ミルグラム2 正当な善なる殺人 感想

一言で言うなら、うっ………である。初見では訳がわからなかった。

①タツミ
赦す。詩織さんを想って、それで誤って刺したのだと思っているから、これを悪い、とするのはお門違いかと。「正当な善なる殺人」の手を振りほどく瞬間、すごく良い。

②リナ・メイ
赦す。この子たちは悪くない。女性記者に苛立ちを覚えた。トーチに同意。確かに犯罪者の家族ってだけで虐められたり根も葉もない噂をたてられることだってあるはず。それでも自殺せずにいられたメイがあまりにもすごい。リナは逆恨みで母親を殺されても「正当な善なる殺人」の思想には染まらなかった。それだけでもえらいのに、女性記者を刺そうとしたメイを止めてるの、すごくかっこよかった。彼岸で2人仲良く過ごしていてくれたらいいな。

③マコ
これはトーチの判断力に脱帽。自分なら赦せなかった。判断すべき事項が「自殺したこと」だったけど、それでも悪い印象を植え付けられているから、何かしら理由をつけて赦さないんだろうな、自分なら。トーチは湖上ちゃんの影響で変わったとはいえめちゃくちゃドライだからこの判断ができたんだろう。

④トモナリ
赦さない。さすがに、ね?性癖歪んだのはしょうがないとしても殺しちゃダメでしょ。それも4人。1人ならいいよって訳じゃ断じてないけど。いやあ、誰よりもやばかったわこの人。このためにマコを残したんだな……
全体的にトーチがすごい策士だった。

以上。

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