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殺戮幸子VS四天王編:12

殺戮幸子VSヴォルフガング

身の丈ほどある刀身を構えて、脳天割と袈裟斬りを見舞う。
ソウル振る、SOUL FULL.
可視できなかったが、魂魄を捉えた感触はたしかに。
「ぐふっ、それでいい、それで……」
「ねぇ、本当に大丈夫なの?」
敵将ながら身を案じてしまう。魂魄を斬ることと歌の因果。
「ボクの身体にはたくさんの英霊が宿っているんだ」
英霊が、宿る?
「それを英霊模倣空間の」
「アイネクライネナハトムジークで一時的に保護するんだよ?」
(英霊が憑依した状態だったのか。魂魄斬りで憑依の一旦解除!)
「ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー」
「ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル」
「ヨハン・セバスティアン・バッハ」
ロシア音楽(バレエ、ピアノ協奏曲)のチャイコフスキー。
愛の歌、アリア(オペラ、オラトリオ)のヘンデル。
「平均律クラヴィーア曲集」オルガン、教会のカンタータのバッハ。

「ジュゼッペ・ヴェルディ」「リヒャルト・ワーグナー」
「フランツ・シューベルト」
レクイエム(和声と管弦楽の書法を洗練化)のヴェルディ。
叙事詩「ニーベルングの指輪」のワーグナー。
イタリア音楽とドイツ音楽の融合(瞑想的)のシューベルト。

「ヨハネス・ブラームス」「ロベルト・シューマン」
「ストラヴィンスキー」「ムソルグスキー」
交響曲と協奏曲の対位法と動機付けのブラームス。
ロマン派、ピアノ音楽、歌曲、管弦楽曲のシューマン。
火の鳥、ペトルーシュカ、春の祭典のストラヴィンスキー。
展覧会の絵のムソルグスキー。
ストラヴィンスキー:
三大バレエの作曲者と讃えられた彼、強力な敵将だった。
ムソルグスキー:
模倣絵画のような戦法模写、殺人格闘家ReNの好敵手。

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