総合内科専門医試験対策 コラム(いつから勉強すればいいのか問題)
先生方、日々の勉強本当にお疲れ様です。
今回は総合内科専門医試験対策として、いつから勉強すればいいのかについて書かせていただきたいと思います。
例年、総合内科専門医試験は9月に実施されています。
では、この試験、一体何月から試験勉強を始めればいいのでしょうか。
今年受験しようと考えておられる先生も「総合内科専門医試験はマジでヤバい、エグい」という噂をたくさん耳にされていると思います。過去に受験された先輩方や、すでに勉強を開始された先生方はほぼ間違いなくこのように言われていると思います。
では、実際にはどうなのかと言えば、この噂通りです。
「マジでヤバい、エグい、半端ではない」これが真実だと思います。自分にとっては、これまで受けてきた自科の専門医試験とは、まるで比較にならない別次元の大変さでした。
そもそも試験範囲が内科全科なので言うまでもありません。そして、各科から出題される問題も相当レベルが高い問題が並びます。合格に到達するには超大量の知識を頭に詰め込む必要があります。
得られる知識量 = 勉強の効率×勉強時間
なので、
勉強の効率を上げることは大事です。ただ、ある程度勉強すればわかるのですが、効率は工夫したとしても、それ以上に絶対的かつ圧倒的な勉強時間をかけないとまったくこの試験には通用しないのです。
個人差があるので絶対とまでは言いませんが、本試験においては、どれだけベースの知識があっても、どれだけ効率がいい勉強法を模索しても、1-2ヶ月の勉強時間で合格するはかなり厳しいと思います。1-2ヶ月程度の勉強で合格された先生も実際にはおられるかもしれませんが、それは幸運なことにギリギリすべり込み合格できたという感じだと思います。1-2ヶ月程度の勉強では、全体からみれば不合格だった先生が多いのではないかと思います。個人的には3ヶ月でもきついです。
短期間の勉強で合格にたどり着いた先生のお話は、勇気をもらえますし、自分もなんとかなるんじゃないか、という感覚にしてもらえます。希望をもらえます。
しかし、実際に短期間の勉強のみでぎりぎり合格できた先生もおられる一方で、その裏側では、不合格だった先生も相当数おられると思います。
落ちてしまって追加でレポートを提出することもかなりの負担ですが、来年もう1回受け直すのはそれ以上に超絶ストレスです。
そう考えると、「五分五分の勝負」だったり、「受かればラッキー」で試験に挑むのは怖くないでしょうか。本試験で合格の確信が持てるレベルに到達するのは相当難しいですが、「これだけやったんだから、さすがに受かってくれよ」というくらいの域には到達しておきたいです。
そうするにはやはり絶対的な勉強時間が必要です。
学生時代のように朝から晩まで国試の勉強だけしていればいいわけではありません。仕事がありますし、家庭などのプライベートでもいろいろなことが起こります。いつまでにこれをやる、そのあといつまでにあれを終わらせる、そんな勉強スケジュールからじわじわと遅れていきます。
「あと1ヶ月はやく始めておけばよかった」
この言葉は本試験を受験される先生方の鉄板のあるあるです。
「まだ半年前だしいいや」とほったらかしたら、4ヶ月前になっていた。「4ヶ月前だからそろそろ勉強しよう」と言いながらそのまま1ヶ月経ってしまった。こんなことはあるあるですが、あとで猛烈に後悔します。
私は試験1ヶ月前には、「ヤバい、終わらない、精神と時の部屋に入ってもう1ヶ月勉強したい」なんて考えたりしました。
※精神と時の部屋
ドラゴンボールで孫悟空が修行をした特殊空間。この部屋の中で1年間修行しても、現実世界では1日しか経っていないという、すごい部屋。
この試験、勉強をはじめるのが早すぎるということはないと思います。
ちょっと足りない、だいぶ足りない、全く足りない、もう無理、はあるあるです。
試験が近づくにつれて、多くの受験される先生がとにかく時間が足りないと焦っています。この現実から目をそらさずに、このコラムを読んだその日から1日でも早く準備を進められてはいかがでしょうか。
過去には戻れません。精神と時の部屋はありません。
試験前に後悔しないために、今日この瞬間から本気になることが大切です。
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