刺激的。


この言葉は不思議だなあとふと思った。

例えば、
「ここのラーメンは、旨辛で刺激的!!」
とか
「このドラマは子供にはちょっと刺激的だよ」
「この恋は刺激的だなあ」
とか。

ラーメンの方は、
ピリリと辛いのか痺れる辛さなのか
はたまたツーンと鼻に抜けるような辛さか、
「刺激的」という言葉の意味は
まあなんとなく想像がつく。

でも下の2つはどうだろうか?
ドラマの方は、子供には見せられないような
ちょっとオトナなシーンが多いのかもしれない。
刺激的な恋は既に相手がいる人を好きになってしまい、危険な恋に落ちているのかもしれない。

刺激的。
一般的には感性に影響を及ぼすさまという意味らしい。

刺激的という言葉を使う際、
例えば単純な辛い味(ラーメン)と
気持ち(ドラマ、恋)に分けた場合、
深い共通点があると感じた。

辛いものを食べた時、
ピリリ
痺れる辛さ
ツーン
ヒリヒリ
ジンジンなどなど
色々な複雑な辛さがあると思う。
一言では表現できないから、
刺激的
という言葉を使うのだと思う。

気持ち
これもまた一言では表現できず、
様々な要因や考えが複雑絡みに絡み合い
表現できないながらも表現していかなければならないという葛藤の上、
成り立っている。

なのでただ単にオトナなシーンだから
危険な恋だから
感性に影響を及ぼしているわけではなく、
一言では表現できないから
刺激的ということばが成り立つのだと思う。

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