掃除は果てしない
どこまでやっても、やりきれない。
毎日やるのが基本なんだけれど、でも長らく、掃除をしてないところを一から掃除しようとすると気が滅入るほどやってもやっても終わらない。
なんでこんな掃除をしにくい家を昔に人は作ったのだろうかと思う。
障子や襖は張り替えなければいけないし、サッシはいったいいくつあるのかってくらい多い。
それに匂いがとても厳しい。ものすごい匂いだ。
もう拭いてもどんな掃除道具を駆使しても、取れない汚れや匂いがある。
ああ、気が滅入る。
いつからこんなに潔癖になったのだろう。
いつからこんなに匂いに敏感になったのだろう。
ああ、こんなところにいて鬱なんて治るのだろうか。
あといったい何日掃除をすれば住めるようになるのだろう。
潔癖でなければ、こんなに体が繊細でなければ住めるレベルには達しつつあるとは思う。
けれど、今の自分が住むにはまだ厳しい。
いったい俺の人生はどうなってしまうのだろう。
本当は掃除なんかやってる暇はないはずなのに。
もっとやるべきことが他にあるはずなのに。
まあ、今は掃除をして、運気でも呼び寄せるしかない。
むしろこれだけ家が汚ければモチベーションが上がらないわけだ。
なんとなく、今回の掃除でわかった気がした。
掃除は人生において基礎の基礎。
人生に迷ったらとりあえず、掃除をするしかない。
いずれいいことが訪れると信じて、。
”部屋の虫は執行の対象だ”