B@CK HΦME S2:09
Chapter:10
15:インディー・ケミストリー
作詞作曲:日々輝海堂
「レトルトカレー」+「焼きビーフン」我が家のB級グルメ。
ヒントはBRUTUSの秋元康さんのコラムから。
実際に作って食べるけど、塩分が高そうなイメージだよ。
歌唱:新生VitamineCstarZ
吉井桃香 Yoshii Momoka
「パンチが利いた、味自慢だね」
川津由芽 Kawadu Yume
「何気無い日常の足し算ですね」
華村桜子 Hanamura Sakurako
「炊事マスターの先生は、新メニューまで発明か」
似鳥真花 Nitori Ichika
「家庭の味+家庭の味=ケミストリーですわね」
スパイシーチキンカレーを
これほどまでに有効利用した日本人は
有史に名を残している?
焼きビーフンの上にルゥをトッピングした日から
台所では、華やかなる化学変化が巻き起こっていた
皿うどんにも同じ要領で
化学変化を試みる 唯一無二の料理が
テーブルで誇らしげに存在をあらわに
☆☆☆と認定されなくても
驚くレシピは家庭から生まれる
食は「生」をつなぎ「幸」を増幅させる
「美味しいね!」あなたが笑顔で箸を動かすから
明日も真剣に 材料と対話しようと思う
桃香「カレールゥと米粉麺の数奇の出逢い」
由芽「カレーヌードルは普通にありますね」
桜子「4人で料理する機会があったら……」
真花「コロナ禍が許してくれるのかしら?」
VCZ歌詞ミーティング3 総括
桃香「アタシはお色気担当の小学生に一票よん」
由芽「私はカレービーフンに興味があります!」
桜子「掃除機ヘッドの変態さんに決まりよね!」
真花「獅子村辺りがアイドル路線じゃなくて?」
海堂「5パターンあって、全員重複無しも珍しいね。
了解、今回の歌詞ミーティングは保留にさせてもらうよ。
又、期間を置いて会合を開かせて欲しい。
本日分の歌詞は持って帰って貰うから気づきがあったり、
候補変更の際は遠慮なく言って下さい。それでは、解散!」
16:拝啓! ウルシバラさんへ……
作詞作曲:日々輝海堂
愛を込めた地方局員イジリ。
彼は国営放送所属だから、全国展開も夢じゃない?
歌唱:新生VitamineCstarZ
吉井桃香 Yoshii Momoka
「爽やかな朝に元気、貰ってるよ!」
川津由芽 Kawadu Yume
「優しい笑顔のウルシバラさん、心癒されます」
華村桜子 Hanamura Sakurako
「毎朝、気分を整えてくれる、彼独自の折り目正しさ」
似鳥真花 Nitori Ichika
「上品な雰囲気で、一日を迎えられる声の存在感」
オフィスに向かう前に
ローカルニュースで天気予報の確認
折り目正しく 誠実な瞳で
ウルシバラキャスターが原稿を読み上げる
群雄割拠な世界らしくて
毎日 違う顔ぶれと、液晶越しに目が合うけど
ウルシバラさんの回に当たると
射手座の運勢が1位の時より嬉しいかも?
超大型台風警報中の今日は日曜日
ローカルニュースはお休みの日だ
明日の仕事はどうなるんだろう?
カーテンを半分開けると
民家の木々が フラワーロックを気取ってた
桃香「ウチ等とウルシバラさん、どっちが早く全国区に?」
由芽「地方局員にも、そこで開花する意味があるのでは?」
桜子「でもさ、もっと知って欲しいじゃん、彼のことをさ」
真花「アイドルみたいに総選挙があるなら清き一票を彼に」