編」(20)統合失調症患者の生い立ち✨『アラサー期』
統合失調症を発症する要因として、
遺伝的要素以外に、
その人の生い立ちが深く関係して居るのではないかと語る人がいます。
僕の親族に、精神的な病を患っている人は一人も居ません。
今回も前回に続いて、
僕の生い立ち、
アラサー期について語って見たいと思います。
前回のお話⬇️
※前回の続きのお話です。
社長からの紹介で、
同じグループ経営の別会社に転職する事になりました。
『新規事業を立ち上げるので手伝ってくれ』
と言われるままに入社を決めたのですが、
いざ入社してみると、
本当にまだ事業は実験段階で、
プラントすらまだ立っていない状態。
この会社の業務は、
昔ながらの職人仕事(ガテン系)で、
メインは工作機械を扱う、
手作業、ものづくりの仕事です。
主に金属加工がメインですが、
他の材質を取り扱った加工も行っております。
(吸収合併を繰り返し、様々な事業を展開しています)
簡単に言えば、
昔さながらのデカい鉄工場です。
定年退職後も再雇用で働く、
お年寄りの従業員達は、
神技級の熟練工ばかりです。
※ここの従業員達もとても気性が荒いです。
戦時中は、悪名高い、
特攻兵器の製作をしていたそうです。
新しく展開する事業(親会社からの業務委託)は、
取り扱う材質は今までに無いものですが、
加工の技術自体は応用が効くのでは無いかと言う事で、
暫くここで、ものづくりのイロハを教わりながら、
サンプルの加工実験を繰り返していました。
幾何か時が過ぎると、
親会社の敷地内に小さなプラントが建設され、
数名の選ばれた「現場猫」達がそこで働く事になりました。
僕と同じく、
中途採用で入社して来た、若手の猫さんばかりです。
とは言ってもプラント内にはまだ何も無い状態。
まずは工作機械の導入からと言う事で、
各地の機械メーカーまで出向いて説明を受け、
夜は楽しい接待を受けさせて貰えました🤭
プラント内に工作機械が搬入されると、
この分野の神職人さんをプラントに呼んで貰い、
様々な技術講習を受けました。
しかし、いざその材質を加工してみると、
熟練工も経験の無い、脆くシビアな物なので、
すぐには親会社の期待どおりの物が出来ませんでした。
※ミクロンオーダーです。
試行錯誤を繰り返しながら、
親会社の要求通りの物が作れる様になるまで、
約2年の月日を要しました。
親会社に納品した物は、
某大手メーカーが試験的に購入してくれていた様です。
ようやく軌道になる目処が経ったのでは無いかと言う時期に、
サブプライムローンの破綻、
(リーマンショック)が起こり、
雲行きが怪しくなって来ました。
暫くすると景気は急速に悪化し、
親会社(一部上場大手企業)は、
事業から撤退する決意をしました。
その部所は解散となり、
残された従業員達は、散り散りに、
別の職種の現場へと飛ばされて行きました。
正直に言うと、
ここでの試行錯誤の仕事、
超が付くほど楽しい仕事でした!
なんせ、依頼された設計図通りの物さえ納品出来れば、
あとは全て自由にやらせて貰えましたから☺️
※親会社も偶にしか視察に来ない。
個々の従業員達も、
筋金入りの「現場猫」さんばかりなので、
ここではとても語り切れ無いれない程、
面白おかしい「現場猫事案」も山ほど発生しました。
親会社に報告すると大問題になってしまうので、
バレない様、
仲間内で隠蔽工作を図る事になります。
ノリの良い、気の合う楽しい仲間ばかりでした☺️
※実は損害賠償問題に発展した事案もありました。
発症(統合失調症)時まであと約1年位。
次回は、
統合失調症患者の生い立ち「完結編」です。(多分)⬇️