”お正月ベルト”「DXヴラスタムギア」があまりにもトリッキーすぎる
4年の時を経て、“お正月ベルト”が遂に復活!!
その名もヴラスタムギア!!
ガヴホイッピア発売直後にまさかの単品売りケーキングが出るなど、もう商品展開に予想が全く歯が立たない仮面ライダーガヴの玩具から遂に3つ目の変身アイテムが登場した。
サイコウドライバーから約4年ぶりとなる発売直前情報解禁からの年内ギリギリ発売の変身ベルト文化が突然帰ってきたのだ。
そんなサプライズの興奮と、年末年始のテンションでまんまと買ってしまったヴラスタムギア。
買ってすぐ後悔するかも。。と少々構えていたが、思いのほか手応えのあるベルトだったので自分が気づいた点を話していきたい。
今回は箱の大きさは比較的小ぶりで、他のガヴ玩具と大まかなパッケージのデザインは揃えてきている印象。
これはゼロワンの時に思い知ったのだが、個人的にこういった1作品の変身アイテムの同デザインのパッケージを3つ以上揃え出すと、次のベルトも(出たら)買わなくては、、と謎の使命感に駆られるようになる
非常に危ない
どっプリンゴチゾウ
実際に手に取ると写真やレビュー動画等で見るよりかなり
“そのまんまプリン”。
お菓子的な雰囲気の“概念”に近い通常のゴチゾウと比べて、蓋部分にあたる天面のデカデカとした海外風のパッケージや、クリアパーツとその内部のプリンのパーツの二重構造が凝っている。
サイズ的にもリアルで普通に駄菓子にありそうなリアルプリンである。
(余談だがケーキングがショートケーキをそのまま模している様に、強力なゴチゾウになるほど、これまでのお菓子の概念的な形状の通常ゴチゾウと違ってより元になったお菓子のリアルな原形に近づいていく法則でもあるのだろうか…)
ヴラスタムギア
青をベースにオレンジ、黄色とリバイスやエグゼイドばりに奇抜な色使いだが、今回もしっかりとデザインとしてまとまった印象を受ける。
変身ベルトガヴやヴァレンバスターに共通する様にヴラスタムギアにも中央にシルバーの“ワンポイント塗装”が施されている。
この塗装によって奇抜なデザインも一気に引き締まった印象に。
(加えて実はベルト中央とレバーの根本部分の矢印が赤でさりげなく塗装されているという謎のこだわりが見受けられる。本当にさりげない…)
ぷるぷるギミック採用!
パッケージで謳われている“ぷるぷるギミック”が中々いい
レバーを倒したり、本体を揺らしたりするとプリンを模した内部のクリアパーツがバネによって震える。
なんだろう、この形容出来ない良さというか絶妙なプルプル感が変な好奇心をくすぐる感じ
言わずもがなこのプリン部分がこのベルトの中で1番開発者のこだわりを感じる部分である。
またプリンのカラメルを模した部分の(おそらく)塗装が、いちご味ゼリーのゴチゾウ(ぷるゼリーゴチゾウ)をセットした時には発光色が変化することによっていちごソースの様に見えるから芸が細かい。
ちなみにヴラスタムギアはベルト単体では自立というか、しっかりと置くことは出来ず、レバー側に傾いてしまう。
しかしながらレバーを倒すことによって(変身後状態にすることによって)机と水平にいつも通りに置くことが出来る。
これによってベルト台座等の補助的ツールを使わずとも自然に変身ベルトガヴ等と一緒に飾ることも容易だ。
ヴラスタムギアが情報解禁された際、そのレバー等のギミックからスクラッシュドライバーを思い出す特撮ファンも多かったようだが、個人的にざっと比較してみた感じではヴラスタムギアはスクラッシュドライバーとは似ても似つかないレバー操作感がある。
ヴラスタムギアはレバーを操作するとカチッカチッとしたクリック感が上と下にあり、このレバーの感触はこれまでの変身ベルトではまだ感じたことの無い新しいものであった。
余談
どっプリンゴチゾウは変身ベルトガヴにも対応している。
通常のゴチゾウと比べてかなり独特な造形をしているにも関わらず、変身ベルトガヴから一点の強力な発光を、どっプリンのクリアパーツ内の光の反射によって全体的に光らせているところが良き
ライダーガシャットの際に用いられていた発光の拡散ギミックを思い出す。
おわりに
またもや“ドライバー”と名のつかない、ガヴ特有の変身アイテムが増えた。
変身ベルトガヴは玩具仕様こそ例年のドライバーと変わらないが、本編設定的な話も交えると装着ではなく直接腹にあるので例年の様なドライバーではないし、ヴァレンバスターは変身銃だ。
対してヴラスタムギアは腰に装着して変身する例年のドライバーに今のところ最も近いタイプだが、玩具的にはベルト本体に直接ベルト帯を通すタイプで、かつヴラスタムギアという名前のようにドライバーとはなっていない。
意地でも例年タイプのドライバーを出させないぞという意地のようなものが見え隠れするようなしないような。
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