地元の人にも愛されるレンタカー屋さん【どうぜんレンタカー】
こんにちは!インタビュー記事の第4弾です。
今回は「どうぜんレンタカー」で働く亀井さん(27歳・女性)にお話を伺いました。
亀井さんは2023年度の4月に大人の島留学生として西ノ島に来島しました。1年間の任期を終えた後、西ノ島町特定地域づくり事業協同組合に就職し、派遣職員として働いています。
【大人の島留学生時代の亀井さんの記事↓↓】
亀井さんが現在働いているどうぜんレンタカーは2021年創業のレンタカーショップです。別府港から徒歩1分の利便性抜群な場所にあり、お隣の「ホテル隠岐」が運営する土産店「真璃音(マリン)」と同店舗内で営業。とっても気さくな店長さんがいます。
西ノ島歴は2年目となる亀井さん。お仕事のことや暮らしのことをお聞きしました。
(※筆者と亀井さんはプライベートでも交流のある友達なので、一部砕けた口調で話しています。)
ー今日はよろしくお願いします。まずはお仕事の内容や雰囲気について教えてください!
仕事内容は、主にレンタカーの受付・予約管理、売上入力、洗車など。レンタカーの仕事に加えて、お隣のホテル隠岐さんのお土産品の販売も委託を受けているので、そのレジ対応や発注の電話、店内のレイアウトと清掃なども行っています。
いつも店長と2人っきりだけど、明るい雰囲気で働けています。途中でお茶タイムが挟まったり、和気あいあいとした職場ですが、洗車中など黙々と作業することもあり、メリハリをつけて仕事ができています。
ー仕事をしている中で、島ならではだな、と思う場面などはありますか?
レンタカー屋さんなので、基本的には観光客の方を相手にするお仕事のはずなんだけど、意外と地元の方も顔を出してくれるんだよね。
ここで働き始めてから新たに知り合いになった方も結構いる!
仕事で用があってくる人もいれば、友達や親戚の予約をしにくる人、差し入れやおすそ分けを持ってきてくれる人、ただ顔を見に来たっていう人もいるね笑
雰囲気のところにもつながるんだけど、レンタカー屋さんっぽくはないかも。
談笑できるような椅子とテーブルが設置された、ちょっとカフェっぽいような空間もあるから、車が置いてなかったら初めて来た人はレンタカー屋さんだってわからないかもしれないね笑
ー休日はどんな過ごし方をしてますか?
休日って「休む日」って書くはずなんだけど、私は休んでなくて…笑
アルバイトで隠岐観光のバスガイドをやってます。
団体の観光客の方々と一緒にバスに乗って、バスの中で西ノ島に関するお話をしたり、観光地を歩きながら案内をしたり。
回数は月によって変わるけど、大体月3回から5回かな。
ー月3回から5回!!??
休日って大体月8回とかだよね?
はい、そうです笑
だから休んでないってことなんだよね~。
ーガイドがない時は?
町内のイベントとかに参加することもある。
この前は帝まつり(別府地区で10月に行われた、後醍醐天皇のお祭り)でずっと隠してた特技のサックスをサプライズで初披露したりだとか、去年はフラメンコを踊ってました。
まだ始めたばっかりだけど、ガイド以外のアルバイトもしてます。
9月からスナックと、10月からは定食屋さんでも始めたから、今の働き口は4つになるね。
ーす、すごいな。
でもなんでこうやって続けられてるかというと、働いているようで働いていないような感じだからなんだよね。
一緒に働いてる人も、お客さんとして来てくれる人もみんな大体よく知ってる人だから、リラックスして働けるというか、気を張らないから疲れない!
ーそれちょっとわかるかも!
私も副業で1か所だけアルバイトしてるけど、お客さんも友達とか知り合いが多いから、普通に雑談しながらって感じで。
良くも悪くも混ざるよね。仕事とプライベートが。
プライベートでも仕事みたいな時あるし、仕事もプライベートみたいな時あるし。
ちゃんとON/OFFをはっきり分けたい人には合わないかもしれないけど、私の場合はそれが合ってたから、楽しみながら働けてる。
そういうわけで休日も仕事しちゃってるんだね笑
ー島留学生の時と現在とで何か変わったことは?
島留学が終わって、それまで住んでいたシェアハウスから町営住宅に移ったから、住まいも仕事も両方一気に変わったんだよね。それによって関わる人が大きく変わったかな。
去年は住まいも職場も浦郷だったから、割と関わる人も浦郷内で完結してたけど、今年は職場のある別府周辺の人とも関わるようになって、知り合いの幅が広がったね。去年とは全然違う1年を過ごしてる。
あと今だから言えるけど、去年は「島留学生」っていう看板を掲げて生活している感じだったから、常に頑張らなきゃって気を張ってた部分があった。
それが終わった今は少し肩の荷が下りたような感じはあるかな。
でも町のために何か自分ができることをやりたいって気持ちは変わってない!
島の人たちがこれまで野菜くれたり、引っ越しを手伝ってくれたり、家具をくれたり、すごく自分に良くしてくれて、そういうことって循環していくべきだなって思ってて。
自分がやってもらってばかりじゃなくて、どこかでそれを還元して、やさしさの循環、思いやりの循環を作っていきたい。
それが休日のガイドとか、サックスとかフラメンコをイベントで披露することにつながってます!!
ーちなみにどうして島留学が終わった後も島に残ることにしたの?
うーん、シンプルにこの島の生活が自分に合ってるし、気に入ってるからかな。まだこの島のために自分ができることをしたいって思った。
ここにいるとすごく人間らしい生活ができるんだよね。
自然に寄り添って、人とコミュニケーションをとりながら助け合って生きる生活。都会とは全然違うねやっぱり。
こっちにいると普通関わることのないような年代の人とも自然と仲良くなれるから面白いよね。老若男女お友達って感じ笑
ー最後に、今後西ノ島でやってみたいことや頑張りたいことなどについて聞かせてください!
仕事については、11月から派遣先が切り替わって小売と介護になるから、今のところどんな感じで働くのかあまり想像はできないけど、楽しんでやれそうとは思ってる。
接客業は学生時代からやってるから慣れているし、介護は初めての分野だからちょっと心配だけど、施設の利用者の方が少しでも楽しく過ごせるように努めていきたいかな。
仕事以外では、とりあえず12月に海月堂(別府地区のカフェ・雑貨屋さん)でクリスマスライブが決まってるよ。TONOZ BAR(※)とコラボして。
西ノ島でライブとか音楽に親しむ時間ってそんなにないと思うので、みんなにそういう時間を楽しんでもらいたいなって思って。
あとは私が静岡出身だから、「静岡のお茶を味わう会」っていうのも企画してる。
こっちに来て結構みんなお茶の淹れ方知らないんだと思って。「もっとおいしく淹れられますよ!」って言いたくなっちゃう!笑
冬の時期はやっぱり寂しくなるから、いろいろイベントしたいよね。
みんなで冬を楽しく過ごそう~って感じで笑
(※)海月堂さんで月に2回オープンするカクテルバー。亀井さんと同期の島留学生がやってます。
ーでもそうやって何か自分でやろうと思ってできちゃうのがすごいよね。
そうだね。小さい町だからこそイベントとかもやりやすいし、「こんなことやりたい」と思ったときに、誰に相談したらいいかすぐわかるから、やりたいことが実現しやすいよね。
協力してくれる人も多いし、頑張っている人を応援してくれる、いい環境だね。
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西ノ島の若者の中ではトップクラスに忙しそうな亀井さん。
それでもいつも和やかな雰囲気で、どうしてそんなに頑張れるのかと常々思っていましたが、今回のインタビューでいろいろ聞けて、より亀井さんのことを理解できたような気がします。
仕事以外の話ばかりになってしまいましたが、西ノ島での暮らしを満喫している証拠ですね!
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました^^
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