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東南アジアで過ごしたこの1ヶ月半

ワーホリを終えて、帰国しました🇯🇵

そして、NZを出てから約1ヶ月半はインドネシア、フィリピン、ベトナム、カンボジア、タイ、マレーシアの東南アジアにいました。

この1ヶ月半、東南アジアで過ごしてたくさん考えさせられることがありました。

発展が進んで、高いビルが建ち並ぶ一方で、そのビルの下では裸足で物乞いをする子供たちがたくさんいて、急速に発展している裏ではそれに置いていかれる人たちもいてどんどん貧富の差が広がっているんだなと。

日本では見たことがない光景なので、すごくショックで、「この子達は学校に行けてるのかな」「読み書きはできるのかな」と色々考えました。

食べ物やお金を譲渡することはできても、それは一時的なことに過ぎなくて、本当にその子たちに必要なのは持続的な支援。
こういう時に今の自分は何もできないんだなと思い、自分の無力さにがっかりします。

日本ではあまりそういう光景を見ることはないですが、前に読んだ本に「日本では見えない貧困が進んでいる」と書いていて、とても納得。
周りの人も気付きにくく、国からの援助や周りの人からの援助を受けにくいので、とても深刻だと思います。

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この1ヶ月半は、各国の色んな歴史的建造物を見に行きました。
海外の歴史的な場所に行くと、違う角度で日本を知ることができます。
歴史の授業では習わないことも知ることができます。
それは、日本が外国で行った悲惨な事実です。

日本が太平洋戦争中に東南アジアのいくつかの国を占領していたことは知っていましたが、そこで日本が何をしていたのかは知りませんでした。
でも、海外には日本が行った悲惨な事も記録されています。
フィリピンで行った要塞の跡地には、日本が占領していた時にフィリピン人を虐殺していた地下牢がありました。

日本が被害にあった歴史は学びますが、日本が加害側の歴史はあまり学ばないので、自分で学ぶしかありません。

そういった歴史があっても、それでも東南アジアは親日家といわれる国が多いのは、日本が敗戦から復興した後、東南アジアの支援をずっと続けているからなのかなと思います。

フィリピンの空港や大聖堂、カンボジアのアンコール遺跡群のバオヨン寺院には、日本の国旗が記されていました。これは、日本が多額の寄付や建物復旧の支援をしたからだそうです。

フィリピンの大聖堂で出会ったフィリピン人の人は、「ミスター安倍はフィリピンにたくさんの手助けをしてくれたし、フィリピンにも来てくれていた。だから亡くなったときはフィリピンでも大きくニュースになったし、とても悲しいよ。」と言っていました。

日本が行った悲惨な事実は消えませんが、日本の先代たちのこういった支援が今の東南アジア各国との良い関係を築けたんだなと。

行く国々の歴史を知ると、また違った気付きや発見があって旅がさらに楽しくなります。
そして旅をする上で、その国々の歴史を知ることは、その国へのリスペクトでもあるなと思いました。

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東南アジア各国をぶらぶらと歩いていると、国旗がいろんなところにあります。

8月31日はマレーシアの独立記念日だったので、
色んなところに所狭しと国旗が掲げられ、当日も、24時を回ると同時に花火が打ち上がり、朝にはパレードが行われていました。

国旗があるのはこの日に限った話ではなく、普段からも道路や商業施設、ガソリンスタンド、レストラン、一般の民家にも国旗が掲げられていて愛国心を感じます。
自分たちの国を誇りに思い、大切にしているその愛国心がとても素敵でした。そしてかっこいい。

日本には、そういう愛国心があまりないように思います。
私も一年前までは日本についてさえもあまり考えたことがなかったです。

でも、日本も昔は、みんな強い愛国心があったんじゃないかなと、勝手に想像してみたりしました。
そうじゃないと、敗戦後、焼け野原しか残っていなかった日本がたった数十年で先進国になれたはずがないよな、と考えたりも、してみたり。

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海外に行ってみて、本当に気付くことが多すぎます。
自分のちっぽけさにも。
そして、世界は広いと何度も思わされます。

世界は広い

だからこそ、いろんな文化、言語、食べ物があって、いろんな生き方もあります。

改めて、
これからも自分の心がワクワクする方に向かって生きていきたいな、と思いました。

そして、周りの人を幸せにできる人に。

今回の旅は、母もフィリピンに一緒に行き、十数年ぶりの海外で、すごく楽しそうでした。

フィリピンは物価も飛行機もホテルも比較的安いので、ワーホリで貯めた旅資金で母を連れて行くことができました。
少しずつになるかもしれないけど、親孝行というものをしたいです。

学生の間、またバイトを頑張って国内旅行か海外に父と母を連れて行きたいなと。

そして、綺麗な景色を見たり、美味しいものを食べると、そのたびに、これ友達に見せたいな、これ喜ぶだろうな、と考えていました。

そういう時に思い出す人たちを大切にできる人になりたいです。

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これからもいろいろな所に行って、いろんな人に出会って、たくさんのことを学んで、自分がどうなっていくのかが楽しみです。

この6カ国で、現地の人との出会いもあり、一つ一つ書いていったら書ききれないぐらいです。
でも、全部全部覚えています。
それぐらい濃くて、心に沁みる出会いでした。

日本人の方たちとも出会って、一期一会を感じました。
日本では住んでる場所も年齢も違う、絶対に出会わないはずのに、海外で出会えるのってすごい。

人との一期一会もあって、見たことない景色を見て、初めて知ることもあって、自分の無知さが原因で非効率すぎる旅になったりもするけど、それも含めて旅は楽しい。

東南アジアの虜になりました!ありがとう。












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