実家の片付けを進めるためには事前の話し合いが超重要だと気づいた話
こんばんは。
おのでらです。
昨日実家に帰り家中を見渡してみると片付いているように見えて意外に物がある事を感じた私は片付けについて母と話すことに。
過去何度も捨てる、捨てないで揉めた私たちですが、今回は揉めることなく片付けについて話し合いができました。
今回は母の体力と日程の都合で実際に片付けを実行するフェーズには至りませんでしたが、母の片付けに対するハードルを下げられた時間になりました。
今回は、片付けを実行する前段階の話し合いで気を付けたことをお話しします
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こんな人におすすめ
・実家が進まない方
・実家の片付けの前に心づもりしておきたい人
・実家を親と片付けている時に喧嘩になる方
▶我が家の様子はこちら
①「なんでも捨てた方がいい」とは言わない
私は探し物や刺激を少なくするために、モノを手放していますがみんながみんなそれをできるわけではありません。
ましてや母にミニマリズムや断捨離を勧めたときに、けんかになったこともあるので、「捨てるべき」「最小限で生きるべき」と押し付けないことを意識して話し合いました。
「これいらないじゃん」
「いらないなら捨てればいいじゃん」
「こんなの使えないから取っておいても無駄」
そんなこと言われなくたっておそらくわかっているはず。
頭ではわかっていても、捨てられないモノだってあるし、そもそもどうやって整理して手放していけばいいかわからないパターンもあります。
だからこそ、捨てられない理由に共感し、その背景を知ることが必要ところから始めることにしました。
②地震が来た時の危険性について伝える
床に紙やら畳み切れていない服やらが合ったので、ここを1番最初に話し合いました。
何かあったときにすぐに逃げれるようにしてほしい
緊急時は足が持たれやすく、大きいものでなくても足が取られるかもしれない。
と母の安全を第一に考えるために、片付けを一緒にしないかと伝えたところ、「確かにそうだな…」となったらしく、少し片付けに興味をもっていました。
③紙の整理を最優先する提案した
実家に帰省した時に、
なにかのパスワードが書かれている紙をなくしたかもしれない、と言って急に探し出す母。
結局は見つかったようですが「いつもどこ置いたかわかんなくなっちゃう~」と困っていました。
改めて見渡すと、圧倒的に紙が多い。
そして本人も大事な書類、後から見たいと思っている書類、地域関係の書類などなど小さな山ごとに分けているようですがちょい置きをして見失ってしまうようでした。
それでいていつも動いているので、疲れ果てている様子が見受けられました。
だからこそ「あれない、これないとヒヤヒヤする時間を少しでも減らすと疲れにくくなる」ことを伝えたところ、片付けに嫌悪感なく、「今度一緒にやってほしい」ということになりました。
そして、他のモノは時々断捨離しているようなので、紙の整理の難しさを伝えたところ、母も困っていたとのこと。どのように整理していいかわからないとのことで、「一緒にやろう」というとどこか安心した様子でした。
④片付けるときの注意事項を伝えた
<紙は横向きに置かない。立てて収納するのがおすすめ>
→横向きで保管するとどんどん積み重なって、1番下の紙を取り出すのが億劫になりやすい。ある程度カテゴリを分けて立てておくとパッと取り出しやすい。
<アクション数を増やさない>
→何かをしまうときに1つ行動が増えると途端にめんどくさくなりやすいことを伝えました。
例えば、扉の中に収納できる場所を作ったとしても、扉を開けるという動作がめんどうになっては本末転倒なってしまうことも。
扉の中にきれいに収納できる人は問題ないですが、そもそも床に紙が散らばっているなどの場合はできるだけアクション数を減らすことで収納のハードルが下がることを伝えました。
<先に収納BOXは買わない>
→これは絶対にやらないでね、と先に伝えています。
断捨離や整理を行っていると、使っていた収納がまるまる空くこともあります。そういうものが意外にぴったりだったり、大きい収納用具を買っても、モノが減ったらそもそも入れるものがなくなる可能性があることを伝えました。
■まとめ
実行には至りませんでしたが、片付けについて関係が構築できたのが大きな前進でした。
子ども側の気持ちとしては、
「老後を安全に暮らしてほしい」
「お金にかかわる資料を早めに確認しておきたい」
「実家に帰る度に物が溢れてストレスが溜まる…」
「全部いらないじゃん」
などあるかと思いますが、親は親で
「モノを手放すことへ不安」
「家族が巣立って広いスペースのまま、モノが減ると寂しさが際立つ」
「自分のペースで片付けたい」
「モノを捨ててしまったら思い出も消えてしまうのではないか」
と葛藤しているのだと思います。
上手くいかないときは、自分の価値観を押し付けていないか1度立ち止まって、親の気持ちを汲み取りながら一緒に整理していきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
それではまた