B@CK HΦME S6:02
水湊「今日からだって挑めるじゃない!
桜時くんが情熱を傾ける、戦隊モノで創作はできないの?」
桜時「好きだから、時々書いてるよ。
でも、どんなに表現を研ぎ澄ませても、
映像作品のクオリティの上をいくことは叶わない……」
水湊「好き過ぎる故に、抱く理想が高いのよ。
製作チームが予想もしてなかった5人を、あなたの脳内で鍛え上げて!」
桜時「未来虹ちゃんの表現が鋭敏で、
一見簡単に思えるけど、作品は読者にも責任を委ねる。
色すら描かない読み手が、最強の5人を操れるだろうか?」
水湊「読者をもっと信頼してあげて欲しいわ。
世界中でたった独りでも、私はあなたの作品の理解者であり続ける。
最強の5人は、私の脳裏にも息づくのよ?」
桜時「未来虹ちゃん、君って……」
水湊「ねえ、早速、5人の雄姿を縁取っていきましょうよ。
桜時くんは、どんなレッドをリーダーに据えたいの?」
桜時「宮本武蔵を彷彿とさせる、二天一流の達人がいいと思ってるよ。
超合金ロボに搭乗しなくても、
戦乱を鎮めることができるくらいの、圧倒的な正義!」
水湊「勇ましくて、とても魅力的だわ。
ブルーはどんな戦闘スタイルなの?」
桜時「光線銃の使い手、かな。
射程圏内の敵は1000%撃退できる様な、絶対的な命中力」
水湊「無くてはならない戦力ね。グリーンはどんな?」
桜時「大斧の名手。大味な一撃だけど、確実に敵対戦力を削いでいく」
水湊「紅一点のピンクは、どんな活躍を?」
桜時「窮地もひっくり返す、癒しの棍棒。
回復の理力が、戦況を激変させるんだ」
水湊「ブラックにどんな期待を?」
桜時「鋼鉄も貫通するような怒りの鉄拳。体術のスペシャリストだよ」