【長期的な安定には挑戦が必要】
「安定」の考え方は人それぞれです。何も起きないことが安定と思う人がいれば、成果が上がり続けることが安定と思う人もいる。定義をどう設定するかによって解釈は異なるけど、ここでは成果が上がり右肩上がりの状態を想像してもらえればと思います。
この言葉自体は、株式会社 U-NEXT HOLDINGS の 代表取締役 社長 CEO宇野 康秀さんがカンブリア宮殿出演時に話していたものである。U-SEN時代から2度の倒産危機を乗り越えた経験から、どんどん新しい事業を創出しており現在は配信サービスにおいてネットフリックスやAmazonと肩を並べている日本企業で日々成長曲線を描いている。
個人に置き換えても、毎年の年収推移が右肩上がりになるためには企業が利益を上げていかなければならないし、個人としても成果を上がることや実力をつけて成長し続ける必要がある。可もなく不可もなく毎日を過ごし毎年の年収も変わらないのは安定ではなく、現状維持でもなく衰退である。
結局のところ同じことをし続けて成果が上がり続けることは難しい。競合ライバルがいるし、他も成果を残すために努力しているのだから楽をしてというのはこのご時世かなり難しいと思う。
新しいことを始めるにはすぐに成果もでないしストレスもかかりやすい。このような状況が続くとだいたいの人はすぐにやめてしまう。確かに成果がでないことについては見切りをつける必要はあるが、1つ2つ新しいことをしたくらいじゃ判別がつかないと思う。最低でも5~10くらいは新しい取り組みをしてみてそれぞれに判断をしていけばよいと思う。営業手段も同様のことが言える。どうしても人間は目先のことに集中しがちで未来のことについては薄れてしまう。
ユダヤの教えに、「夕べにも種を蒔き続けろ」というような言葉がある。どの種が芽が出るかはわからないのだから…と続きがある。0-100の割合でなく、毎日少しずつでも新しいことを入れ込んで根気強く進めていくとよいと思う。