2024年もあと５日

　月日の経つのは早いものだとつくづく思う。
2024年も、じき終わろうとしている。
　人生は生きてみないと分からないものだ。今から3年前の2021年に入所した司法書士事務所に、私より高齢の請負の司法書士の先生がいた。
　私は、60数年間「韓国ドラマ」は、中年のおばちゃんたち（失礼）が、若いヨン様を追いかけるドラマで見る価値もない、と勝手に思い込んでいた。その先生から、「イ・サン」と言う韓国の歴史ドラマを貸してくれた。
　そこには、明るいハン・ジミンが出ていた。

私の韓ドラの旅はそこから始まった。見る前に決めつけてはいけない。私の先入観は、吹っ飛んでしまった。ハン・ジミンの作品を10作以上観た。
そして、「マイ・ディア　ミスター　私のおじさん」で、イ・ジウンを見つけた。

イ・ジウンことIUである。IUの作品も、韓国ドラマや映画、歌っている曲も凄くいいものだ。日本の60年代のフォークとは違うが、共通の何かがある。それに、すっかりハマってしまった。
　日本のドラマもサスペンスも映画も沢山観たが、韓国には日本の忘れかけた何かが今も息づいている。
　この4年で150本以上の韓国ドラマを観てきた。今も進行中だ。そして、キム・テリだ。

「ジョンニョンースター誕生」のキム・テリは素晴らしい。1作品3年賭けて練習したという伝統芸能「パンソリ」の歌・踊り・演技は、女優とは思われない凄まじいものがある。
キム・テリは、「25、21」や「ミスターサンシャイン」等で注目していたが、来年の韓国のドラマ賞を総なめにするような演技に脱帽だ。
66から始めた韓ドラの道。まだまだ、人生道半ばである。

　今、韓国の政治や若者、ドラマ、ハン・ガンの小説を含めた文化芸術が素晴らしい！！
　日本も、自らの長い歴史の中にあって、地方文化や四季や芸術など、見返すときに来ているような気がする。