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【スプラ考察】ナワバリバトルに塗れない武器だと!?
どうも、塗り武器協会ワイコラ担当のライノです。
前回ナワバリについての記事を書きました。
今回も引き続きナワバリバトルのお話です。どんだけナワバリ好きなんですかね(笑) 前回の記事に差し込もうとしたのですが、長くなりそうなので別記事にしてみました。説明上、前回と被る内容もありますがご容赦くださいませ。
ワイコラが塗り武器ということもあり、前回は塗りメインのお話になってしまいましたので、今回はナワバリバトルにおける塗れない武器(分かり易くキル武器とさせていただきます)についてお話させていただきます。
※あくまで私目線のお話です。塗り武器が全員そう思っているかと言われればなんともいえません。これが絶対的に正しい立ち回りという訳でもありませんので、こんな風に思っているヤツもいるのかというくらいの軽い感じで読み進めてもらえるとありがたいです。
長々と保身の話が終わったところで(笑)、本編に参りましょう!!
1.ナワバリにキル武器はどうなのか
はい、いきなり確信です。ナワバリバトルにキル武器を持ってくるのはどうなのか。ビビりながらですが、ズバッと言います。
結論:正直厳しい。
…キル武器の皆様。怒らないで聞いてください。すみません。
しかしながら正直なところ、ナワバリバトルばかりやっている私の経験から言わせていただくと、私以外の3人が塗れない武器だとかなり厳しい戦いを強いられます。ワイコラのような塗り武器が1人入っていたとしてもです。もし4人とも塗れない武器だとしたら、さらに状況は悪化することでしょう。
逆にもう一人でも塗り武器がいてくれると楽なことが多いです。
でも決して「塗れない武器は持ってくるな!!」ということではありませんよ。後にも述べますが、そこのところは悪しからず。
2.キル武器が厳しい理由
具体的にキル武器(キル武器)が厳しい理由を挙げていきます。
①ルール関与が難しい
ナワバリというルールは塗り面積で勝敗を決します。塗れない=ルール関与しづらいということです。
ガチマッチだとルール毎に武器を変える方は結構見かけますよね。それと同様にやはりナワバリにも向いている武器、向いていない武器があります。これはルールの特性上、仕方がないことですね。
塗りが得意でない武器で塗り続けたとしても、相手との差がどんどん開いていきます。
②キルの効果が薄い
先ほどルール関与が難しいと述べましたが、キルにより試合を優位に運ばせればいいじゃないかという意見が出てくると思います。ガチマッチでも、ルール関与はほぼせず、キルを取ることによりチームを勝利にもたらしている方もいることでしょう。確かに仰る通りなんです。キルを取れば、相手は復活までの間は塗りができません。
しかし、キルを狙ったとしてもその効果はガチマッチほどではないんです。ここは次項で詳しくご説明します。
3.キル武器の効果が薄い理由
先ほどのキル武器の効果について掘り下げてみましょう。なぜガチマッチ程の効果が得られないのか。
①相手が対面を拒否できる
ガチマッチでは明確なオブジェクトがあります。ヤグラ、ホコ、エリア、アサリでのゴールですね。このオブジェクトに近づかないと、カウントを進める、止めることはできません。相手は対面をせざるを得なくなります。
つまり、そこでキルを取ってオブジェクトに近づかせなければ勝てると言うことになります。
しかしナワバリは違います。ステージ全体がオブジェクトなのです。
例えば、キル武器のあなたが右側にいたとします。相手の塗り武器が左からを塗りを進めた場合、わざわざ相手は対面しなくてもカウント(ポイント)は進められるのです。
②対面の機会が少ない
先ほどステージ全体がオブジェクトというお話が出ましたが、それによりそもそも対面する機会が減少します。みんなが一か所に集まってくるわけではないからですね。この状況に①の理由が加わるため、必然的にキル数が稼げなくなります。
③復帰のロスが少ない
これもステージ全体がオブジェクトとなることに起因します。デスをして復帰をした場合、前線に戻ってようやくルールに関わることができます。
この前線に戻るまでの時間もデスでの不利益に加味されるんですね。しかしナワバリでは、復帰後にすぐ自陣を塗ることができます。ルール関与がすぐにできてしまうんです。
では復帰の際に、自陣が既に塗られていた場合はどうでしょうか。この場合はルール関与がすぐに開始できない為、ガチマッチと同様、スパジャンで前線に飛ぶことになるでしょう。一見同じように見えますが、ナワバリではこの前線に飛ぶリスクがかなり低くなります。
ガチマッチではオブジェクトの周りに敵味方が集まっています。つまり、スパジャンで飛ぶ場所が限定される上に、着地地点の周りには相手もたくさんいるということです。ナワバリの場合は敵味方ともに散らばっています。先ほどとは逆で、飛ぶ場所が選べる上に、着地地点の周りには相手が少ないということになります。そうです。ナワバリのほうが安全に前線復帰できますよね。
④相手がデスしている時間を有効活用しにくい
これにつきましては、またまた次の項に引っ張ります。
以上のことから、ナワバリでのキルの影響力はガチマッチよりも下がってしまいます。あくまで下がるだけであって、全く効果が無いわけではありませんよ。
4.有効活用しにくい理由
引き続きなぜ有効活用しにくいのかを述べていきます。答えは簡単。塗りが弱いからです。いくつかのケースについて考えてみましょう。
①塗り武器を倒した場合
相手が復帰するまでの間に塗りを進めたとしても、塗りが得意ではない武器の場合、そこまでポイントを稼げません。
1対1を考えてみましょう。塗り武器を倒すまでに相手が200P、自分が100P塗ったとします。相手が復帰するまでに50P塗りました。結果は自分が150P、相手が200Pとなってしまいます。つまり相手をキルするまでのポイント差をデスしている間に埋めれるかどうかが勝負となります。これを達成できない場合、いくらキルを取ってもジリジリと差が開いてしまいます。
②キル武器を倒した場合
先ほどは塗り武器を倒した場合でしたが、キル武器を倒したらどうなるのか。倒すまで塗りは一緒ですよね。自分が100P、相手が100P。相手がデスしている間に50P塗る。合計は自分は150P、相手は100P。これは効果がありそうですね!!
しかし、こちらは前提が変わります。キル武器と塗り武器が対面した場合、勝率はキル武器の方が高いでしょう。ではキル武器同士なら?
そうです。同じ実力だとしたら、勝率は五分五分です。上手く勝てれば上記のような効果を発揮するのですが、相手にも同じことが言えます。
対面に自信があればチームに貢献できますが、そうでない場合はチームのマイナスになってしまう危険性を含んでいます。
5.キル武器は何をすべきか
さぁ、キル武器がどれだけ大変かをお話してきましたが、冒頭にお伝えした通り、キル武器を否定している訳ではありません。ではキル武器はどうしたらいいのかついてに考えていきましょう。
「どうしたらいいか」っていうより、「私的にはこうしてくれるとありがたい」って感じですね。それでは参ります。
①キルを取りまくる
まずはこれ。一人でキルを取りまくる。これができたら、今までお話してきたことは全く関係ありません。ここでいうキルは、チーム内で一番キルを取るというレベルの話ではありません。先ほど申し上げた、相手との塗りの差を払拭できるくらいという意味です。しかも、自分一人分の塗りの弱さを補う程度では、結果はトントンとなりますからチームのプラスになっているとは言えません。それ以上の効果を出して初めて意味が生まれてきます。
相手のチームにも塗り武器がいない場合は、キルを狙うだけでも勝てるかもしれませんが、塗り武器がいる場合はそうではありません。
私の経験からお話ししますと、いくらキルレが悪くても、勝てる試合はかなり多いです。逆に相手が全く塗らず、キルだけを狙ってくる場合の方が勝ちやすいと思っているくらいです。キルでごり押しする場合は、圧倒的なキル力が必要となります。
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この試合ですが、私は2キル4デス。キルもアシストがあるので、実質1キル4デス。ひどい…。とはいえエナスタを飲んでましたからね…それでもひどい。
反対に、相手のキャンプさんはかなりキルレがいいですね。チーム全体で見ても、相手のキルレの方が断然良いですよね。でも勝てちゃうんです。相手の金モデがさんがかなり塗っていたので僅差ではありましたが。
この「キルでごり押しパターン」ができるのはごく一部の方の様に感じます。もしくは味方運が良く、他にもキルが取れる方が存在した場合ですね。
ごり押しができると、私のような塗り武器は後ろで塗っているだけで勝てるので非常に楽です。あれ?塗ってるだけで勝ったぞってなるパターンですね。
とはいえ、安定して勝つのは難しいと思いますので、現実的な方法も挙げていきます。
②塗らないで!でも塗って!!
どっちだよ!…はい。ツッコミありがとうございます。ナワバリバトルをしていると、塗れない武器で頑張って自陣を塗ってくれている方を見かけることがあります。ホントありがたい。ナイス塗り意識。
でも本音を言うと、前に出て欲しいんですね。相手の進軍を止めて欲しいんです。
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とはいえ、塗りを全て任されるとちょっと荷が重いです。
…わがままですみません。私以外の3名が塗りに関心のない試合をちょくちょく経験します。すると、自陣から前線までの塗りを1人でやらなくてはいけません。時間で言うと、2分くらい掛かります。それまで前線は人数不利で戦わなければならいないということです。多少なりとも塗りに協力してくれればそれが1分30秒くらいで完了し、一緒に前線で戦うことができます。また、もう1人塗り武器がいれば1分くらいで完了できます。
前線の人数不利が早めに解消できれば、キル武器の強みが活きてきます。前線で拮抗状態にさえなれば、そこからはキル武器の力を十分に発揮できるので、キル武器でナワバリをやるのはありだと思っている次第です。
※塗り方等については、前回の記事をご参照ください。
②前線を維持
はい。これがキル武器のお仕事です。「そんな当たり前のことを今さら
?」と思うかもしれませんが、ホントに大事。
前項でも説明しましたが、塗り武器をキルした場合、それまでの塗りのポイントを自分の塗りで巻き返すのはかなり難しいです。
ワイコラ目線でお話すると、塗れない武器との塗り効率の差は倍くらいあると思っています。単純計算ですが、デスして復帰するまでを約8秒とすると、8秒に1回デスをしなければ問題ありません。1回デスするまでに8秒、復帰までに8秒ということは全部で16秒。試合時間は3分間ですので、0キルだったとしても12回デスしなければいいんですね。塗り効率を低く見積もって1.5倍計算でも16秒に1回。復帰時間を含めて24秒なので、0キルでも8回デスしなければOKになります。この計算から、塗りでの巻き返しが厳しいことが分かります。
先程は塗り武器が0キル、キル武器が0デスでの試算でしたが、実際には塗り武器のキルやキル武器のデスも入ります。さらに言うと、塗り返し時の塗り効果は倍となりますので、もっと条件が厳しくなります。
ではどうするか。前線を上げるということは、相手の塗りができる範囲を狭めることに繋がります。これがナワバリにおいて、前線を上げることの本質です。いくら塗り効率が良くても、塗れる範囲が少なければ宝の持ち腐れです。この状態に相手を追い込むのです。
③前線を維持するにあたり
前線でキルを取っていたとしても、不用意にデスをしては一気に押し返されてしまいます。人数不利になりやすいとお話させていただきましたが、この不利な状況でも前線を維持しなければならない宿命となるので、ナワバリにおいてのキル武器は厳しいという結論になってしまうのです。
6.不利な状況で戦いたくない
キル武器は不利な状況でも戦わなければならないと言いましたが、本当に避けることはできないのでしょうか。残念ながらできません。理由を一つずつご説明していきます。
①人数不利を避けたいんだけど…
どうしても人数不利を避けたい場合、仲間と共に進むことになります。じわじわ手前側から塗りを広げるんですね。しかしながら塗れない武器で頑張って塗っても、効率の観点から言うとあまり良くないんです。相手の塗り力が高い場合、どんどん差が開いていき、出遅れた状態からのスタートとなります。塗り力が強い方が早く進軍できるということですね。結局塗り力勝負になってしまいます。
つまり、塗れない武器で塗り進めると言うことは、相手とぶつかる場所は手前側になってしまいます。不利な状態からのスタート。相手も同じ編成でも真ん中。これはいかん。
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では逆にみんなで攻め込んだらどうでしょうか。確かに人数不利は解消されますが、前回の記事でお話したように、一度ミスを犯しただけで簡単に逆転が起こってしまう状況を作り出してしまいます。30秒ゲーと言われてしまう所以。勝つ可能性もありますが、それ以上に負けるリスクを伴います。
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②スペシャルを溜めたいんだけど…
これも何度かお話したことがありますね。デスをした際、スペシャルを溜めて前線復帰したい気持ちは分かります。しかしナワバリですと、明確なデメリットが存在します。
・前線が不足する
デスをした際にSPを溜めながら前線に戻っていく場合、前線では人数不利が続きます。キル武器は塗りが弱い為、スペシャルを溜めるのにも時間が掛かります。
その間はラインを押し上げられやすくなってしまいます。特に試合後半でこの動きをするとそこからの巻き返しが大変になります。
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・塗れる場所が少なくなる
これは他のルールとの決定的な違いです。他のルールではスペシャル用に塗りを取っておくこともできるでしょう。しかしナワバリでは塗りが勝利に直結する為、積極的に塗りが行われていきます。塗られていない場所がどんどん埋まっていくので、時間経過と共にスペシャルが溜めづらくなるんですね。タイミングは試合ごとに違えど、最終的には塗る場所がなくなります。
スペシャルでの打開が強いのは事実です。しかし自陣を使ってSPを溜める前提のプランだと、後半になるにつれて、巻き返しが厳しくなっていくということです。遅かれ早かれ、結局は相手の塗りを塗り返してSPを溜めるしかなくなります。
これらのことから、キル武器は不利な状況でも戦える力がないと難しいと結論に至った訳です。スペシャルが無くとも、人数不利であろうとも、キル武器は覚悟を決めて前で戦わなければいけない場面が多いのです。だからこそキル武器は大変なのです。
7.負け筋
ひたすらキルを取った。試合中盤まで余裕で勝っていた。しかし残り30秒で逆転されてしまった。こんなことありませんか?
私もこの経験は何度もあります。これの原因の一つは抜けです。
圧倒的に押していれば押しているほど、キル武器は前に出たくなります。これ自体は問題ありません。するとどうなるか。前に出すぎてしまうんですね。
前に出すぎると言うと若干語弊がありますが、前への意識が高くなりすぎてしまうんです。
すると何が起こるか。そうです。抜けられるんです。ここがガチマッチとは違う点ですね。ガチマッチなら、抜けたとしても最終的にはオブジェクト付近に戻ってきます。(たまに前でキルを狙い続ける方もいらっしゃいますが。)しかしナワバリの場合、ステージ全体がオブジェクトですから、逃げ放題となってしまいます。一度抜けてしまえば、スパジャンでどんどん飛ばれて攻め込まれてしまいます。しかも試合後半は塗り返しがほとんどの為、効果は倍増します。
それを止めるのが我々中衛・後衛武器の役目ではありますが、人数をかけて攻め込まれてしまったりするときついです。1対1だったとしても100%止められるとは限りません。攻め込んでいるときほど後ろへの注意が必要です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はナワバリでのキル武器に焦点を当てた記事にしてみました。
まとめると「ナワバリで塗れない武器を持ってくると、かなり力量が問われてしまうので大変ですよ。」という内容でした。
ナワバリバトル自体のハードルが低い為、割とフランクに参加する傾向があると思います。例えば慣れていない武器を練習する為にナワバリをするとか。初心者の方がとりあえずやってみるとか。ネタ戦法を試してみるとか。
本当にいろいろな方がいるので、毎試合何が起こるか分かりません。めちゃくちゃ敵味方の動向を見ます。立ち回りも変えます。勝ち方も変えます。だからこそ私はナワバリが好きなんですよね。
それが、どんな武器を持ってきてもいいんですよ!という話に繋がってきます。
長文となりましたが、お付き合いいただきましてありがとうございました!!これからもナワバリバトルを楽しんでいきましょう!!