おしゃひろから栗田マロンまで
洗脳がとけ、恐怖の村から逃げ出した栗田まろん。あの日、優しく温めてくれた自動販売機のことが気になり始めていたが、対格差故に、自動販売機を背負って逃げることは出来ない。
いつか、絶対にマロングラッセになって世界の頂点に立ってやる。そのとき、自動販売機に会いに来ると誓って、今はとにかく外に向かう事にした。途中の道で奴らのアジトを発見するも、中から聞こえて来たのは自動販売機への卑劣な仕打ちの計画だった。
計画を知られた奴らは、一斉に「あの女」
栗田まろんを追う。
「ぼく、男なんですけど――――」