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【はねるオフ予選5-0 決勝Tベスト16】ホウオウ構築の考察


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はじめに

こんにちは、二八勇喜です。先日参加したはねるオフで使用した構築です。結果は予選5-0決勝トーナメント初戦負けでした。
前回に引き続き考察記事という形で残したいと思います。もし感想などありましたらお寄せいただけると幸いです。

構築経緯

禁止級伝説で1番好きなホウオウから組み始めた。剣盾時代の構築記事を参考に厚底ブーツの身代わりホウオウを使用したところ自分好みの性能をしていたため構築の軸に据えた。この型のホウオウを強く使うために構築をサイクルに寄せ、ミライドンとカイオーガの一貫を切るちょすいドオー、バドレックスの一貫を切るチオンジェン、物理の禁止級伝説に抗えるヘイラッシャの3匹を採用し受け駒とした。ここまでの4匹ではこだわりの火力強化や瞑想と悪巧みに弱く選出が破綻すると考えたため、こだわりスカーフで最速黒馬バドレックスを抜くことができ物理の高い打点を持っている悪ウーラオスを採用した。最後の1匹は赫月ガチグマに受けだしから相手サイクルに負荷を掛けられる眼鏡サーフゴーを採用し構築が完成した。

個体解説

ホウオウ

調整意図
HB……陽気コライドンの鉢巻げきりんを93.75%耐え
HD……臆病ミライドンのテラス眼鏡イナズマドライブをテラス後56.25%耐え
S……麻痺後最速バドレックス抜き抜き

構築の軸。特性さいせいりょくによるサイクル性能、攻撃種族値130と一致高火力技による攻撃性能、聖なる炎と身代わりを絡めた崩し、詰ませ性能など、このポケモン1匹で多くのことをこなすことの出来る器用なポケモン。
禁止級伝説のポケモンには1匹であまり有利は取れないが一般ポケモンには数値の高さから強く出ることができ、特にハバタクカミの型に因らず後出しから有利を取ることの出来る点は唯一無二であると感じる。
テラスタイプはドラゴンの一貫を切ることが出来るフェアリー。

ドオー

調整意図
HD……控えめカイオーガの冷凍ビームを2耐え

電気と水の一貫を切る枠。ホウオウが不意に崩される岩特殊技への引き先になる点も優秀である。
攻撃技のじしんと自己再生は確定として定数ダメージのどくどくと特殊を詰ませるど忘れを採用した。特にど忘れはルナアーラやテラパゴス、ムゲンダイナなどのホウオウで受けきれない特殊禁止級伝説に勝ち筋を作ることができる。しかし急所まではケアをすることができないため選出段階ではサブの勝ち筋に留めておく必要がある。
テラスタイプはホウオウと組み合わせて強い鋼。

ヘイラッシャ

1番好きな調整

調整意図
HD……臆病ハバタクカミのテラス眼鏡ムーンフォース確定耐え

汎用物理受け。数値受けでありながらタイプも優秀であり1匹で多くの物理ポケモンに受け出すことができる。
レギュレーションGはコライドンやザシアンなど物理の禁止級伝説ポケモンの火力があまりに高く受けきることは難しいと考え、受け回しよりは最低限削りを行える型をコンセプトとしている。そのため持ち物はゴツゴツメットとなり、役割対象を崩し切らなくとも即負けには繋がらないため地割れではなく地震を採用した。しかし地割れを採用していないことで相手は交代にデメリットがないため、リスクを与えるためにあくびを採用した。
テラスタイプはドラゴンの一貫を切ることができるフェアリー。

チオンジェン

HB特化

ゴースト技の一貫を切る枠。宿り木の種と守る身代わり、高い防御と特防からの両受けはサイクル適正が高く選出がしやすい。また環境に多く存在する井戸オーガポンに対して強く出られる点も偉いと感じる。
その性能からナットレイを彷彿とさせホウオウとの組み合わせが強いとは言われているが、2匹の相性はそれほど高くない。特にチオンジェンが岩技を半減にできないことと抜群の多い複合タイプがあまりに辛く、過信は禁物である。

ウーラオス(一撃)

意地AS

上から崩す枠。こだわりスカーフを持って最速黒馬バドレックスの上から攻撃のできるポケモンの中で物理の最大火力はウーラオス特殊の最大火力はイーユイであり、瞑想黒馬バドレックスを踏まえるとイーユイは候補から外れカイオーガの影響で水技を無効にする貯水や呼び水のポケモンの増加が予想されることから連撃ではなく一撃の型のウーラオスを採用した。
実数値H175B120は十分に高く環境から先制技が減ったことも追い風に働き、数度であればサイクルに加入することも可能でありスカーフ枠として相性が良いと感じる。
テラスタイプはフェアリーテラス黒馬バドレックスを一撃で倒すための鋼。
レギュレーションFから使い続けている相棒的な存在。

サーフゴー

調整意図
HB……陽気ブラックキュレムの+1電気テラスクロスサンダーを93,75%耐え
S……耐久振りミラー意識

火力と搦め手で崩す枠。シルクのスカーフガチグマに対して押し切られ気味であったため受け出しからサイクルの主導権を握ることの可能な耐久振りのこだわり眼鏡。
構築になかったトリックの拒否やこだわりトリックでの崩し、飛行テラス+黄金の身体でグライオンに負けない、飛行技の一貫切りと構築に足りなかった要素を補ってくれた。
テラスタイプは上記の通り飛行。

選出

対物理禁止級伝説軸

初手ホウオウ、ヘイラッシャ@1
……零度パオジアンのケアをする余裕があるならウーラオスを選出したいが、無理は禁物。ザシアンはヘイラッシャで見るように心掛けると不意のテラバーストに負けない。

対特殊禁止級伝説軸

初手ホウオウ、ドオー@1
……ドオーのど忘れで詰ませる動きも十分に勝ち筋たり得るが、理想はホウオウで打ち合って勝ちたい。

ミライドン軸

初手ホウオウ(テラス居座り)、ドオー@1

黒馬バドレックス軸

初手ホウオウ、チオンジェン+一撃ウーラオス

カイオーガ軸

初手ドオー、ホウオウ@1

ブラックキュレム軸

初手ホウオウ、一撃ウーラオス+サーフゴー

重いポケモン

キラフロル

対面で打ち合って展開不利にならないポケモンが構築に一撃ウーラオスしかおらず、選出の幅が狭まる。

鈍いキョジオーン

状態異常無効でありホウオウからの打点がない。立ち回りで頑張れるかもしれないが、めんどうくさい。

ホウオウ軸の強み

テラスタル+禁止級伝説のキャラパワーで一般ポケモン2匹と打ち合うことのできるホウオウと禁止級伝説のメタポケモンの合わせて2匹で選出がまとまりやすく、@1を含めて選出の破綻することがほとんどない。そのため、構築の軸に据えられた禁止級伝説ポケモンの相性がそのまま構築相性に繋がるレギュレーションGでも十分に戦える構築であり、特に一戦の価値の高いオフ大会や仲間大会においてはトップメタの一つに数えられるだろう。選出と立ち回りに相応の練度は求められるが、上手く扱えるとポケモン対戦の上達を実感することができ楽しい。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
初めての予選全勝に今日は自分の日だと舞い上がりましたが、またもベスト16止まり。悔しさしかないです。その日その会場で1番長く試合をするまで満足できないと改めて思いました。
質問等ありましたらTwitter(現X)のDMまでお願いします。

https://twitter.com/nihati_yuuki


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