B@CK HΦME S2:15
Chapter:16
27:充電ジレンマ
作詞作曲:日々輝海堂
ボクのスマートフォンはSH507
バッテリーが1%だから、
プラグに刺された状態じゃ無いと機能しないんだ。
鎖につながれた愛犬みたいだ、笑っちゃうだろ?
歌唱:新生VitamineCstarZ
吉井桃香 Yoshii Momoka
「今の瞬間に呼吸していれば終わってないのか……」
川津由芽 Kawadu Yume
「始まれば終わる、綾戸智恵さんの名言」
華村桜子 Hanamura Sakurako
「桜の散り際も、終わりの美学だよな」
似鳥真花 Nitori Ichika
「充電というテーマが小宇宙を描きましたわね」
FULLに充足したスマートフォンも
充電プラグを抜いた刹那から 退化が進行する
雨粒を落とさない保証がある青空は存在しないし
口の中で永久に存在維持できるキャンディーも無い
「終わりの美学」と括れば それなりにさまにはなるが
受け容れるには覚悟も必要だ
アタシの命も有限と教えられた
終わりがくることが明らかなら
終わっていない「今」に 輝いておかなきゃ!
桃香「END OF THE WORLDと言う
BANDの存在を思い出す」
由芽「始まれば終わるって意識を常に胸に抱けば、
肩の荷が降りますよね!」
桜子「散り際の儚さ、けじめ、美しさを極めた
『桜』の字を纏いし女だもの」
真花「アタクシの花の字も、
桜子さんの思想を兼ね備えると思いたいですわ」
28:メンタル・ウィークポイント
作詞作曲:日々輝海堂
思いやりのテープが可視化出来たら
心のヒビが修繕出来たら
もっと人の痛みが理解出来るヒトが増えると思う。
君たちは、ボクの心のヒビは見えるかい?
歌唱:新生VitamineCstarZ
吉井桃香 Yoshii Momoka
「海堂センセ、辛い過去があったりしたん?」
川津由芽 Kawadu Yume
「悩みを聞くと、その人の痛みを共有できますよ」
華村桜子 Hanamura Sakurako
「根性論、アタシは大反対!」
似鳥真花 Nitori Ichika
「100万の病み人に 歌を届けたいですわ」
些細な一言で 心が壊れる人たちがいる
根性論で片付けたがるオトナも 社会には存在する
心の病は100万人規模に蔓延していると見聞きした
アタシの心に亀裂が入ったとき
根性論の一撃に粉砕されてしまうのだろうか?
ウィークポイントと自覚できたなら
守り抜く防具を築け!
自衛の盾は 自分自身で強化しないといけないみたいだ
君の心の亀裂を見つけたら その継ぎ目に貼る
思い遣りのテープを 探しにいくよ
桃香「自衛の盾を築くには、それ相応の傷心を覚えないと無理なのかも?」
由芽「この4人が、支えるスタッフが、共に護り合うCREWだと信じて」
桜子「日々輝海堂先生、一人の人生譚から、様々な歌詞が生まれているね」
真花「思い遣りテープは可視出来ないとしても、必ず存在する筈ですわ!」