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【スプラ考察】ナワバリなんて30秒ゲー

 どうも、ワイコラナワバトラーのライノです。ナワバトラーだと別の意味になるか…。
 以前というか初期も初期にナワバリバトルの記事をアップしました。

 他の記事でもちょくちょく言っていますが、私はナワバリが大好きなんです。そんな私が気になっている言葉。

「ナワバリなんて30秒ゲーでしょ?」

 この言葉、皆さんも耳にしたことがあると思います。果たして本当にそうなのか。このことについて私の考えをお話していきます!

 超個人的意見なので、異論は認めます!(笑)


1.結論

 はい、いつもの通り結論からです。そしていつもの通り、曖昧な答え方をすることでしょう。

結論:ナワバリバトルは30秒ゲーです。だけどそれ以外も重要です。

 …案の定。いつものやり口です。


2.「30秒ゲー」の意味を考える

 「30秒ゲー」という意見について、否定するつもりは全くありません。ナワバリバトルにおいて、ラスト30秒は本当に大事だと私も考えているからです。このラスト30秒で簡単に逆転が起こるからですね。ラストのキルやデスによる塗りは試合に大きな影響を与えます。

 ラストの塗りがなぜ大きいのか。理由は2つあります。

①塗った後に塗り返されない

 ラスト30秒でキルを取り、人数優位を作って塗りを広げたとします。その塗ったエリアを、相手は塗り返すことができずに終了します。ラストに塗った場所がそのまま勝敗を決するカウントになります。(多少塗り返されるかもしれませんが。)

②相手の塗りを奪える

 ラスト間際に塗ると言うことは、相手の塗りを塗り返すことが多くなります。何もないところを50P分塗った場合、それは単純に50Pのプラスとなります。しかし相手の塗りを塗り返した場合、それに加え、相手の50Pがマイナスになるのです。
 つまり、同じ50Pの塗りでも倍の100Pの効果が生まれます。この考え方が後々重要になってきます。

 このことから、ラスト30秒のデスは命取りとなってくるんですね。それにより、「結局30秒ゲーでしょ」という話に落ち着くわけです。


3.ラストまでは意味が無いのか

 ここからが本題です。ラストの30秒が大事とお伝えしました。30秒で逆転が簡単に起こるとも。では、30秒以外はどうでもいいのか。いや、違います。

「ラスト30秒ゲー」=「ラスト以外は重要ではない」と考えてしまうことが問題なのです。ラストは大事ですが、そのラストを十分に生かすための2分30秒も非常に大事なのです。

「ラスト30秒ゲー」=「ラスト30秒に備える」

 「ラスト30秒ゲー」だからこそ、その30秒に対しての準備をしっかりと整えるべきなのです。


4.有効塗りを稼ぐ

 有効塗り?初めて聞く方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、私が今考えました(笑)

 有効キルは聞いたことありますよね?カウントを進めるキルのことです。キルをいくら取ってもカウントに影響しなければ意味が無いというお話ですね。有効塗りはその塗り版と思って下さい。

 ナワバリにおいては、塗ることで勝敗を決します。当たり前ですが。
つまり、勝ちに直結する塗りと、意味の無い塗りが存在してくるのです。

 ざっくりですが、最終的にポイントとして残る塗りや、仲間にいい影響を与える塗りが有効塗りと考えてもらって結構です。有効塗りの逆は無駄塗りとでもしておきましょうか。


5.無駄塗りとは

 有効塗りをご説明する前に、無駄塗りからさくっと言っちゃいます。無駄塗りとはどんな時に生まれるのか。

①相手との塗り合い

 例えば100Pのマスがあるとして、これを相手と順番に塗りあったとします。こちらが塗り、相手が塗り、こちらが塗り、相手、こちら、相手と3往復した場合を考えてみましょう。
 こちらは全部で300P分塗った訳ですが、最終的には相手の100Pで試合が終了してしまいます。こちらが塗った300Pは全て無駄になってしまったということです。

 もちろん相手と対面する中で、キルを取る為にどうしても塗りを発生させなければいけない場面はありますので、塗り合いをしてはダメだということではありません。あくまで、結果を見た場合のお話です。

②雑塗り

 スペシャルを溜めたい方が良く取る行動ですが、インクを待ち散らしながら塗るアレです。まばらに塗ってしまうと、その後隙間を塗り直す際に塗りかぶりが増えたり、移動範囲が増えるため、全体で見ると塗り効率が落ちます。

③試合早々の前線の塗り

 試合早々に飛び出して行って、前線で戦う方をよく見かけます。悪いことではないですが、効率的な観点から見ると非効率だと思います。
 前線に出て行って中央付近を塗るとします。中央付近は簡単に塗り替えされてしまうんですね。そこでキルを取り続けてたとしても、0デスで完封できる試合はそう多くはありません。デスをした瞬間にあっという間に今までの塗りが無駄になってしまいます。

 また、前方に飛び出した場合、自陣側の塗りが甘くなります。こちらは放置する、塗りに戻る(デスした際に塗ってから前線に上がる)の2択となります。
 放置した場合は、キルを取り続け、よほど前線を上げられない限り勝つことは難しいです。塗り直した場合は、試合中盤から後半にかけて前線に人が不足する状態となってしまいますので、前線を押し上げられるリスクも高まります。 

④塗れないキル武器

 塗りが弱い武器で頑張って塗り続けたとします。相手のほうが塗り力が高いとします。そうするとポイント差は開く一方です。塗り自体は無駄ではありませんが、塗っている時間自体が無駄になってしまう可能性を秘めています。
 また、無駄塗りとは若干話がズレますが、このようなことも起きます。

 こちらは塗りが弱いキル武器です。相手はキル力が弱い塗り武器です。
こちらが100P塗る間に相手は200P塗りました。そこでキルを取り、もう50P塗ったところで相手が復帰しました。こちらが150Pに対して相手は200P。はい。塗り負けてます。
 キルを取っているから塗りなんてどうでもいいだろうと高を括っていると、こんなことも起きてしまいます。決してキル武器が悪いと言っている訳ではないのであしからず。


6.有効塗りをしよう!

 いよいよ有効塗りについてです。先ほどの話で、相手に塗り返されることで塗ったことが無意味になってしまうとお伝えしました。最初にも塗り返しは効果が倍になるとも申し上げました。
 つまり、塗り返されやすい場所の塗りは意味が無くなってしまう可能性が高いということです。裏を返せば、相手が塗り返しにくい状態にすれば有効塗りになると言うことです。
 同様に、相手の塗り効率を下げる塗り方や、味方の塗り効率を下げない塗り方も有効塗りとなります。

 具体例を挙げていきます!

①自陣塗り

 相手が入りづらい場所の代名詞ですね。ここは塗り返しが最も起きにくい場所です。そのため、自陣は可能な限り丁寧に塗っておくことが重要です。1回塗ったらもう塗り返されないのですから。

②隅っこ

 隅っこ。端っこ。ステージの中央の隅や通路の脇は塗り返しをしづらいです。特にこちらの前線と相手の前線がぶつかる場所では、隅を塗り返している隙にキルを取られてしまいますので、悠長に塗り返すヒマが無いのです。
 塗りづらいならこちらも同じ条件じゃん!と思いますよね。その通り。ですので、塗りをするタイミングには注意が必要です。

・真っ先に中央付近の隅を塗る
これは私もよくやります。試合開始直後は自陣塗りから始めることが多い為、相手の出方がゆっくりなことが多いです。中央付近ががら空きなんですね。ステージの端を塗りながら前に出ていき、中央付近の塗りづらい部分を安全なうちに塗っていきます。大体その辺りでスペシャルが溜まるので、相手にアメフラシ(ワイコラなので)を投げつけて、さらに端っこの塗りを広げます。その後リスポーン地点に帰って自陣を塗り直します。無駄塗りでお話したとおり、前にでて中央付近を塗るだけでは簡単に塗り替えされてしまいます。キル武器の方にもおすすめですが、前に出た際は相手の塗りづらい部分を優先して塗ると効果的です。また、中央を真っ先に塗りますが、ある程度のところで見切りをつけて自陣側の塗りをしましょう。あくまで自陣側の塗りは試合の前半に終わらせる気持ちで臨みます。

・キルを取ったら塗る
 無駄塗りでお話したキル武器の方におススメです。キルメインですから、塗りに割く時間は少ないと思います。その時間でどうするか。キルを取ったらその付近は一時的に相手がいなくなるわけですから、その隙に端っこを塗っておきます。真ん中を塗っても結局塗り返されてしまいますので、それはもったいないですね。
 キルを取ったら前線を上げるために前に塗りを広げたいのも分かりますので、全てが悪いわけではもちろんありませんが、少し意識するだけでも変わります。

③固め塗り

 雑塗りの反対で固め塗りです。自陣から塗り広げを行う際は、範囲を区切って塗っていった方がいいです。これは塗りがそこまで強くない武器に向いてますね。
 あちこちばらばらに塗ってしまうと、その後塗り直す範囲が広がってしまい、塗り効率がかなり落ちます。スペシャルを溜めるときを思い浮かべてください。わずかな隙間を塗っていっても全然ポイントが溜まらなくないですか?塗り残しを塗る作業はほんとに効率が悪いんです。

 ちなみにワイコラ目線でお話させていただくと、まばらに塗ってあっても全く塗ってなくても、そこを綺麗に塗り終わるのに掛かる時間はほとんど変わりません。

④雑塗り

 えっ?どっちなの?

 はい、先程の固め塗りは自陣側の塗りに有効でした。こちらの雑塗りは相手陣地を荒らす時に有効です。相手陣地を荒らす際は、まばらに広範囲に塗ったほうがこちらの塗り効率は良いですし、反対に相手の塗り返しの効率は落ちます。先ほどのことが相手側に起こるんですね。アメフラシ、デコイチラシなどのスペシャルもかなり有効ですね。相手が悪効率で塗り返している間、こちらは良い効率で塗りを広げられるので差がつきやすいです。


7.有効塗りをした結果

 さぁ、有効塗りをした結果どうなるか。

 ここで質問です。皆さんはこんな経験ないでしょうか。

「かなりこちらが押しているな。キルもバンバン取っているし。でも待てよ。全然相手にピンチが表示されなくね?」

 はい。私は逆の立場はよくあります。完全に押されているのに、こちらはピンチが付かないことやがしばしば。これは先ほど述べた有効塗りのおかげだと思っています。

 相手が押しているようで、実はステージのいたるところにこちらのインクが残っているのです。塗り終わっているところも相手とは塗りの密度が違います。相手の塗りの中にはあちらこちらに塗り残しがあるのです。

 このようにラスト30秒までの下準備で、逆転されにくい、逆転しやすい状況を作ることができるんですね。ほら、ラスト30秒までも捨てたもんじゃないですよね?


まとめ

 さて、今回はナワバリバトルについてお話させていただきました。原点回帰って感じですね。

 皆さんも一つ一つの塗りにこだわってみてはいかがでしょうか。新しい扉が開くかもしれません。

 お付き合いいただきましてありがとうございました。またナワバリの記事を書きたいなぁ…。

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