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夏の高校野球【23年8月10日の駄文】

 夏の高校野球が開幕した。
 高校野球には、プロ野球とはまた違った面白さがある。

 まず展開がスピーディーなこと。
 1球1球のテンポが速く、そのため試合時間も短くなる。早くて2時間~2時間半、長くても3時間程度でサクッと見られるのが良い。

 そして各都道府県の代表が存在すること。
 プロ野球だと12チームだが高校野球の代表校は50チーム近くある。我が県の代表を応援するのもいいし、自分の出身校を応援してもいい。

 さらに、将来のスター選手を見つける楽しみがあること。
 甲子園に出る選手たちはみんなレベルの高いプレーをするが、その中でも存在感を見せる選手が年に数人はいる。そうした選手を個人的に応援するのも楽しみの1つだろう。

 一発勝負のトーナメントであるというのも面白い。
 負けたら終わり。この時点で3年生だったら恐らく部活はそのまま引退か、もしくは後輩中心になったチームの指導役に回るのだろう。
 残酷だが、その中に美しさ、潔さがあるのも事実だ。
 負けて涙する選手たちは、その1試合に負けたから泣いているのではない。厳しい練習に耐え、グラウンドでプレーできる栄誉をつかみ、地方大会で倒してきたライバルたちの思いも背負い、必死に食らいついた結果、それでもだめだったから泣いているのだ。

 試合の中で「流れ」を強く感じられるのも良い。
 甲子園には魔物が棲むとよく言われる。ずっと優位に試合を進めてきたチームが突如崩れ、あっさりと逆転されるなんてこともよくある。
 プロでもそういうことはあるし、他の競技でも流れというものは存在するが、高校野球は最もそれを感じやすいんじゃないかと思う。
 1つのエラー、1つのファインプレー、1つのフォアボール、そんなことで試合の流れが一気に変わってしまう。
 本当に魔物が背後でせせら笑っているかのようだ。試合が終わるまで目が離せない試合がとても多い。

 私の高校野球の一番の思い出といえば、2003年の夏。茨城の常総学院が初優勝したときだ。
 茨城出身の私はもちろん常総学院を応援していた。智辯和歌山や桐生第一といった強豪校を破り、決勝に進出したはいいものの、相手はダルビッシュ有選手を擁する東北高校。
 正直勝てないと思っていた。しかし常総は名将・木内幸男監督のもと、夏の初優勝をつかみ取った。
 私は当時、大学を卒業してから就職できずフリーターをしていた。そんなくすぶった自分をも夢中にさせ、感動を与えてくれた。
 努力すれば強い相手にも立ち向かえるんだ。自分もこのままじゃいけない、必死に努力しなきゃと思わせてくれた。
 最近は土浦日大をはじめ、明秀日立や霞ヶ浦なんかが代表校になることも多いが、やっぱり茨城といえば常総学院というイメージが今でも強い。あの白地にえんじのユニホームを大舞台でまた見たいものだ。

 最近では暑さ対策がどうだとか、タイブレークだとか、ベンチ入りメンバーの数だとか、ちょこちょこ変更が加えられている高校野球だが、やっぱり見ていると非常に面白い。
 まあ、そろそろ京セラドームとかでやったほうがいいんじゃないかと思うけど。ベスト8から甲子園とかで。なんせひどく暑そうだしな……。 


 いかに良い眠りを得るか、それに注目するようになった。
 睡眠導入剤を買ったり、リラクゼーションドリンクを買ったり、敷きパッドを買ってみたりしている。直近ではキューピーコーワヒーリングを買った。これが一番効果があるような気がする。ただのプラシーボ効果かもしれないのでしばらく飲んで確かめてみよう。

 あと寝る姿勢も大事な気がしてきた。仰向けに寝るのが普通だと思っていたが、これだと起きたときに腰が痛くなることがある。
 横向きに、胎児のような姿勢で寝ると案外楽だ。しかしこれだと枕によだれがつくんだよな。

 ベッド、枕、布団、姿勢、寝る時間、口に入れるもの、ベストな組み合わせを誰か教えてくれないかな。でもその前に仕事の時間がバラバラなのをなんとかしないとな。
 それからもういい加減涼しくなってくれ。クソ暑いっての。

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