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父が撮った1960年代のヨーロッパの写真を再生し活かしたい

少し肌寒くなってきて、本格的な秋の訪れを感じますね。
こんにちはTシャツクリエーターのテリーです。

一人でヨーロッパに1か月も行っちゃった父

先日、亡くなった父のアルバムを眺めていたら、ファッション的になかなか味のある写真がありました。
生前、ニット帽のデザイン、製造をしていた父は、1966年(昭和41年)に、独学で英語をにわか勉強し、鉄砲玉のようにヨーロッパに旅立ちました。
それは、父が36歳の時のアルバムでした。
目的は・・・当時の最先端ファッションを肌で感じ、吸収し、それをモノ作りに活かす!ことでした。(今でいうマーケットリサーチ)


パリにて、子供のニット帽のスナップ


スウェーデンにて、帽子展示会のスナップ

オシャレで冒険心&好奇心旺盛な父

今でこそ海外旅行は当たり前ですが、当時は円交換レートは1$=400円近くもし、ましてや一人旅行など皆無に等しい時代・・・よくまあ、やっつけで身につけた英会話とそれまでに蓄えた貯金だけ持って、身一つで約1か月間も知らない国々に行ってきたな~と感心しきりです。
*私も当時小学生でしたが、羽田空港に見送りに行ったことを覚えています
いつもオシャレで、私の小学校の父兄(お母さま方)や父の得意先の女子社員さんにはモテモテで、「○○君のパパ、素敵ね」って・・・実際に私に言ってきた女性は片手では数えられないです。
*このフレーズを言われ過ぎて、私は辟易してました(子供心に嫉妬)

1966年ナポリで昼食中の父36歳(白ハンチング&首からストールってオシャレ過ぎ)

マーケットリサーチが大成功!

今のように、携帯電話もSNSも無い時代。ましてや戦後の高度成長期で、日本中が馬車馬のように働いていた時代。そんなときに海外のファッションや情報に目を向け、吸収して来ようと思う父はバイタリティに溢れ、行動力が半端ないですよね?!(しかも貯金していた大金をはたいて)
しかしながら、それは「大成功」の成果となって、父のビジネスに還元されました。
スウェーデンの首都、ストックホルムで、お洒落なご婦人が被っていた、「ニットのキャスケット」に目を付けた父は、それを日本で試行錯誤しつつも製品化に成功し、それが空前の大ヒット\(^o^)/
我が家に春を通り越して真夏がやってきました。ハイリスク&ハイリターンをまさにやってのけた父でした。
*マーケットリサーチの大切さは、今でも父から教えられたエキスとして、私の心に刻み込まれています

ドキドキが止まらない58年前のヨーロッパ画像

ファッションに携わる自分としても、単なる旅好きな自分としても、父の撮った当時のヨーロッパは、心惹かれるものばかりで・・・
素晴らしい資料でもあり、旅情報としても役立っています。
以下にその一部をご紹介させて頂きますね。


①ストックホルム。街中にスケートリンクを作り、楽しむ少女たち
(今このスタイリングをガールズファッションで再生しても可愛い)
②1966パリ・モンマルトルにて(ご婦人の大きな衿のレザーJKと帽子のコーデが素敵)
③イタリア・ナポリにて
(昼下がりに、立膝を組んで煙草をふかすご婦人。ウールのベージュコートの衿を立て、ニットのヘアバンドをカチューシャ代わりにするstyleって50年経った今でもカッコいい)


④1966年、南仏ニースのカーニバル
(ウェストシェイプし、バストラインを強調したドレスのシルエットや飾り付けオブジェの美しいカラーコントラストに目を奪われます)

これらの画像をTシャツのプリントモチーフとして再生に挑戦

今、私が考えているのは・・・
このほかにも数多くある貴重な画像の中から、特にエモーショナルな写真を抜粋し、それを画像修正含め再生し、Tシャツにプリントできないか?!を挑戦してみようと思っています。
無事、製品化できたら必ずnoteにてご紹介させて頂きます。
願いが叶うことを祈って頂ければ幸いです。

私がクリエイトするTシャツ「デフィレ」のホームページ

「デフィレ」通販ECサイト(オンラインストア)

https://defile2022.fashionstore.jp


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