Amazonで138円で売ってた「深津絵里のblack comedy」を紹介する
僕が小学6年くらいのガキだった時に踊る大捜査線っていうドラマにはまっちゃって。
そん時に深津絵里さんにはまったんですよね。理由はいくつかあるんだけど、まず普通に深津絵里さん本人が美人さんだったのと、あとあの役柄が好きだった。
でも今回は踊る大捜査線の話じゃなくて、深津絵里さんの話なんですけどね(踊る大捜査線の続きを早く見せて)。
で、今回は今から20年以上前に「GyaO」という動画配信サービスで深津絵里さんを主演とした「深津絵里のblack comedy」という映像作品を出してたらしいんですよ。
これも小6の時に見たんですけど小坊の時にはわからないようなネタが多くて、それもちょっと「大人チック」な感じのネタが多くて、「なんだこれ」って思ってみてました。
そんなことが今から8年前。もう今ならわかるかぁ、って思ってもう一度見返してみました。結論から言うとネタがどういう意味か分かりました。
でも、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
っていう感想でした。はい。amazonで138円(中古は32円)で販売されてる理由が分かりました。そのくらいつまらなかったです。でも全部の映像がつまらないってわけじゃなかったので、今回はそれを紹介したいです。
ちなみに言い忘れましたが、これ全部で20個の映像+1分半くらいのEDが入ってます。1映像が終わったら毎回EDが流れるので「もう見たって」ってなっちゃいました。(DVDつくる段階で省略すればよかったのに)
あと、当時の宣伝文句に「深津絵里さん主役の映像がたくさん入ってます!!!」みたいなこと書いてたけど、アニメーション作品が大半、もしくはそれ以上だから、深津絵里さんを見たいという俺みたいな人には向いてないかも。
DVDで流れる順番から紹介します。
1, ブラコメ英会話
これは正直面白かったです。本当に「ブラックジョークだなぁ」って思ってみてました。
簡単に言うと昼ドラでやるような内容を英会話の教材風にして進めているという作品です。なんか癖になってみちゃう。このブラコメの中で2,3番目に面白いヤツ。
特に書くことはないけどあるとしたらひたすら「殺すわよ(I'll kill you!!!)」って言いまくってたのが絶対英会話のビデオで聞かないようなやつだったからなんか笑っちゃった。今じゃ絶対に放送できないだろうなって思ってる。
2,シリトリ
これもなんか癖になって見返しちゃう。なんでだろう。
一応ざっくり説明すると、東京での恋愛を軸にしたドラマのセリフとか全部シリトリになってるっていうやつで、平穏なBGMがずっと流れてるんだけど、全然あってないのもなんか面白い。
「し」から始まるのが「死んだ魚だよね、刺身って」っていうのがなんかブラックユーモアっていうか病んでる人のユーモアな感じがする。病んでるの??脚本描いた人。
3,会いたい
正直これは面白いっていうより「感動する」っていう感じがすごい。でも正直オチで「はぁ、、、」って感じになっちゃった。もっとギャグのところを早めに出したら「コメディ」になってたんじゃないかなぁって思った。映像に関しては素人だけど。
一応ストーリーを説明すると、夫を病気で亡くした妻が「生まれ変わったら会おうね」という話を最後にして生前の夫のことをふりかえるっていうやつ。
すんげええええドラマみたいじゃない???おれコレ久々に見た時に泣いちゃいそうになったもん。とにかく面白いかは置いといて、映像として、脚本としてショートムービーとしての完成度が高い。深津さんの演技が光ってる。
みんなこれだけ見てくれ。正直良すぎる、、、、みて、、、、(願望)。
4, TAXI episoad2
さっきの映像の後だから余計にこれがつまんなく感じちゃった。なんかオチが見え見えなのに無駄に時間を引き延ばそうとしてる感じが否めない。
簡単に言えば、タクシー運転手が乗ってきた女性のことを娘と間違えるっていう話。
うん。正直これ以外に何もない。ずっとこの話をしてるだけ。展開が何もなくおんなじようなものを見てるから「まだおわらないかな」って何回か思っちゃった。
あと、タクシーシリーズが何話か続くけど全然関連性ないです。ほんとに虚無がすごかった。なんでシリーズしようと思ったんだろ。
5, 女優魂
深津絵里さんのフェイクドキュメンタリーもの。情熱大陸を明確に意識してる感じ。個人的には最初の曲が気に入ったのでサントラが欲しい。
これは子供の時見てなかった(ドキュメンタリーって信じてた)から「面白くないな~~」って飛ばしてた。なので本当に初めて見てみることになった。最初の貫禄のある人が稽古場を荒らしていくのは本当に面白かった。くだらなすぎて。
でも特に何かが起きるわけでもなく、淡々と「自分を深津絵里だと思い込んでる異常女性」を見てるような感じがあって変な怖さを感じた。
6,告白
不時着する飛行機の中でお互いに腹のうちに抱えた秘密を告白するカップルの話。
個人的にはこれが一番「コメディ」っていう感じがして好きだった。飛行機の不時着の時の演出がチープすぎたり、機長のアナウンスがなんか好きだった。
まあまあ面白かった。でも1回だけでいいやって思っちゃった。特に脚本面で「これ好きだわ」ってなったのがあんまりなかった、、、。
7, 微妙
アニメーション作品。正直これは見てて「長いなぁ」って感じがした。
ストーリーは謎の病気でぶっ倒れた夫の診断結果を聞くっていうそれだけの話。約7分くらいある。長すぎる。もっと短くでいいって。
別に診断結果を聞くだけがオチだから何もないんだよ。そこから発展しないのにずっとおんなじとところを延々見せられてるような感覚があった。
8,クローンクローン
これもアニメーション作品。
これはコメディっていうか、アニメーション作品として割と面白かった。「そうなるんだ、、、」っていう感じの。どんでん返しっていうほどではないけど普通に好きな作品。
ストーリーは人生の楽しいことをクローンに押し付けて、自身は楽に生き続ける。しかしそれがとんでもないことになっていく、、、、っていう話。
ただ絵柄が独特でもしかしたら「あんまりかも」ってルックスで拒絶する人がいるかもしれないって思った。
後アニメーション作品は深津絵里さんのナレーションのみだからAudibleを聞いてる感覚になってしまう。アニメーションにする意味ある??ってなっちゃうのはちょっと残念だった。
9, 罪深い女
なんか同じことを延々としてるだけで何の進展もないのがちょっと見ててしんどかったなァって思っちゃった。
男を誘惑する『罪深い女』。どうにかして「罪深くならないようにする」方法を模索するうちに「周囲の男の形を変えることでどうにかなるのでは??」と考えた神様とその女性は「罪深くならないよう」抗うのであった、、、。
こう聞くと面白そうじゃん???俺もこれが書籍化してこれが裏にあったら買うもん。
でも肝心な「どうやって罪深くならないか」と「同じことを繰り返す」っていうのがこの作品を面白くできてないような感じがしてしまう、、、。
まとめれないのでざっくり書くとおんなじセリフ、同じシーンを見せてるだけで見てて飽きるからもっとよくできたのになぁって思っちゃった。
10, 存在感
存在感のない男が「自身は透明人間である」と錯覚し、事件を起こしていくという話。
なんか世にも奇妙な物語でこういう話があったけど、その作品もこの作品も好きだった。オチが結構面白い。落語みたいで。
存在感のない人(かくいう俺も)が一度は考えそうなことを作品に落としてて結構好きだった。
11, TAXI episoad3
来ました。
なんかタイトルの「ブラックジョーク」っていうカテゴリーから外れてる感じが否めない。
いやもう早くオチに行けよって何度か思ってしまった。もしかしたら今はtiktokとかshortの短い映像で満足するものが流行ったからテンポ悪く感じたのかな。
エピソード分かれてるなら話が連続しててほしかったなあって思った。
12, 永遠よ永遠に
これはこどもの頃好きだったやつです。
なぜかわからないけど子供の頃ってグロに対してみんな無性に笑っちゃうよね。なんでかわからないけど。なんか笑っちゃう。
これもアニメーションなんだけど、癖がそんな強くなくてでも独特な作風。それにバカらしすぎるストーリーがよかった。
永遠の命を持った彼氏に刃物を突き立てたり飛び降りさせたりする話。グロくはないんだけど面白い。なんか癖になる。バカっぽい女性って深津さんから想像つかなかったけど意外にはまってる。いい意味で。
13,温めますか?
「ブラックジョーク」っていうのにふさわしい作品な気がする。よく「コンビニエンスの店員さんが色目を使ってエロイことになる」っていうのがエロ漫画とかにあるけどこの時代からそういう概念があったんだ。
あと、これもアニメーション作品なのよ。そんなに独特な作画じゃないから万人受けはしそう。ストーリーはアレだけど。
14, 羊しか愛せない
これも「微妙」と一緒でオチを引き延ばしてる感じがすごかった。あと、ほかにもナレーションが小説じみたやつが多くて、そういうナレーションがあってない作品がある感じがする。ちなみにこれはそう。
あとオチが「そうなんだ、、、」で終わっちゃって不完全燃焼の感じが否めないなぁって思った。
でもこういう小説は普通にありそうだから読んでみたい。というかブラコメを書籍化したら意外と売れそうじゃないかなって思った。誰目線だよ。
15,男と女と男
アニメーション作品。今までで一番癖が強いけど人生で一回は見ておいて損はないくらいクオリティが高い作品。
ストーリーは一応ほぼ全部説明してるけど、これに関してはそれすらネタバレになるくらい、、、いい意味でしたくない。でもこのオチがつけられるのって当時だからこういうオチがつけられたんだろうな。
BLとも百合とも言えない何とも言えないのがいい。性別を超えた「相手を思う愛の究極」っていう感じがする。だからまじで好き。ほんとに。
あと、アニメーションが抽象的なのも個人的にはいいと思ってる。それでしか出ない味っていう感じがする。
16, TAXI episoad1
またこれだよ。
なんか「そうなんだ」っていう感じがする。これのレビューにもあったけど「ギャグにキレが欠けてる」って書いてあったけど、まじでこれはそれが顕著に出てるから見ててたまに眠くなってしまう。
というかこれがepisode3でもいいんじゃない??って思う。なんでこれの順番が最初なんだろ。多分意味はあるんだろうけど。
17,透明だもの
これもアニメーションで、また独特な感じがある。
これもコメディではないけど、これはこれで好き。正直「オチまでが遠い」っていうのは若干あったけど、でもそれでもこれは好き。
ストーリー面というよりむしろこの作イヤ画(?)が好きかな。この教授役のイヤらしい感じが声だけでわかるのがはまり役すぎて「いいねぇ」って唸っちゃった。
ちなみにストーリーは透明人間になる薬を飲んだ教授と助手。しかし教授は厭らしいことを企んでて、、、っていう単純な話。なんかのシリーズ物の一話みたいで見てて「もっとみてぇ~~」ってなっちゃった。
18, シェルター
なんか面白いと思って映像作品を作ってるっていうのが伝わった。
何だろう。この話にレズのことをいじってるネタが登場するんだけどさ。別にいじって怒ってるとかじゃなくて、単純に何が面白いっていう風になったのかあんまりわからなかった。
ひたすら「はぁ、、、?」ってなった。あと「だからなんだよ」ってなんだよとかなんかひたすら疑問が生まれた。別に伏線の回収ができてないって意味じゃない、ってわけじゃなくてなんか「面白いのかコレ?」って思った。
19, 間の悪い男
これもアニメーション作品。
これも世にも奇妙な物語みたいな感じがあって面白かった。これはナレーションが小説風になってても違和感がなかった。
ストーリーがすべてにおいて間の悪い男がある日、心中をしようとビルの屋上に行く。しかしそこで、、、、、っていう話。
ストーリーとしても面白かったし、見てて飽きなかった。あと絵柄もちょっと変わってるけど、結構好き。
20, the audition
これも小学生の頃「ドキュメンタリーだと思ってた作品」です。
タイトルの通り「深津絵里さんとドラマで共演するためにオーディションに参加した人」のオーディション時の記録っていう体のコントらしい。
なんか、エスパー伊藤さん以外が「たぶんアドリブでそれっぽいことしてください」って言われてるんだろうなって思った。
あと、これはオチとか期待してみてはいけない。本当に「え?????これで終わり????????」ってなるから。
ということで、全20作品のレビューが終わりました。ここまで読むのが大変だったと思います。読んでくださりありがとうございました。
とりあえず、総評としては、面白いやつが最初に来て、その後に微妙な奴が来たっていう印象がある。
ホントにこれ書くの大変だった。まじで。コレ全部で3時間近くあるから。それ見ながらやったから途中からへとへとになって文章書くのがおっくうになってきちゃった。
これ見るならたぶん映画何本か見たり、親や友人などの大切な人と話した方が効率的だから。ほんとに。
ということで皆さん。また見てみてください。けっこう安く売ってるはずなので。