自費慈悲出版論:09
自費慈悲出版論:09
自費慈悲作家の編集術
背景を4話ずつ微妙に絶妙に変えて来ましたが
もっとサンプルが眠っていることに気付き
惑惑、動悸動悸しながら原稿完成の時を待ちます。
ワクワクする、ドキドキするの漢字は
惑惑すると、動悸動悸すると習ったのですが
言葉遊びの範疇を超えられているでしょうか?
言われてみれば「惑惑」「動悸」×2=雰囲気ある表現です。
慈悲という文言を敢えて使用している理由があって
僕は稼得で書籍を制作している訳ではありません。
障害年金や両親への借金を骨子にして
出版費用の多くに充てているのです。
事実、年金を貰っていない時期は
3Kなんて当たり前の労働環境に毎日通いました。
一般就労と呼ばれる環境でも
障害者であることは直ぐに明るみになり
白い眼で見られ、時には苛めにも遭遇しました。
それも踏まえて慈悲ならば
僕の作品が昇華してくれたら、それでいいと思っています。
賞レースに勝てないと諦めてはいませんが
三冊とも自費慈悲で来たのは
契約の向こう側にある大変さを知っていたからです。
正直言うと、要らない編集もありました。
マニュアル通りに助言したつもりでも
僕の物語には風景描写も、外見描写も要らなかった。
あつらえ向きの宿題みたく出題して来たけど
実際、テンポやリズムがもたつき
本来の流れではないことは明白です。
改訂版はテコ入れ前の原稿をBASEに使用しました。
「大吉」と出るか?「大凶」と出るか?
これこそが運の外見描写……?