⑥24時間舞台


前回のあらすじ
ネクストコナンズヒィーント!!
「リトルワンダー」

インディペンデントトライアルの1人芝居の2次審査が終わった頃、当時のTwitterの投稿に
「24時間使って舞台で何かを表現しませんか?
それは歌でも、踊りでも、芝居でも、何でもなりです!」という内容を見ました。
、、、えっ?24時間?1日かけて?24時間TVみたいな事?
「凄い発想をする人もいるんだなぁ」と思ったのが最初の感想でした。
話は逸れますが、拙者は他作品が夢の共演をする作品が大好物で、幼い時には「仮面ライダーとウルトラマン」「大乱闘スマッシュブラザーズ」
今でも「プロジェクトクロスゾーン」「スーパーロボット大戦」等、沢山の作品に触れたり、やりこんだりして候。
この24時間舞台の告知にもそれと同じぐらいワクワクしました。
「自分が出るならやっぱり1人芝居か?誰かを誘ってみるのも面白そう。台本はある!でも、スケジュール合わせらなあかんよなぁ、、、」
思考暴走モードになっていましたが、考えている時間がめっちゃ楽しかったです。
それでも参加するかどうかはまだ踏ん切りがついていない状態でした。

参加する決め手になった事がありました。
トライアルに向けての1人芝居の稽古の休憩中、
友達との会話の中で
自分「自分の書いた本って分かりやすいよな。ベタっていうか。」
友「分かりやすいのはええんちゃう?」
その時に何かが引っ掛かりました。
自分の今回の1人芝居の感想として恐らくですが
「分かりやすく、人に物語を説明しやすい」
という点があると思っています。
これは強みになると思いました。
お芝居を初めて見る人にとっての「入り口」になるのではないか?
お芝居を人に勧める時に、「まずこれからという物」があると思っています。
マンガを勧める時に一巻から貸すように、自分の作品がその一巻になるのでは?
そんな事を思っていました。
自分の作った作品に意味を見出しました。
人が初めてお芝居にのめり込むかもしれないキッカケ。
それが24時間舞台でできたら、どんなにいい事だろう。
自分は参加を決めました。

本番前日。音響を手伝ってくれる予定だった友達が急遽来れなくなりました。
「音響かぁ、、どうしようかなぁ、、。」
他の人に頼む?
いやいやこの土壇場で急すぎる。無し。
音が無い状態でやる?
いやいやシーンが寂し過ぎる。無し。
悩みました。
「、、、せや!口で音を奏でたらいいやん!」
はい。アホの発想ですね。
映像媒体の作品でその演出が使われている事は少なくありませんが、それも彩りと場合による話です。
「音鳴らへんなら口を使えばいいじゃない」は
アホなんです。マリー・アントワネットさんも
「は?いや、パン無いならケーキ言うたけど限度ありますやん?」と語られていたと思っています。

本番当日を迎えました。
主催者の健康君に「今日の音響は口で言います!」と伝えると、
「、、、、、はい!分かりました!!」
恐らく意味が分からなかったと思います。
自分の出番になり、観てくれる人がいる前で音響の説明もして、演じる事ができました!口で奏でる音響も笑ってくれたり、立てて良かったです。

今回の1人芝居の意気込みはただ「観てくれる人がいる前でやりたい」の気持ちでした。
24時間舞台で他の方々も芝居をしている人がいました。今回の事をキッカケに芝居に触れた事がない人にとっての入り口になる作品について考える機会をいただきました。
改めて参加させていただきありがとうございました!
楽しかったです!


⑦ジャンク堂正式団員とザッキーのこれからに
続きます。


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