伝わる文章を書くために
皆さんこんにちは。旅ライターのヤマです。
活字離れといわれる昨今。皆さんは文章をここ最近書いた記憶はあるでしょうか?言われてみると、全然書いてないかも、という人が多いかと思います。ですが、ちょっと考えてみてください。SNSの投稿をする際、何かしら一言、添えていますよね。これも立派な文章であると思います。
今回は、題名にもあるように、伝わる文章を書くためにはどうすればいいのかについて書いていきたいと思います。文章といってもジャンルは幅広いので、私らしく、紀行文にフォーカスします。インスタやX(旧ツイッター)で旅行の感想やお勧めの旅先なんかを投稿する際にも参考になると思います。
臨場感はあるか
紀行文を読んでいると、途中で飽きてしまうものと、いつの間にか読み終わっている記事があると思います。その差は「臨場感」だと思います。読んでいて、その時の空気感や情景が浮かんでくるばかりでなく、自分もそこにいるかのように錯覚する文章です。
これを生み出すには、文章の合間合間に話し言葉や、擬音語を入れたりすることが効果的です。例えば、私が以前書いたこの文章は、冒頭から「いっっってらっっっっしゃーーーーーい!!」と始まり、一気にその時の情景に読者を引き込むことを狙っています。
https://note.com/good_marten700/n/n97351c460df8
風景描写がありきたりな表現ではないか
風景について書くことは、紀行文においてはよくあることです。ですが、よく見るような表現で風景を説明しても、読者には伝わりません。寧ろ、見飽きた表現だからと読んでくれないかもしれません。
「綺麗な海」について書く時、皆さんはそのまま綺麗な海や美しい海と書きますか?なんか、思い入れの浅い内容と思われてしまいませんか?
「抜けるような蒼さの海」こう書くだけで、綺麗や美しいといった形容詞を使わなくても、その海の美しさを表現することができます。本やブログなどを読んでいて、いいなと思った表現はストックしておくことをお勧めします。
参考になる本
ここで、私が紀行文を書く際に参考にしている本を紹介したいと思います。本1冊とかそんな大作は書かないので、1000~10000字くらいの文章を書く際の参考と思ってください。
旅学
旅の世界で超有名人である高橋歩さんが発行人を務める雑誌。残念ながら今は絶版となってしまったが、これほど読んでいてワクワクする本はないとおみます。すぐにでも旅に飛び出したくなる。そんな1冊です。
TRANSIT
旅が好きな人で知らない人はいないのでは。それほど有名な雑誌です。写真も豊富なため、読んでいて景色がイメージしやすいです。また、ガイドブックでは書かれないような非常に細かいところまで書かれているので、独自の目線を養うのに有効です。
山と渓谷
登山界ではもっとも有名な雑誌。山はとにかく絶景の宝庫。その絶景を非常にリアルに描いた記事が豊富です。
いかに数を読むか
文章表現の幅を広げるためには、表現の知識を増やすことが何よりも大事だと思っています。英語を話すために英単語を学ぶのと一緒です。そのためには、どれだけ多くの文章に触れるかです。読めば読むほど、表現の幅は広がっていきます。今回お勧めした本はすべて雑誌です。雑誌は、定期的に新刊が出るので、新たな文章に触れられる機会が圧倒的に多いです。それに、本を読むのが苦手という人でも、一つ一つの記事が短いので、読みやすいかと思います。
これを読んで、皆さんのお勧めの地域にぜひ読者が行きたい!!と思ってくれるような文章に生まれ変わったら嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?