詠み人知らずの想い
1.あなたへと唄った 愛の詠み人知らず
かって一人で なかったと
気付いた頃には
詠み人の名かすれ 唄い手分からず
本当に一人ぼっちの あなたが泣くのは
心の部屋の 中だけで
「泣かないで」と 声かけただろう
愛の詠み人 いずこに
顔も知らぬ 詠み人が
とても恋しく 恋しくて
あなたが詠んだ 想いの唄よ
愛の詠み人に どうか届け
2.詠み人へ唄った 澄んだあなたの想い
それが数多の 人々に
届いた頃には
詠み人の名かすれ 唄い手分からず
孤独牢そこで死にゆく あなたの心に
わずかな救い 訪れる
「素晴らしい」と 数多の声たち
癒し、安らぎ あなたに
顔も知らぬ 人々が
あなた認める いつまでも
あなたの詠んだ 想いの唄が
愛の詠み人に 届かずとも