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なぜ統失 第6部 「長期入院編@3回目」⑫開放病棟の給食。

前回のお話⬇️

開放病棟には、

食事の時に座る椅子と長机が置かれていません。

代わりにテレビを見る時に座るソファーが置かれています。

患者さんは開放病棟の中で食事を取らず、

朝昼晩の給食の時間には、

看護師さんに連れられて、

7階の開放病棟から、

2階の食堂まで、

エレベーターで移動をします。

開放病棟に移って始めの一週間は、

看護師さん達が、

僕の顔を覚えないといけないからという理由で、

病棟のソファーに腰掛け、

一人で食事をする事になりました。

始めの一週間は様子見で、

まだ病棟の外に出ても良いとの許可が降りていないので、

看護師さんが顔を覚えないといけないからと言うのは、

説明するのがめんどくさいから適当に付けた患者さん向けの理由でしょう。

食事中に声を掛けてくる患者さんが居ないので、

この一週間だけの一人の食事の時間はとても快適でした☺️


一週間が経ち、

他の患者さんと同じ様に、

2階の食堂で食事を取る事になりました。

(同時に外出の許可も頂けました)

車椅子や乳母車の患者さんが多いので、

下の階の食堂の階まで、

エレベーターが何往復もする事になります。

エレベーターの前で長時間待たされる事にとても苦痛を感じます。

自分の足で非常階段を降りる事が出来る患者さんは、

階段で食堂まで行っても良い事になっていたので、

階段で食堂まで降りる事にしました。

この時、まだ30代前半でしたが、

長い入院生活で、

めっきりと体力も落ちてしまい、

急な非常階段で7階から2階まで降ると、

ぜぇぜぇ、はぁはぁ、

息が切れ切れになっていました。


食堂はセルフサービス方式となっていて、

自分でお盆とおかずが注がれた皿を取り、

それぞれ適当な空いている席に座ります。

開放病棟とは違い、

食堂の看護師さんは、

患者さんが残した給食の量のチェックをしていません。

閉鎖病棟では給食を多く残すとお仕置きがあります。

【閉鎖病棟の給食⬇️】

僕は薬で太ってしまった、

だらしない身体を何とかしたいので、

看護師さんも残した量をチェックしていないし、

ここでこっそりと、

ご飯を半分くらい残す事にしました。

売店でお菓子を買って食べるのもなるべく我慢をしました。

頑張ったおかげで、

今回の入院期間中にちょっと痩せる事が出来ました。


僕は、生まれつきの、

異常な早食い人間なので、

何時何処でも、いつも一番に食事を食べ終わります。

自分としてはゆっくりと食べているつもりなんですが、

他の人達から異常な早食いだと言われます。

食事を食べ終わって、

また、非常階段を登り、

開放病棟に戻ると、

ゼェゼェ、はぁはぁ、

疲れ果てて、

息も切れ切れになっているので、

すぐにベッドに寝転がり、

息を整えながら、

ゆっくりと食後の休憩を取っていました☺️


次回へ続く。





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