【有料版】 総合内科専門医試験を余裕合格に導いた最強メソッド(+α)
(※内科専門医試験については下に書いておりますのでご参照ください)
(※2023年、2024年の総合内科専門医試験用にご購入をいただいた先生から、こちらの方法が非常に役に立ったと複数のお声をいただきました。ありがとうございました。)
(※NEW:2024/6、【限定公開】総合内科専門医試験の勉強の本質(土台はどのように作るかと、その具体例)についての記事を追加しました。本記事の最後に限定公開のURLを添付しておりますので、ご確認をお願いいたします)
今回は総合内科専門医試験で確実に合格点に到達させる勉強方法について書かせていただきます。
総合内科専門医試験は、試験範囲がとてつもなく広く、さらにそれぞれの診療科で出題される問題の難易度も相当高いです。
「ここまでハードでエグい専門医試験は他にはない」、すでに勉強を始めている先生は感じておられるのではないでしょうか。
合格ラインは得点率60%と推測される中、例年3-4割の受験生は不合格になってしまいます。内科医の3-4割が6割の得点も取れずに不合格になる試験。どれほど壮絶な試験であるかがわかります。受験される先生は、いろいろなところでこの試験のヤバさを耳にされていると思いますが、実際にはその噂通りのとんでもない試験です。
私は、専門性に特化した診療をしていて、自分の診療科でも少し分野がちがえばわからない。当然、他科の知識はほぼ0、無知の状態からの試験勉強でした。
そんな私が、10分野のうち、1分野で満点(自分の専門外の科)、3分野で90%以上、3分野で85%以上の得点を取ることができました。最終的には余裕を持って合格することができました。
そんな私にとって最強だった勉強法の紹介です。
今回は有料とさせてください。ご興味のある先生のみ、ご覧いただけますと幸いです。
一般的な勉強の進め方や使用する教材は他の先生が書かれていることに概ね賛同いたします。実際には使用される問題集はかなり限られており、ほとんどの受験生が同じ教材を使用されていると思います。定番となるのは、過去問、セルトレ、QBオンラインなどですが、他の先生の記事もご参照ください。
ただ、今回私が紹介させていただくのはこのようなお話ではありません。
ひとつ例をあげてみます。
例えば、問題集を解いていて気管支喘息の治療薬の問題があったとします。そして、解説には「気管支喘息に対する生物学的製剤には、オマリズマブ、デュピルマブ、メポリズマブ、ベンラリズマブがある」と記載がありました。過去問にもあり有名です。この4つを全く知らなかったという前提とします。
「これは重要だ」と考えて、蛍光ペンでマークを引きました。
さて、かなりの時間をかけて膨大な量の問題集をなんとか全科1周したとして、2周目でこの問題に戻ってきました。
気管支喘息の生物学的製剤を4つ覚えていますか?
少なくとも私には無理でした。
気管支喘息ならわかる、という方のために、NMOSDだったらどうですか?高安動脈炎だったらどうですか?乾癬性関節炎では?
総合内科専門医試験の試験範囲は内科すべてです。ものすごい時間をかけてようやく1周目が終わり(全科を1周するだけでもとんでもない時間と労力が必要です)、2周目に入った時、これらの疾患で使用されるバイオ製剤を羅列できますか?バイオが熱いと言っている訳ではなく、わかりやすい例として取り上げました。
1周目の勉強の時に「これは重要だ」と、蛍光ペンでマークしていても忘れています。むしろ、マークしたことすら忘れているというのが現実だったりもします。このバイオ製剤は過去にも出題されていることから必要とされる知識ですが(非常に簡単な問題に分類されます)、1周目にサラッと解説を読んでも、その場で覚えて、あとになっても暗記した状態を維持していることはほぼ不可能だと思います。
なぜなら、試験範囲が内科がすべてであり、ほとんどが自分の専門科以外なわけですから、これだけ覚えればいいのではなく、このように覚えていかなければならない知識は全科合わせれば数千はあるからです。全科を1周し終わった時に、これらの疾患の生物学的製剤を暗唱できないのは普通です。しかし、残念ながら、暗記できていなければ勉強していないのと同じことになってしまいますし、おそらく2周目をしても相当量の知識は記憶から抜け落ちていると思います。
何十万円もするセミナーに申し込んで、わかりやすい解説を聞いて、「なるほどなー」と納得しただけでは全く足りないということでもあります。確実に覚えて暗記していなければ意味がない。
総合内科専門医試験では要求されるレベルが非常に高い問題が並びます。まず自分で診断をつけるところから始まり、正解までに数ステップが必要です。たった1問正解するのがとても大変で、知識が不十分だと正解の1点が取れずに不正解の0点になってしまいます。なんとなくやったでは通用しません。知識を完全に自分のものにしていないと正解にたどり着けないのです。
今回は、無知の状態から勉強を始めた私が、最終的に余裕を持って合格できた勉強法、さらには最強兵器とその具体的な使い方を紹介します。ベースの知識もなく、みんなと同じ問題集しかしていないのに、なぜ高得点で合格できたのか。高額なセミナーやみんながやっていない問題集に手を出す必要はありません。そんなことよりも、もっと大事なことがあります。
総合内科専門医試験には全く聞いたこともない疾患はほとんど出題されていません。使用される問題集は定番のいくつかに限られ、ほぼ全ての疾患は網羅されています。多くの受験生がこの限られた同じ問題集を使用して勉強されています。私も同じでした。このような状況で、不合格になってしまう先生が3-4割おられる中で、どのように勉強して余裕を持って合格することができたのか。
本試験の合否を分けるのは、稀に出題される「誰も知らない知識」ではありません。「問題集を解いていてどこかの解説にはあった気はする」けど、「さすがにそこまで詳しくは覚えきれていない」という知識なのです。
多くの問題が、「勉強してきたので問題文や検査所見から診断はできた」「その疾患自体は知っている」「問題集で解説も読んだし、それなりに覚えたつもり」、でも「正解にはたどり着けない」。このような高いレベルの知識を問う、絶妙なラインを攻めてくる問題が大半です。表面的だったり不十分な知識では太刀打ちできません。この難易度の高さと要求される知識量は人間の脳の容量を超えているのではないかと勉強開始当初は思っていました。
長期間の相当な勉強時間を確保する必要がありますが、それだけでなく本試験に耐え得る知識を完全に自分のものにしてしまう圧倒的な勉強法が必要です。
目から鱗。自分のものにしてしまう知識量が飛躍的に向上します。
どのような勉強方法や問題集をされていても通用します。
圧倒的に効率が上がり、学習してきた内容を確実に自分のものにする方法です。
今回の記事は有料とさせていただきましたが、数ヶ月に及ぶとんでもなくハードな試験勉強から見ればはっきり言って安いと思います。2023年に総合内科専門医試験を受験された多くの先生にご覧いただき、非常に有用であったと個別でご連絡をいただきました。
これをお読みになられているのが試験日までまだ時間がある時期だとすればなかなか実感がわかないと思いますが、実際の試験前の肉体的、精神的なストレスは半端ないものです。これ以上ハードな専門医試験は他にはないと思います。試験前日になっても勉強が完了していない先生がほとんどというとんでもない試験です(直前になればお分かりいただけると思います、、受験される先生がわるいのではなく、それだけとんでもない試験なのです、、)
この方法を実践された先生は、試験が近づけば近づくほどこの方法がいかに有用であったかお分かりいただけると思います。合格に至るには相当な勉強量が必要で、とてもハードな試験勉強期間になるので、「結構勉強したけど落ちるかもしれない」とか「落ちればまた来年」というのはメンタル的に持たないです。誰もが「もう二度と受けなくない」と思うはずです。ですので、確実に一発で合格するために1日でも早く実践してもらいたいです。また、試験勉強における心構え、合格するためにはどのように勉強していくのが重要であるかの思考プロセスなどについても詳細に書かせていただきました。
総合内科専門医試験は内科医である私たちがこれまで受けてきた中で最もハードな試験です。さらに、勉強だけしていればよかった医師国家試験前の学生時代とは生活環境がちがいます。毎日仕事も忙しいし、時間外労働も当直もあるし、学会発表も論文作成もあります。すでに家庭がある先生もおられます。子育てをしながら本試験を受験される女性の先生もおられます。忙しい中で、時間を捻出して勉強しなければなりません。
この方法を実践していただければ、試験本番の日には知識量と知識の深さにおいて他の受験生と圧倒的な差をつけることができると確信しております。必ずや先生の勉強にお役に立てると自信を持っておりますので、もしよろしければご覧いただければと思います。
(また、勉強を開始される初期段階の頃には、使用する教材や何から勉強すればいいかわからなくて困っておられる先生がおられるかもしれませんので、個人的な意見にはなりますが、記事の最後に相談用の個別アドレスも載せておきましたので、お気軽にご連絡ください。)
(NEW:【限定公開】総合内科専門医試験の勉強の本質(土台はどのように作るかと、その具体例)を追加しました。本記事の最後にURLを添付しております。本編12000文字+追加5000文字になりました。)
●内科専門医試験を受験される先生
内科専門医試験は、「認定内科医試験と総合内科専門医試験の中間の難易度」と内科学会が公表しています。このような表現だと「中間くらいでそこまで難しくないのかな」と、なんとなく思ってしまいそうです。
私は専攻医が終わった頃にまず認定内科医試験を受験しましたが、難易度がどうとか言う以前に、「試験範囲=内科すべて」というのはとんでもない試験であり、とても大変でした。内科全科が試験範囲というのは、たとえ難易度がそこまで高くなかったとしてもどれだけ大変かは容易に想像がつくかと思います。
そして、内科専門医試験の難易度については、認定内科医試験よりも明らかに難しいです。疾患についての深い知識が問われ、up to dateに近い比較的新しめの知識も当たり前のように出題されています。過去問を見るとわかるのですが、総合内科専門医試験に準じている、というか、相互にリンクしているように思います。お互いの過去問が出たり、類似問題も多いです。
では、総合内科専門医試験との最大の違いは何かというと、合格率が高めになるように作成されている点だと思います。総合内科専門医試験ほど突っ込んだえげつない知識を問う問題が少ない、選択肢が難しすぎない。その結果、受験生の得点率が高くなり、合格率も高くなります。言い換えると、2つの試験で出題される問題の本質は同じようなものですが、ちょっとした設問の内容や選択肢のレベルなどが内科専門医試験の方が易しいので、結果的に正解にたどり着きやすいという違いがあるように思います。
ただ、実際に試験対策として使用する教材はどちらの試験もほぼ同じです。総合内科専門医試験だから難しい問題集を使用するということもありません。到達目標のレベルは違えど、勉強する教材は同じです。内科専門医試験も、確実に合格するためには数ヶ月前から十分な準備が必要であり、これをきっちりできていなければいくら合格率が高めとはいえ落ちてしまいます。
私のnoteではギリギリの合格を目指した勉強法はおすすめしていません(それなりの不合格者が出てしまうので)。しっかり対策をして、確実に合格していただきたいと思って、その目線で記事を書いています。
私は以前に受験した認定内科医試験は平均点より少し低めで合格したのですが、こちらの方法を行って総合内科専門医試験はぶっちぎりの得点で合格できました。今回の方法はもちろん内科専門医試験にも通用しますので、よろしければお読みいただければと思います。
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