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人間関係に疲れたら/人間関係の悩みへの処方箋


上司は、なんだか関わりにくいしいつも不機嫌で疲れたり、教育担当をすることになった新人君は優しい注意も暖簾に腕押し、お局様と上手くやりつついろんな問題が流れ込んでくる日常の中で、「人間関係に疲れた」と言いたくなりますよね。
今回は人間関係に疲れたときの対処法やマインドセットについて考えてみようと思います。
ぼくも、前職で人間関係の悩みをしぬほど持っていたので参考になれば嬉しいです。

何もしない時間を作る

人間関係以外の悩みでもそうですが、疲れているときは、良い結論にたどり着き解決することは難しいです。
休息が必要です。
僕らは休日スマホをで動画を見たりTwitterを見ていたりゴロゴロしているのに疲れが取れなかったということがよくあると思います。
実は動画を見たりTwitterを見ているとき僕らの脳や神経はバリバリに働くことになります。次々と入ってくる情報を処理して、更に考え事をしたりしてヘトヘトになります。仕事をしているときとほぼ変わらないです。
それなら、外に行って緑のある公園でベンチに座りボーっとしたり、動物園の端の方にいる像をボーッと眺めたり、水族館でブサイクな魚を見ていたりしてください。
ボーっとする時間は人間にとって必須です。

期待をしない

人間関係の悩みで「なんでこうしてくれないんだ」という悩みが結構大きいと思います。
なんで相談しなかったとか、なんでそんなに嫌味なことを言うんだとか、なんでそこでミスするんだとかそういうものです。
この悩みの根源は、これくらいはやってくれるだろうとか、こうするべきという期待が大きいです
期待をすること自体はとても良いことなのですが、期待した結果が得られなかったとき、イライラしやすいとか凹みやすいとかそういった気質があるなら、そもそも人って期待通りに行くことのほうが稀だということを胸に刻みこみましょう。
人は期待通りには動きません、自分ですら期待通りに行きません。
期待通りに行くなら25歳くらいの男性はほぼ山田涼介くんと同じ容姿になっています。
僕は大学生の時アカペラのサークルでライブの企画から運営までをする係のリーダーをしていました。
先輩方に申請を頼んでいたら、申請がしっかりされていなくてライブができなくなりそうだったことがあります。僕はこのときなんで、わからないならわからないと言ってくれなかったんだろうとかイライラしていたと思います。その後も、先輩同士で喧嘩したり、出演者にお願いしていた書類が提出されなかったり、それにより真面目な人達から不満が続出して対応に追われたり…
僕はこのとき吹っ切れました。期待通り動いてくれる前提を捨ててすべての工程でミスがある可能性を考えて業務を組み直しました。
物事を問題なく勧めたいなら、人が期待通り動かなくてもなんとかなる仕組みを作ったほうが早いです。
やるべきことは、申請を頼んだ人が出し忘れても大丈夫なように申請の確認をする担当を作っておくとか、仕事をし忘れている人がいても誰かが気付けるように、チェックリストを作って逐一報告してもらうとか、こまめに進捗を運営で確認していくとかそういうことです。
こうしてくれたらいいなと言う事をしてくれなかったとき、なんでやってくれなかったんだと怒っていても物事は解決しません。

期待は期待通りにならなかったとき怒るためにするものではないです。
期待通りに言った時に褒めるためにしてください。

それが出来る自信がないなら過度な期待はしないようにしたほうが精神衛生上良いです。
そんな冷たいことしていいのかと思うかもしれませんが、思考は外に出さない限り自由です。外に出すものにだけ責任が発生します。
期待しないことで冷静に考えて言葉をかけたり対応できるなら別に期待はしなくても良いと思います。
人にやさしくするためには自分の心の余裕が必要です。

嫌なことを言う人にはどうする

難しいのは、嫌なこと言ってくる人をどうするかですよね。
「あなたのことを大切にしないやつに時間を使うことはない」とか気にしないようしようというアドバイスが世間には氾濫していますが、それで解決するならカウンセラーなんて全員廃業してます。

やりやすいのはその嫌な人がいる所に味方を作ることです。
愚痴を言ってはだめだと考えている人も多くいると思いますが、そういう事を聞きたくない人に言うならだめかも知れないですが、同じ愚痴を持っている人がいるなら愚痴りあったりしたほうが良いです。

僕は前職で上司がとても嫌な人で苦労しましたが、それでも2年くらい持ったのは、パートさんたちが味方だったからです。
共通の知人で味方がいないなら、家族に相談するとか、友達に愚痴を聞いてもらうとかでも良いと思います。
あとは最終手段ですが、嫌なことを言う人を飛ばすか自分が離れるかどちらかなと思います。
別に職場はたくさんありますし、趣味の場だって一箇所ではないはずです。
思い切って自分が離れることも選択肢として使えるようにはしておいてください。

いじめてくる人たち

僕は小学生の頃からよくいじめられていました。
いじめ本当に嫌ですよね。今でも思い出すたびに奴らの不幸を全力で祈っています。僕は聖人君主ではないので思い出したら気が済むまで奴らの不幸を精一杯天に願います。少なくとも彼らには一人全力で不幸を願う人がいるんですからもうすでにある意味不幸かもとか思っています。
横道にそれました。

大切なのは仲間を作ることです。同じクラスでも良いし隣のクラスの人でもよいです。
いじめと関係なく仲良くしてくれる人がかならずいます。
僕は、小中高と陰口を叩かれまくったり、わざわざ聞こえるように悪口を言われたり、物を隠されたり色々とやられましたが、幸いなことに仲の良い人が気にせずに接してくれました。
中には立ち向かってくれた子もいました。

あとは学生なら、親や信頼できる先生に頼ってみましょう。頼れないなら証拠を集めましょう、こんな事をおすすめすると怒られそうですが、昨今の情勢とインターネットの発達を鑑みてしかるべき手段をほのめかせば、いじめをもみ消そうとする輩共はなんとか出来ます。

いじめで亡くなる人が増えてますよね、理由は学校以外の人間関係が減っていることにある気がします。部活以外に学校外でサークルに入っていたり、親の趣味について行って学校と全く違う層の人達と仲良くするような機会を増やせるなら増やしてください
学校だけしか人間関係が無いと学校がだめなとき世界のすべてが駄目になります
でも学校以外に、バンドを組んでるとか、料理サークルに入っているとか、ボランティア団体に入っていてそこに仲の良い人がたくさんいるとか、色んなところに居場所があると学校がだめでも他に寄りかかることが出来ます。
最悪学校も変えていいし、行けないなら学校にいかずなんとかなるまで他のところだけ顔を出せばよいです。
家族がなんと言おうが自分の心身及び命を優先しましょう

人を変えるより自分の捉え方を変える

何百回と聞いたであろうことを言ってしまいすみません
ですがこれがかなり強力なんです。

ちょっと頭の中に子犬を想像してみてください。動いている映像でです。
想像できましたか?
では質問です。その子犬はあなたの思うように動きましたか?
おそらく自分勝手に動いたはずです。そうです、自分の頭の中で作り出したものでも自分の思い道理に動いたりしなんです

思考は思い通りに動きません、他人なんてもっと思い通りに行きません
他人を変えるより自分が変わったほうが早いし楽なんです
コントロールできない自分の勝手に湧いてくる感情やもっとコントロールできない他人の行動を変えようとするより、コントロールできる自分の考え方や世界の捉え方を変えてみましょう
詳しくは、他のノートに書いてみているのでこちらも参考にしてみてください。


あとは湧いてくる感情に乗るかどうかも自分で決める訓練をしましょう
次の章で僕がやっている方法を教えます。

感情の満員電車に乗るか選ぶ

『世界のエリートがやっている最高の休息法』久賀谷亮著ダイヤモンド社
ちょっと昔の本ですが皆さん読んだことはありますか?僕はこの本を高校生の時に兄が買っていたので読ませてもらいました。
マインドフルネスが流行り始めた頃の本でその方法が物語形式で書かれています。
この本で一つ僕がよく使っている感情に乗るか乗らないか選ぶ方法があります。
この本ではモンキーマインド解消法と呼ばれているのでそう呼びます。

まず、ある感情に度々襲われるような状態になったとき、地下鉄のホームに立っている自分を想像してください。
そこに、あなたの感情をラベリングしたサルがたくさん乗った電車が入ってきます。
上司に対するイライラが度々襲ってくるなら、上司に対するイライラ行きの電車にイライラしているサルがぎゅうぎゅうに詰まっているのを想像してください。
そして想像できたらその電車に乗らないと決めてその電車がホームを出発してあなたがいるホームから離れていくのを想像してください
これで完了です。
このやり方になれるとイライラやクヨクヨに乗らなくて住むようになります。
上司に怒られたあとなんかイライラしてきたかもと思ったときは猿でいっぱいの電車に乗らずにホームでその電車を見送るイメージをしてください、路線バスでもJRでも何でも良いです。
おそらくこれをすると、悪感情に長く乗ってしまいネガティブの波に長く浸かることが減ると思いますのでぜひやってみてください。
また紹介した本も一時期かなり売れていた本なので割と簡単に安く手に入ると思います。よろしければ読んでみると、メンタルの悩みで疲れてしまったあなたの疲れを緩和する方法がつかめると思います。

悩む自分をちゃんと許す

ネガティブな気持ちはいけないとかポジティブこそが最強みたいな風潮がありますよね。
ネガティブは別に悪くないです。ネガティブに振り回されるのが問題なんです。
ネガティブな状態のときは分析能力が高くなっているらしいです。なのでネガティブに襲われたとき状況の分析だけして危なそうな所を記録したりしてみるとネガティブもいかせたりします。
そう考えると悪くもないかもと思えますよね。
別に無理にポジティブになる必要もないのでネガティブから抜け出せないときは思いっきりネガティブに浸っても良いとかゆるく考えてください。
あなた以外の人も全員人生を初見プレイしてます正解を知っている人は一人もいません
強いて言うならあなたが歩いた道こそ正解で大丈夫だと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。無理しないで適度に休んでぼちぼち生きましょう。人間最低限食べて寝るができれば死にません。

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