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皆に知ってほしいお話の絵を描いてみた話

童話が好きなのでみんなに知ってほしい 『よくばりないぬ』のお話

たいようのひかりがあたたかい あるひのこと、いっぴきのいぬが あるいていました
いぬはくちに とてもおおき いっぽんのほねをくわえ  しあわせそうです


いぬが るんるんとみちをすすんでいくと かけはしにさしかかり いぬは はしをすすみます
はしのまんなかまで あるいてきたとき いぬは しゃらしゃらと ながれるかわの おとがきになり
はしのうえから ひょいっと かわをのぞきこんでみました。


いぬが
じっと すいめんをみてみると おどろいたことに そこには
じぶんとおなじくらい おおきなほねを くわえた じぶんとそっくりな いぬがいるではないですか
いぬは じーっとみていて
めのまえにいる そのいぬのほねが
じぶんがもっているものよりも
とてもいいものにおもえてきて
なんとかうばってやろうと
かんがえました

『(よし、ここはひとつ おおごえで おどろかしてほねをうばってやろう・・・・)』


いぬは しめしめと おもいながら ふいに めのまえのいぬに
おおきな なきごえで
『わんっ!!』
とほえました。そのしゅんかん・・・・
ひゅううぅっと ぽちゃんっと ほねは かわのなかに きえていきました
いぬのくちからは ほねがきえ めのまえのいぬのほねも きづけばきえています
あぁ・・・こんなことなら よくばらずに
もっているじぶんのほねをたいせつにしていればよかった・・・
はしのまんなかで いぬはいつまでも ぽつんと おちこむことしか できないのでした。
 
おしまい


みなさんには このお話がどう映るでしょうか
読む人によって解釈が違ったり、感じ方が違うのもまた
童話の楽しみ方の一つかなと思います。

本屋さんや、図書館に こういう面白いお話が読める本が
沢山あるので ぜひ お子さんやご家族と一緒に読んでみてください。

次はもう少し みんなが知らないお話の絵を描いてみますので
そのときはまた よろしくお願いします。

私は簡単に読めて しかし 感じることが深くある絵本が大好きです。

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