スマートメーターを拒否した
前の記事で、フーコーが予言した管理社会の到来にどう具体的に抗うか、みたいなことをえらそうにウンコをしながら書いてしまいましたが、それに関連して、ちょっと思い出したことを書いてみたいと思います。
実は最近、立て続けに、電力会社とガス会社がメーターを取り替えると言ってきたので、なんか変だなと直感してしつこく話を聞いてみると、スマートメーターに取り替えたいという話だとわかり、草の根正義マンをやっている超絶美女である私としては民衆を導く自由の女神となるべく怒り狂ってスマートメーターへの取り替えを拒否りました。
怒り狂ったと言っても、怒ったのはガス会社に対してだけで、電力会社にはそんなことしませんでした。ガス会社に怒ったのは、こそこそ嘘を付いて取り替えようとしてきたからです。うちの地域のガス会社は、問い合わせてもスマートメーターに替えるということをなかなか言わず、本当に胡散臭くてびっくりしました。こういう連中っていったいどんな教育受けてきたんでしょうか。ゴロツキ以下のウジ虫みたいな連中です。
インフラ系に就職するやつって私の周りにはろくなやついませんでした。公務員とか、インフラ系とか、単に安定を求めてる人間ってろくなやついないような気がします。ロボットみたいな人間になることを要求される会社に就職して何が楽しいんでしょうか。私はイノシシの皮をかぶってどんぐりを拾うような生活を理想としていますので、こういうやつらはいずれ必ず滅ぼす必要があると思います。詳しくは村上龍のコインロッカーベイビーズを読んでください。
で、話をもどしますと、電力会社も説得にきたんですが(拒否ると担当者が家まで説得にくるのです。ガス会社もです)、わりと納得して帰っていきました。これはおそらく私が絶世の美女だったからだろうと思います。私は映画「酔拳」のソカシが住んでたような豚小屋みたいな家に住んでいるのですが、そんな小屋から驚くほどの美女がでてきて、スマートメーターの取り付けを拒否する理由が、ミシェル・フーコーが警鐘を鳴らした管理社会の到来への危惧、だと言われたらあなたならどうしますか?これはもう、わかりました、と言うしかないでしょう。
そんなわけで、うちにはスマートメーターは付かないことになりました。詳しく言うと、送信機を取り付けず、電波を飛ばすことはしない、ということのようです。メーター自体は法定で取り換えが義務のようです。で、こういうことをやるのは結構な正義マンなのでお勧めはしませんが、芥川龍之介が言ったように、こういうのって「ぼんやり」とやってくるんだと思います。私は芥川龍之介も好きなので、彼に習っていちいち正義マンやってるわけですが、芥川龍之介だけが正義マンやってたって意味がなかったように、私だけがやってたって意味ないんです。
ということでみなさんもやってください。
おわり