あ〜〜〜〜〜

取引先から電話がある。
届いた書面がウチでは対応できないから任せたいという連絡。
取引先の窓口担当者も、上長も、頼りになる事務の先輩も今日はみーーんな休み。

とりあえず受け取っておいて、明日窓口担当に渡すのが良いだろうと思いつつも、自分の思考に自信が持てない。ので席の近い定年間際のおじいちゃんにこんな電話があって〜と聞いてみたら近くからヌッと出てきた同じく定年間際の社員が、ああそれは〜〜と色々教えてくれる。

とりあえず書面を受け取って、中身を確認しよう。俺も一緒に行くよと言ってくれる。心強い。

さて、事務員の俺は普段取引先と直に接触する事はない。

まず、取引先はとりあえず1Fの営業窓口に来るだろう。
4Fに居る俺がどうやって対応するかだが…。

入り口で取引先にもう一度電話をもらって迎えに行く、などがアイデアとして浮かぶが、ど素人の俺の発想にまた自分で自信が持てない。
それも聞いてみる。

すると営業の社員に来店の旨を事前に伝えておき、座席を用意させ、そのあと自分の携帯に社員から連絡をもらえばよい、と言われる。
なるほど、筋は通ってるように聞こえる。

では一斉メールで伝達しとけば良いでしょうか、と聞くと、彼らは忙しいから見逃す可能性があるので実際に言いに行った方がいいと言われる。俺はいつもそうしている、と。

なるほど、と思い
人見知りの俺は嫌だなあと思いつつも1Fに降りて、要件を書いてきた付箋を社員の机に貼り、それを伝えた。
何時〜何時の間に取引先が来るので、みんなに伝えておいてもらえますか、と。

すると…苦笑される
俺も出ちゃうかもしれないから、こういうのはメールでもらえるとありがたいですけどね!

つらすぎる。
だよなあ、と思う。

直接言いに行くのが成立してたのは、定年間際の社員にみんなが気を遣ってようやく成立していたのであって、本来メールで伝達し、見逃されていたら諦めるのが正解なのだ。(もしくはメールで伝達後、メールでも送らせて貰ってたんですが〜で付箋。いやでもそいつ1人の負担がでかいもんなあ。)

ちくしょ…、自分を信じるべきだったと思いつつ、とりあえずメールをつくる。

宛先がグループで設定されていたのだが、総勢30名。
社で最も忙しい30名にペーペーが俺に電話くれよ、と伝えるメール。偉いさんもめちゃくちゃ含まれてる。

文章を打ち終えてから送る決心が着くまで15分かかった。

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