🇺🇿ウズベク料理って？日本人に合う？旅行で食べたもの全部かく|ウズベキスタン旅行2024夏

2024年8月18日 20:12

こんにちは。2024年夏、お盆休みを利用してウズベキスタン・カザフスタンへ行ってきました。　　

今回はウズベキスタン３都市（サマルカンド・ブハラ・タシュケント）で食べた料理をジャンル別に紹介します。

ご旅行の予定がある方はもちろん、「ウズベキスタン料理って何？」という方にもぜひ興味を持って貰えたら嬉しいです。

はじめに：ウズベク料理って？　

日本ではまだ知名度の低いウズベク料理。実は塩・油など比較的シンプルな味付けの料理が多く、スパイスの主張も少なめ。
スパイスの目安としては「これ、クミン入ってる...よね？」くらいの量です。そのため、日本人の口にとても合うと思います。

料理の種類としては、内陸国のため安価で手に入るお肉料理が多いです。イスラム圏なので牛・ラムがメインですが、ラム好きとしては物足りなさを感じるほど、ラムは臭みがありません。

そして炭水化物は、なんと米・麺・パンのすべてを網羅！ノンと呼ばれるナンのような国民食のパンは、どんな料理を頼んでも「ノンはどうする？」とウェイターに聞かれます（米を頼んでも聞かれます）。

１.プロフ

ウズベク料理で最も有名なのが、ウズベキスタン版のピラフといわれるプロフ。ピラフというと少しパサパサしたものをイメージするかもしれませんが、個人的には超オイリーな炊き込みご飯という表現の方が合う気がします。

肉の種類（牛かラム）、にんじんの色、レーズンの有無など、地域やお店ごとに特色が出ます。
オイリーなプロフは結構胃にもたれますので、複数人で旅をしている方は、シェアするのがおすすめです。

サマルカンドのプロフ

某ガイドに掲載されているサマルカンドプロフの特徴とややずれているため、これがサマルカンドのプロフと言えるかが微妙ですが、「サマルカンドで食べたプロフ」です。

「プロフはにんじんを食べるためのものなのでは？」と思うくらいにんじんが美味しい！そしてお肉は写真ではわかりませんが、かなりホロホロです。このお店はにんにくと唐辛子が添えられていたので、味変も出来て最高でした。

サマルカンド「OLD CITY RESTAURANT」
55,000スム（=約642円）+TAX15%

ブハラのプロフ

こちらも特徴が某ガイドとややずれますが、プロフ専門店にて正真正銘の「ブハラプロフ」を注文しました。特徴であるレーズンも、油でコーティングされているため悪目立ちしません。

またこのお店は100円前後で様々なお肉を追加できました。夫が頼んだ馬のソーセージは全く臭みがなかったです。（一方私は間違えて苦手な牛の骨髄を頼んでしまい...骨髄はおすすめできません）

ブハラ「The Plov」にて（0.7人前）
42,000スム（=約492円）+TAX15%

最後に有名なタシケントのプロフセンターに行くつもりだったのですが、前日にブハラで食べたプロフの油がかなり胃に来ていたのと、あまりの暑さに断念。

２.ラグマン

プロフと並んで有名なのが「ウズベキスタン版うどん」といわれる麺料理、ラグマン。手延べ麺にお肉と野菜が入った優しい味のスープをかけた料理です。

一般的なラグマン

お店ごとに味は違うと思いますが、サマルカンドで食べたこちらは「ポトフに麺を入れた」ような優しい味わいでした。もし旅行先で体調を崩しても、ラグマンがあれば安心です。

手延べ麺ですが、個人的には「すいとんを麺にした感じ」がしました。コシというか、もっちりとまではいかないけれど、噛みごたえがありました。麺もお店によると思います。写真下手ですが、見た目より美味しいです！笑

サマルカンド「old city restaurant」にて
44,000スム（=約514円）+TAX15%

汁なしラグマン

焼きうどんやミートスパゲッティと表される汁なしラグマン。麺を焼いた香ばしさが美味しいですが、こちらもなかなかなオイリー。上に乗っている爽やかなディル（IKEAのサーモンにのってくるやつ）がよく合いました。

ブハラ「Sitora Kafe」
40,000スム（=約469円）、サービス料なし

３.肉料理

シャシリク（串焼き）

こちらも有名なウズベキスタン版の串焼き。牛、ラム、チキン、野菜など種類はいろいろです。
間違いなく美味しいですが、相変わらずラムのクセがないので、ラム好きな人には物足りないかも？牛のほうがクセがあって個人的には好きでした。

ブハラ「メルキュールホテル」レストランにて
75000スム（ホテル価格でも安い）

カザンケバブ

ウズベキスタン版の肉じゃがのようなもの。ラム肉とじゃがいもをスパイスで和え、蒸し焼きにします。ほろほろのお肉はもちろん、じゃがいもがとても美味しいです。雪が降る地域のじゃがいもは美味しい！

マンティ

ウズベキスタン版の餃子です。韓国でいう「マンドゥ」、饅頭。皮が薄くて中身がジューシーで本当に美味しい！ヨーグルトソースが合います。
一口サイズの「ピロティ」もありますが、個人的にはマンティ推し。小籠包が好きな人には大きめのマンティがおすすめ！

サマルカンド「old city restaurant」にて
48,000スム（=約563円）

サムサ（サモサ）

お肉が入ったパイのようなもの。揚げてあるのではなく、窯にはりつけ焼いています。市場で購入しその場で食べましたが、アツアツ、パリパリ、ジューシーでとても美味しかったです！

この時、隣にいたお客のおじいちゃんが「お茶飲むか？」と温かい緑茶を注いでくれました。ウズベキスタンには緑茶（甘くない）を飲む文化があり、オイリーな食事の際にはとてもありがたかったです。

ヴァグリ（ラムの唐揚げ）

Vaguriという名前のラムの骨付き唐揚げ。おそらくこの旅で食べたもので１番高級だったのではないかと思います。美味しいですが、やはりラム好きとしてはラム感がちょっと弱いかも...。酢漬けのたまねぎがついてきます。

ブハラ「kafe minor」にて
190,000スム（=約2226円）+サービス10%

４.サラダ　

オイリーな肉料理が多いウズベク料理に欠かせないのが、サラダ。サラダのバリエーションが本当に豊富で、皆必ずセットで頼みます。

アチチュクサラダ

ウズベキスタンのサラダといえば？な、トマト・キュウリ・たまねぎのシンプルサラダ。プロフやと一緒に頼むことで、口の中をさっぱりとさせてくれます。
上に香草が乗っていますが、混ざっているタイプではないので苦手な人も安心。

ブハラ「kafe minor」にて
15,000スム（=約176円）+サービス10%

フランススキーサラダ　

これがめっちゃ美味しかった！ビーツ、牛肉、きゅうり、にんじんなどをマヨネーズで和えて、揚げた細切りポテトを乗せたサラダです。肉も芋も入っているので、もはやサラダではないですね。ポテトサラダ的な立ち位置？パンとこれで十分です。
食べたことあるもので言うと、シーフード入りの大根マヨサラダ的な感じがしました。和っぽい味付けで、嫌いな日本人はいないと思います。こ