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カザフスタン旅行記#2🇰🇿 未知のカザフグルメ編!お酒もOK?馬肉の伝統料理!
こんにちは。
2024年夏、お盆休みにウズベキスタン・カザフスタンを旅行してきました。
今回は、カザフスタンの旧首都・アルマトイで食べたものを紹介します。地元の伝統料理からカザフスタンで食べられる日本料理まで(!)実際に行ったお店を紹介します。
アルマトイを訪れる予定のかたはもちろん、予定のないかたも、ぜひ旅行気分で読んでいただけると嬉しいです。
・ウズベキスタン・グルメ編はこちら。
・前回のカザフスタン旅行記はこちら。
皆さんは「カザフスタングルメ」と聞いて何をイメージしますか?
私たちが真っ先に想像したのは、遊牧民が食べるような肉料理でした。
調べてみると、馬肉や羊肉を使った麺料理「ベシュバルマク」がヒット。きしめんのような平らな麺の料理らしいと知り、期待大!
お店①Kishlak(Қышлақ)
google mapでお店を調べます。選んだのは、麺の上の肉の量が圧倒的に多かった「Kishlak」というお店。
※再度調べたら、こちらウズベキスタン料理屋らしいです。あれ?
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店内はとってもキュートな感じ。川も流れていました。
「お店のなかに川を流したい」という想いは世界共通なのでしょうか?
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店内には、軍服を着た学生たちがたくさん。軍隊学校が近いのかな?私服の友達とごはんを食べている子もいました。今日は学校がお休みで、久しぶりの再会中なのかな~などと勝手に想像します。
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ベシュバルマク(馬肉きしめん)
さて、注文した2つの商品がきました。
出てきてびっくり、思わず「デカ!」と声が出ました。びっくりドンキーのお皿をさらに巨大にしたようなウツワに入っています。「もしかして一品をシェアするべきだった?」と焦る量。
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念願のベシュバルマクに対面。太めのきしめんの上に、茹でた馬肉、馬肉ソーセージ、玉ねぎ、にんじんがたっぷりと。ここに馬だしのソルパ(スープ)がかかっています。
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味は…美味しい!しっかり塩味はありますが、優しさを感じる味です。何か知っている味を感じたのですが、これは…。バターだ!そりゃ美味しい。
ただ、馬の臭みはちょっとあり。苦手な人はいるかも。
私は沖縄のヤギ汁までいくと苦手で飲めないのですが、これはおいしく食べられました。ただ、一緒についてきた馬のスープは全く飲めず…。
カザンケバブ(ラム肉)
もう一つのびっくりドンキー皿グルメは、カザンケバブ。ラム肉とじゃがいもを蒸した肉じゃがのような料理です。
実は、カザンケバブはウズベキスタン料理。ウズベキスタンでも食べて、お気に入りグルメの一つです。
ただ、ウズベキスタンで食べたカザンケバブは「ラム臭さ」が弱めでした。北海道生まれの道産子として「もっとワイルドなラムが食べたい!」と再チャレンジ。
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結果、たしかにウズベキスタンの時よりラム臭さがある!それでも、ラムが苦手な人も食べられるくらいの臭さです。めっちゃ美味しい!
中央アジアの遊牧民たちが食べる伝統料理に挑戦できて、大満足です。
唯一の疑問は「中央アジアのラムはなぜ臭くないのか」。昔から食べているから下処理がうまいとか?
お店②ラグマンハナ・ウルムチ(Лагманхана Урумчи)
2日目のお昼は、なんとGoogle口コミ4.5(!)のラグマン店へ。
ラグマンとは、中央アジアで食べられている手打ち麺料理のこと。麺はもちもち&太めなので、うどんが近いと思います。
店名にある「ウルムチ」とは、中国・新疆ウイグル自治区にある市の名前です。この地域は中央アジアとの国境に位置しており、独自のラグマンが生まれたそう。日本の「カレーライス」的なことでしょうか。
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最初は満席で入れない感じを出されたのですが、ドアの外に並ぶとすぐに隣の入口に案内されました。どうやら隣の店舗も同じ店らしい。
もし訪れたのが旅行の前半であれば、最初に冷たくされた時点で諦めちゃうかもしれません。しかし今日は旅行の最終日。「絶対に食べるぞ!」という強い意志があります。
席に座りメニューをもらいます。文字だけではまったく分からないので、Google mapの写真を見せたり、店員さんが持っているものを指さししたり、どうにか注文。
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ちなみにGoogleの翻訳アプリは、ロシア語やカザフ語⇔日本語の互換性が悪いらしい。最初はこのメニューもiPhoneで画像翻訳しましたが「ラグマン人」「メスのじゃがいも」とかが出てきて、何も分かりませんでした。文明?
焼きラグマン
さて、私は看板メニューの焼きラグマンを頼みました。いわゆる焼うどんです。これが、昨日よりもデカい!デカ盛りチャレンジグルメすぎる!
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焼きラグマンもウズベキスタンで食べましたが、またちょっと違いました。ウズベキスタンのものと比べて、具材が多く、麺ももっちり太くコシがあります。どちらも美味しいです!
旅行最終日。たっぷりのオイルがなかなか胃にきますが、食べてよかった。
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ちなみにウズベキスタンのものはこちら。
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セロリつけ麺
夫は、つけ麺タイプを頼みました。メニュー名が分からないので、google mapにあった写真を見せて注文します。しかし、注文をとりにきた店員さんが別の店員さんを呼びとめて何か話しています。
なんとなく「これって〇〇だよね?できる?」「え、なにこれ」「あれじゃない?」みたいな話をしている気がしました(笑)
しばらくたって「OK」とのことで、届いたのがこちら。
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他の人のテーブルにあるつけ麺と比べても、異常に多いセロリ。
後でわかったのですが、どうやら先ほど見せた写真がセロリましまし版だったよう。初来訪で、謎に裏メニューを頼んでしまったよう!そりゃ店員さんも集まるわけですね。
味は、正直先ほどの麺と同じです。そこにセロリをマシマシにした版(笑)。嫌いなものがない夫も、さすがに苦戦していました。
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もちろんノン(パン)がついてきます。皆さんこのノンでお皿に残ったオイルをすくっていましたが、さすがに手をつけることもできなかった…。
デカ盛りですが、ここのラグマンは唯一無二。アルマトイを訪れる方がいたら、ぜひ行ってみてほしいお店No.1です。
お店③HOPER'S(クラフトビール)
続いて紹介するのは、クラフトビールのお店です。
宿泊したホテルから徒歩3分ほどの場所にあり、ホップのマークが目印のビアバー。
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カザフスタンは国民の7割以上がイスラム教徒。
イスラム教は禁酒が基本ですが、ウズベキスタン同様にクラフトビールのお店が結構ありました。お酒大好きなロシア人が多く住んでいるからでしょうか?
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右にもあるよ
タップリストに書かれたブルワリーの名前を調べると、ロシア・スロバキア・イギリス・ドイツなど…本当に様々な国のビールがあります。
スタイルも、ラガー、ウィート、IPA、DIPA、NEIPA、ゴーゼ、スムージー、アンバー、スタウト…とクラフトビール好きにはたまらない品ぞろえ。
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サワーエールっぽくもあり、飲みやすい
缶も瓶もいろいろ。ミード(蜂蜜のお酒)の缶もありました。
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ビールが飲みたくなったらおすすめです!
お店④Tokyo Ramen
最後に紹介するのは、日本食レストランです。海外のグルメ紹介記事や動画で、日本食が出てきたら「おい~!」って思いませんか?笑
私たち夫婦は「おい~!」派なのですが、「もう胃が限界」「だけど最後の夜だよ?!なにか食べたい」というやりとりの末に、日本のラーメン屋さんを選びました(食べない選択肢はない)。
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夫との旅行中に日本食を食べに行くのは初めて。「カザフスタンで日本料理を食べるのって面白そうじゃない?」と盛り上がりました。
店内はとにかく綺麗。「本物の日本のラーメン」とかかれた暖簾もかかっています。自分で「本物」と書くとあやしくなる気がするのですが。
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鶏白湯・醤油ラーメン
ラーメンのメニューは、ちょっと欲張りすぎじゃないか?と思うくらい種類豊富です。塩、醤油、みそ、鶏白湯、エビラーメン、タンタンメン、チーズラーメン、ビーガンラーメン、油そばのようなもの。
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トムヤムラーメンもあります。このお店以外にも、歩いているとトムヤムラーメン専門店を何か所か見かけました。流行ってるのかな?
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私は鶏白湯ラーメンをチョイス。これが大正解!
ちゃんと鶏白湯の味です。唯一チャーシューだけが、クセのあるハムのような味でちょっと苦手でした。
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海外で半熟卵を見たのは初めて。半生、ちょっと怖いですが「本物の日本のラーメン」と書いてあったので信じました(大丈夫だった)。
夫の醤油ラーメンを注文。こちらは、正直かなり微妙でした。海外の変わった醤油の味です。醤油ラーメンって難しいんだな…。
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うなぎロール
「海外のSUSHIも食べてみたい!」とうなぎロールを注文しました。本当に胃が痛かったのですが、食への探求心が強い二人なので…。
うなぎ×クリームチーズのロールは、普通においしかったです。良い意味で予想通りの味?お米もおいしかったです。
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ガリは甘酢じゃなくてショウガだった
カザフスタンという私たちにとっては異国の地で、こうやって日本食のレストランをやってくれていることが嬉しいですよね。行かれる際は、鶏白湯をオススメします!
豆知識:りんご発祥の地
このお店がある石畳の通りには、りんごのモニュメントがいくつかあります。実はアルマトイは「りんご発祥の地」だそう。
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オマケ①MONTEVERDE GELATO
別記事で書きますが、観光地koktobeで食べたイチゴのジェラートが本当に美味しかったです。トルコ風とまではいかないですが、ちょっともっちりしていて忘れられない…。
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オマケ②空港グルメ
最後の最後に飛行機がディレイしたので、空港でペニメリ(ミニ餃子)を食べました。
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ペニメリは以前トルコで食べた際に苦い思い出(ミスで中にお肉が入っておらず、ただの小麦粉のちねりだった。しかし「こういうものか」とその場では言えず…)があり、リベンジで頼みました。
もちろん美味しいですが、これは空港の味として綺麗になってしまっているので、またどこかで挑戦したいです。
最後に
以上、2泊3日のカザフスタンはアルマトイで食べたグルメのご紹介でした。
ウズベキスタン料理は東京で何度か食べにいきましたが、カザフスタン料理は未知の世界だったので、今回現地で食べることができて非常に良かったです。
アルマトイに行かれるかたには、「ここでしか食べられないグルメ」として、ベシュバルマク(馬のきしめん)と、ラグマンハナ・ウルムチの焼きラグマンを強くオススメします!