フリーゲームの感想をまた書けるようになりたいなって話
前回の記事とタイトルは似てますが、今回は暗い話ではありません。今はまだ書けないけどまた書けるようになりたい、というお話です。こちらも考えをまとめるものなのでだいぶ読みにくくなってしまっているかと思います。
感想を書くのは楽しい、喜んでくれるのはもっと嬉しい
もともと遊んだフリーゲームの感想を忘備録として書いていたのですが、ふたつのイベントをきっかけに感想を作者さんに直接見て頂けることの喜びを知りました。
フリゲ一期一会祭
参加作品が10個までと限られており、主催者さん&作者さん&プレイヤーさんの距離がとても近く、感想が届きやすいシステムになっていました。
若葉コンテスト
こちらも未受賞作品に出会える特殊なコンテスト。さらに「賞の名前を自由に考えて贈る→運営さんが確認次第反映される」というユニークなルールでした。
ネーミングセンス皆無の私は最初こそアタフタしたのですが、いつのまにかフィーリングで名付け→見つけた作者さんから反応を貰える楽しさにハマり始めていました。
「自分が記録を残しておきたい」に「読んだ人(主に作者さん)に喜んでもらいたい」という新たな動機が加わったのです。
もしもこのふたつの企画がなければ今ほど積極的にフリーゲームの感想を書くことはなかったでしょうし、得られなかった縁もたくさんあったでしょう。
今でも本当に感謝してもしたりません!
想いを届けたいばかりに焦って…
そんな機会を経て、積極的に作者さんに読んでもらうことを意識した感想を書こうとするようになりました。それ自体は良いことです。
しかし、SNSでの応援に関する意見をみるたび「私の応援は届いているのか?」「却って不快に思われてないか?」と強く悩むようになり、結果感想を書いたり応援メッセージを贈るのが怖くなってしまいました。
(先日の件だけが引き金ではなく応援の仕方に関する議論は昔から何度も何度もくり返されそのたび盛り上がっていましたので、それが蓄積した結果だろうと今では思います。)
「喜んでもらいたい!書こう!」が「喜んでもらわなきゃ…!書き続けなきゃ…!」にいつのまにかすり変わっていたのかもしれません。
相手を思い遣る気持ちは忘れてはならないものですが、顔色を窺い過ぎて言葉を飲み込んでしまうようになってはいよいよ本末転倒です。
結局は自己満足でしかないからこそ
例えば「作者さんに界隈から去って欲しくないから」みたいな義務感から行動するのは長い目で見れば自分も相手も雁字搦めにし、結局はお互いを不幸にするだけです。(片方だけが我慢し続けてひたすらボロボロになっていくという最悪のパターンもあるけど。)
プレイヤーは作者さんの宣伝担当でもメンタルケア担当でもありません。まして応援を盾に何かを要求して良い立場ではありません。
気が向いた時に素直な気持ちで言葉をかけ、特別言いたいことがあるならガッツリ感想をまとめて届ける。いずれ引退を表明した時にはその意思を尊重し見送る。作者さんの人生は作者さんだけのものでその決断に口出しするなどあってはならないことです。
応援とは言っても所詮はどこまでいっても自己満足。それ以上の何かをすることはできないし、しなくていい(むしろしようとしてはいけない)と思います。相手に届かなかったとしても「そんなものさ」と諦めればいい。
ただ創作に自信をなくしていた方に私の言葉が届いて「もうちょっとだけ頑張ってみようかな…」と思ってもらえる可能性がほんの少しでもあるなら伝える努力は続けたい。
作者さんのためじゃなく、私がそうしたいから。
もうこのことで迷いはありません。
(…。それにしてもなんでこんな簡単な結論を出すのにこんな時間かかってるんでしょう…正直すでに穴があったら埋まりたいほど恥ずかしいのですが、この時の気持ちを忘れないために黒歴史として残しておきます…)
余談(皮肉にも嬉しかったこと)
私が感情整理のために書いた乱文が想定した以上に読まれていて正直引いています。でも「自分の応援が無自覚に作者さんを傷つけているのでは…?」という不安は誰しも抱くものだと知るきっかけになって嬉しく思ってたりします。
私もいろんな方に感想送ってきたけど送信ボタン押す時はいまだにドキドキするもん。読んでくれるかな??喜んでくれるかな??うっかりお返事くれちゃったりしないかな???…なんてね。
※本文中の「作者さんのためじゃなく〜」のところ、「べ、別に作者さんのためにしてるわけじゃないからっ…ないんだからねっ////…その、私が好きで勝手にしてることだし…〜〜〜ッ、何言わすのよバカ〜〜〜!!!////」にしようかと思ったけど一応マジメな場面なのでやめときました。
……あと。
「感想で応援」なんて冷静になると烏滸がましいことこの上ないですけど、ホントは作者さんからパワーや元気をもらってばかりですからね。せめても感謝の気持ちを伝えずにはいられないと言いますか。
結局は自分のためなんですよ、はい。
追伸
しーのさんが私の記事の感想を書いて下さりました!(コメント欄って500字制限なのね。知らなかったです💧)
応援でも何でも好きでしていたことに義務感が出てしまうと途端に苦しくなり、そこにあともう一押し加わるだけで何かが壊れたような感覚になってしまうのです。つい最近まさに身を持って味わいましたから。(まあ折れたのが心じゃなかったのが幸いしてすぐに立ち直れましたけどね…!)
自分が応援したいからする…単純なようで長く続けていくにはとっても大事ですよ!