カメラとの出会い ー 私の人生を変えたもの
こんにちは!トラベルライターのヤマです。
皆さんには、人生を変えた出会いってありますでしょうか。人でも、物でも、体験でも何でもオッケーです。
私は「カメラ」だと思っています。
少しだけカメラ歴を振り返る
初めてカメラを買ってもらったのは、高校2年生の時でした。当時学校の企画の一環で三宅島へ行けることになり、コンパクトデジタルカメラを手にしました。島の景色の美しさに、何百枚も撮ったのを覚えています。
その後、興味はやはり一眼レフカメラへ。成人祝いの前借りと理由をこじつけ、大学1年生の夏に、NikonD5300を買ってもらいました。これをひっさげ、人生初の一人旅となる沖永良部島や、奄美大島、徳之島、石垣島、西表島へ行きました。
しかし、何かを突き詰める性格が災いしたのか、どうしても画質に満足できずに、一年後にはバイト代を握りしめ、NikonDfを購入。やっと落ち着き、約10年間、今に至るまでDfを使い続けています。
そして、並行するように、大学2年生の頃から、フィルムカメラへも手を出し、着々と数を増やしています。
旅へ出るためのきっかっけになった
カメラに出会い、最も大きな変化はこれです。カメラを手にしてからの数年間は、とにかく絶景を撮りたくて撮りたくて仕方なかった。そのため、日本各地(主に離島ですが)の景色を撮るために、旅へ出ていました。旅に出るための目的の一つだったんです。これだけ旅に出たおかげで、今も旅好きの私が存在しているのだと思います。
何気ない景色にも目が行くようになった
カメラを持って歩いていると、常に何かいい景色はないかとアンテナが立っています。これは、スマホとは大きく異なる点かなと思っていて、スマホの場合は、何かいい景色に巡り合ったら写真を撮るのに対し、カメラの場合はいい景色を探しているんです。なので、誰も見向きもしないような景色にも気づくことができるようになり、人より多くの感動に出会えている気がしています。
人との会話のきっかけになった
これには二つのパターンがあります
1.カメラそのものを見て話しかけられる
私が使っているNikonDfは見た目がクラシカル。他の一眼カメラと比較してもかなり特徴的なデザインです。そのため、旅先で「変わったカメラですね」や「Dfじゃないですか!!」なんて話しかけられ、そこから盛り上がるなんてことがしばしばあります。
また、フィルムカメラをぶら下げて歩いていると、その見た目の異質さから「なんですかこれ」と話しかけられることもあります。
2.撮影するために話しかける
最近は、旅先で人を撮ることにはまっています。特に海外。勇気を出して声を掛けて撮らせてもらったときの嬉しさはひとしおです。撮った後に、ちょっとした雑談もできたりします。
旅先で人に話しかけることができるのって、旅人にとっては無くてはならないスキルです。カメラをきっかけに身に着けることができたのは非常にラッキーだったと思っています。
気を付けなければいけないこともある
いいことばかり書いてきましたが、一つだけカメラを持つうえで皆さんに気を付けてほしいことがあります。
それは、撮ることにとらわれないことです。
綺麗な写真、印象に残る写真を撮ることはもちろん大切です。しかし、ファインダー、モニター越しの景色ばかりに夢中になっていると、自分の記憶にその情景が残らない気がしています。写真を見ると思い出すけど、それはあくまでその写真に写っている景色。行った時のリアルな景色や気温、風や匂い。そういった五感で感じた情景を思い出すには、やはり自分の目に焼き付けることが大切です。
レンズで見る景色と自分の目で見る景色。その両方を楽しみ、これからもカメラを楽しんでいきます。
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