【ウズベキスタン旅行記②】治安よし、建築物よし、グルメよし!🇺🇿超日本人向きの観光地? | 青の都サマルカンドDAY1
こんにちは。2024年夏、お盆休みを利用してウズベキスタン・カザフスタンへ行ってきました。
さて、首都タシケントからウズベキスタンの高速鉄道に乗り、シルクロード時代に栄えた青の都サマルカンドにやってきました。「サマルカンド・ブルー」といわれる青い建築物が多く存在する、観光地です。
1.ホテル(HOTEL MINOR)
サマルカンドには2泊しました。滞在したのは、旧市街・レギスタン広場の裏にある小さなブティックホテルHOTEL MINOR。
ウズベキスタンの最も暑い時期である8月1週目は過ぎていましたが、天気予報では連日40℃近く。
新市街にある綺麗な外資系ホテルと悩みましたが、主要な観光地に徒歩で行け、暑ければすぐ退散できるこのホテルを選びました。
予約したデラックスキングルームは2Fの角部屋にあり、なんと部屋からレギスタン広場が見える!(最悪、暑ければここにいよう…。)
ホテルのお値段は2泊・朝食込みで¥47,684。ブティックホテルにしては少しお高めでしたが、本当に立地が良くて大正解。クレジットカード支払いもOKでした。
トイレ事情
気になるトイレ事情ですが、ウズベキスタンは国土の約8割が砂漠です。そのためオアシスといえど水資源は少なく、基本ホテルでもトイレットペーパーは流せませんでした。(でもゴミ箱は蓋つきだよ!)
街なかの公衆トイレも、乾燥した気候&有料(2,30円)で掃除のオバチャンが常にいるため、汚なさや臭いがそんなに気になることもありませんでした。小さい額のお金を持ち歩いておくこと、大事。
2.ランチ(OLD CITY RESTAURANT)
旧市街へは徒歩でいつでもいけるということで、元気のあるうちに車で新市街のレストランへ。移動には、日本にいる間にダウンロードしていた「yandex go」というウズベキスタン版Uber、配車アプリを使います。
値段交渉不要&格安なので、ウズベキスタンは本当に移動のストレスがありません!ポイント高い!
人気レストランのようですが、13時過ぎに行くと空いていました。
テーブルはまるで結婚式のよう。後日、別のレストランに行ってもこんな感じで装飾されていたので、これがデフォルト?
まず頼んだのは、ウズベキスタン料理といえばの「プロフ」!ウズベキスタン版の油をたっぷり使った炊き込みご飯のようなものです。
そして、ウズベキスタン版の手延べうどんである「ラグマン」と餃子「マンティ」も頼みました。最初だから楽しみで頼みすぎた!
ウズベキスタンの通貨スムですが、日本より「0」が2つくらい多いので、感覚が狂います。少しでも荷物減らしたいのに、財布がパンパンになる!笑
ここのプロフ、めちゃめちゃ美味しかったです。オイリーだけどくせがなくて食べやすい。そして横にあるにんにくと唐辛子が良い味変になる!
プロフは結婚式などでも出る国民食ですが、後で調べたところ、にんにくなどが添えてあるのは普段使いようのプロフらしいです。絶対こっちのほうがおいしいと思う。
ラグマンもおいしい!写真だとおいしそうに見えないかもしれないのですが、お肉はホロホロで、麺はすいとんを伸ばしたような手打ち麺で毎日食べられる味です。
メニュー表でスープ(前菜)のところにあったけど、それは違うと思う。笑
マンティはもうめっちゃおいしい!小籠包好きな人、絶対食べてほしいです。ワンタンのようなちゅるんとした薄い皮に、ジューシーなラム肉。さっぱりとヨーグルトソースが最高でした。
3.新市街をブラブラ街歩き
食べ過ぎたので、新市街をブラブラします。日本にいる間は「ウズベキスタンの町並み」といわれても全く想像できなかったのですが、とても緑が豊かできもちいい!
この日の最高気温は39℃。とはいえ湿気のある日本と違ってカラッとしているので、不快な暑さは感じません。汗も多分かいているけれど、肌に出てくるときにはもう乾いているので、汗が出ている感覚もなし。
ただ、照り付ける日差しは痛いので、日陰をつくるために街路樹がたくさん植えてあるのかもしれません。日陰にいればそこまで暑くないです。
夏に来る人は帽子・サングラス・冷感タオルは必須で、もしかすると長袖のほうがいいかもしれません。
あと、どうしても書きたかったのですが、ペットボトルのミネラルウォーターと炭酸水の見分けが本当につきません!笑
事前にそういっている人がいて、そうはいっても分かるでしょと思っていましたが最後の日まで間違い続けました。これは絶対あるある。
ウズベキスタンの「て」
ブラブラしながら向かったのは、東京五輪2020でも話題になっていたウズベキスタンのオリンピック公式ユニフォームを手掛けるブランド「SABER」。
ブランドロゴの「7」をもじったデザインが、日本語の「て」にしか見えないと話題になっていたブランドです。
お店に入ると、写真の通り停電中。笑
エアコンも壊れて暑いですが、せっかくなので店内を見て回ります。
汗ばみながら、店員さんに「このマーク、日本語のひらがなの『て』に似てるんだよ」とスマホで「て」を打ってみせます。
すると「日本人がお店で『て!て!』って指さすから知ってるよ(笑)」と、日本人客と撮った写真も見せてくれました。笑
今年のオリンピックのテーマは「TIME TO WIN」だそうで、パジャマ替わりにと同じシリーズのTシャツとハーフパンツを購入しました。お気に入り。
停電だけどクレジットカードは使えました。
旧市街に戻るため、再びyandex goを使って車を呼びます。
運転手さんに「どこから来たの?」と聞かれ、日本というと「お~…」という反応。「こういう時は大体KPOPが好きで、韓国と言ってほしかったパターンだな・・」と思っていると、やはり「僕は韓国語を話すよ」と。
「私も話すよ!」というと、とんでもなく流暢な韓国語で話しかけられました。どうやら普段は韓国で働いており、今はビザがきれて再申請中、暇だから運転手をしているよ、とのこと。
まさか、ウズベキスタン人と韓国語で会話をするとは!共通言語は英語とは限りませんね。どんな語学も学んでおけば、うれしい交流があるなと思いました。「ラフマット(ウズベク語でありがとう)!」と伝え、下車。
4.ビビハニム・モスク
そして到着したのはビビハニム・モスク。
サマルカンドを発展させた偉大な王「ティムール」の命でつくられた、かつてイスラム世界で最大級だったモスクです。
ビビハニムというのは、妻のことを指すそう。
しかし、急いで建築しすぎたために天井が落ちてくる事故が多発し、使われなくなります。その後、ソ連時代に修復されて今に至りますが、現在も使われていません。
天井落ちてくるのはこわいわ…。
正直、ウズベキスタンの観光地って写真でみると全部同じに見えるから飽きちゃわないかな…と日本にいるときは思っていました。でも、実際にいってみると1つ1つ醸し出す雰囲気が異なり、それぞれとても素敵でした。
個人的には、建築物としてはこの大きなビビハニム・モスクが1番かっこよかったです。街全体をイスラム世界にしている感じ。
5.シヨブ・バザール
さて、ビビハニム・モスクのすぐ横に「シヨブ・バザール」という市場があります。
観光地なのでお土産屋さんもありますが、半分以上は地元の方たちが普通に買い物をするための市場です。乾燥しているので臭いも気にならず、屋根があるので日陰になりありがたい!
スパイス・ドライフルーツ屋さん以外は全然声をかけてきません。こちらから声をかけて値段を聞いても、その場を去る時に引き留められたりもありませんでした。この、にぎわっているけど、商売っ気があまりない感じが好きでした。
ノンをつくるおばちゃんたちをはじめ、市場にいる人はみんなヒマワリの種を食べています。暇つぶしにヒマワリの種を食べるらしい。ここのおばちゃんたちが市場でいちばん強そうだった。
そして、フルーツが激安!スイカなんて1玉100円ほど。積むの大変なのにもととれるの?!と思ってしまいます。
スパイスやドライフルーツなどのお土産屋さんは英語が観光客向けなので英語が話せますが、フルーツのほうは地元客向けなので、ジェスチャーで会話します。それが楽しい。
さすがに暑くなってきたので、一旦撤退。ホテルまで歩いて30分ほどですが、暑すぎるのでyandex goで戻ります。
6.ディナー(SHASHLIKUZ)
ホテルに戻ってしばらく休んだあと、20時前に近くのシャシリク(串焼き)屋さんへ。
ホテルから徒歩3分ほどの場所にあり、チェーン店のようです。雰囲気がとても良く、ホワイトコーデで誕生日パーティーをしている地元客もいました。
飲み物、サラダ2種、串の盛り合わせ、パンを頼みました。
サラダはシンプルなトマトサラダと、フランススキーというサラダ。ビーツ・きゅうり・肉(コンビーフ的な)をマヨネーズであえて揚げた芋をのせたものです。
このビーツのサラダがとってもおいしかったです!パンにあう!
雰囲気を楽しみながら待ちますが、メインのシャシリクが来ません。
注文から50分ほどたち、店員さんに声をかけてOKといわれるも何も起きず、さらに20分…。隣の欧米人も同じ感じを醸し出している。
サラダとパンを食べているうちにお腹もいっぱいになったので、「もうキャンセルしようか…?」と迷っていると、最初に注文した店員さんがいたので声をかけます。
すると、すごく気まずそうな顔をして「注文忘れていた」とのこと。笑
さすがにキャンセルさせてもらえないかとお願いすると、めっちゃ申し訳なさそうな顔…。こちらこそ、初日のディナーだから、このくらい待つもんか?と様子を見ちゃってごめんね、と思いました。
でも言い訳をするとか、無理やり今から焼いて持ってくる、とかではなく「気まずい」って顔をしてキャンセルさせてくれるあたり、何かちょっと日本人に似てる気がしました。笑
7.夜のレギスタン広場へ
気を取り直して、夜のレギスタン広場へ。この時間になると、気温も涼しくなりとても過ごしやすくなります。
レギスタン広場は、広場を囲うようにして3つのメドレセ(神学校)が立っている世界遺産です。モスクではなく、神学校です。
向かって左、右、正面の順に建てられているので、修復されているとはいえ、それぞれの時代の装飾が反映されています。
9月の独立記念日には大統領や各国の偉い人を呼んでここでイベントをするようで、ちょうど中には特設ステージが。
滞在期間、昼間はずっとダンスの練習で中に入れず。すでに22時前でしたが、チケットオフィスに行ってみると入ることができました!
中に入ると、全然人がいません。
中には公式の英語ガイドさんがいて「トモダチ!」と話しかけられるのですが、「私たちもいつ空くか知らされてなくて、10分前に空いたのよ」とのこと。そんな21時半すぎに開くことある?笑
そのおかげで人がすくないようです。ラッキーすぎる!
ミナレット(塔)にも上ることができるようでしたが、疲れそうなのでやめました。
それぞれのメドレセは内部に入ると中庭があり、それを四角くかこむように小さな部屋があるのですが、ほぼお土産屋さんになっています。果たしてこの使い方がベストなのか…?
以上で1日目は終了です。ここから歩いてすぐホテルに戻れるのが何よりもありがたい…。
【感想】日本人向きの観光地?
はじめてウズベキスタン、サマルカンドを歩いた初日の感想としては「めっちゃ日本人が観光しやすい街なのでは…?」です。なんとなく抱いていたイメージと全然違いました。
砂漠のイメージでしたが、緑が多い。
ごはんもクセがなくおいしい。
活気はあるけど、しつこくない。
わかりやすい観光地がある。
割と観光地がまとまっている。
観光地には必ずトイレがある。
物価が安く、フルーツ天国。
yandex goがあるからタクシーの値段交渉も不要。
観光地ど真ん中なのもあるかもしれませんが、夜22時すぎに歩いても何も治安の悪さを感じませんでした。子供たちや女性たちだけの人もいます。
そして街がきれい。掃除をしている人がいるのもそうですが、乾燥しているので臭くないんです。やたらと生ごみが外に置かれているのですが、たぶん乾かしている!日本にもそういう機械ありますよね。それが自然の力で。
「初日からウズベキスタンめっちゃ好きなんですけど~!!」という気持ちを抱えつつ、まだ旅行は始まったばかりなので、のどぬーるマスクをしてさっさと就寝します。乾燥するので大事。
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