隙あらば自分語り/#3専門分野が欲しい!!
皆さんは、大学でこの分野をやってたから◯◯に詳しいとか、今この分野で仕事をしているからこれが専門など言い切れる専門分野はありますか?
僕は専門分野といえばそうかも知れないけど言い切る自信はないというものばかりです。
動画配信サイトなどでは、生物学や言語、社会学などなど専門分野を活かした発信がたくさんあり、僕もこんなふうになにか詳しく話せるものがあると楽しいだろうと思いつつ、そうなっていないのが現状です。
そんなわけで今回はそんな専門分野が欲しい旨をダラダラ書いてみようと思います。
一般人以上専門家未満
高校から食品周りの加工や栄養、物流、経済、生物など学んできてはいますが、僕は文系分野は頭に入りやすいのですが理系分野に差し掛かるとポンコツになるため、基本は抑えているとは思いますが専門です!と言えるほどでもない気がしています。
大学はある程度卒業単位を満たせば自由に授業を選べますが、僕は社会学や流通学、理論系の経済学、など文化や社会背景を伴うもののほうが好きで数字と難解な横文字が並ぶ理系成分の多い物性学や生物学、食品化学系の学問は単位を取るのに必死でこんな感じの人が専門と言ったらだめでは?と思ってしまいます。
独学で行動学系の理論だけのものは知っていたり、マーケティングなどもなんとなくは勉強していますが、専門とまでは言えないです。
前も記事にしましたが、好奇心に任せて動くことが多いせいで専門性を鍛える前に次に移るところが仇になっている気もします。
専門ぽく話すことだけは出来てしまうのが本当に良くない
僕はそれなりにそれっぽく話すことは得意です。
「βカロテンはビタミンAのもとになるんだけど、ビタミンAは水に溶けなくて排出しにくいから、摂り過ぎると体に悪い影響があるんだよね。でもβカロテンで取ると必要なときに必要な分体内で作れるから人参とかβ-カロテンが豊富なものを食べたほうが良いんだよ」
とか一般の人に刺さる内容を押さえておくことと、わからないことはわからないという事で専門性が高い人に見えます。
聞かれたらなんとなくそれに関わる雑学よりの刺さりやすい知識があるのでそれっぽい事はできます。
僕はこの特技本当に良くないと思ってます。そしてできるだけやらないようにしてます。
出来た気になりがちですしこのようにして得た知識ってめちゃくちゃ実用性低いです。
人に披露していい気になるだけでは、怪しい儲け話をするサロンビジネスを展開するインフルエンサーと変わらないです。
皆さんはこういう悪いやつには騙されないでくださいね。
専門性が無いからこそできること
専門性が低いからこそできることもあるかもしれません。
専門家はやる前に甘くなり、アマチュアはやったあとに甘くなるという言葉を誰かに聞いた記憶があります。
自信がないからこそやる前にしっかり練習したり勉強したり準備をする原動力になるとも考えられます。
アンカリングが掛かる前なら新しい理論もバイアスがかかりにくいとも考えられます。
何より、新しい事を知れる時期は、モチベーションが保ちやすいですし、このモチベーションを使えるのも大きいと思います。
過剰な自信は学ぶときじゃまになるときも多いです。自分はまだ詳しくないと分かっているからこそ素直に学ぶ姿勢で学問に向き合えるのですから、自信過剰にならず謙虚に学んでいきたいものです。
アウトプットに対する信用できるフィードバックが少ないかも
大学の卒業論文だったら自分が統計を取ったり実験してデータを取ったり、文献をあさり調べてアウトプットしたものに対するフィードバックをたくさんもらえます。
しかし普段の授業のレポートや独学で学んでいるものだと工夫をしないとフィードバックを得ることが出来ません。
そもそも学んだものをアウトプットするのもけっこう大変です。
加えてTwitterなどSNSが発達した今、間違った情報が以前より増えましたし、そういった場所で間違ったフィードバックを受けることも増えている印象です。(そもそもSNSの情報は話半分で聞くべきですが…)
自分から論文を読んだり信用できる先生にコンタクトを取ったりそういう人の講演に参加して話を聞いたりコネクションを得る他無いかもしれないですね。
ちょっとハードルが高すぎるかもしれないです…
結局は興味が湧いたときしっかりそれを調べてみるのが近道かも
専門性が高く見える人のインタビューなどを見ていると意外と大学くらいまでその分野について興味がなかったり、そんなにその分野が得意ではないという人もよく見ます。
そんな人達がどうして一つの分野に詳しくなったきっかけは、ある本で気になる一文があってそこからとか、大学の恩師からやってみたらと言われてやっていたらここまで来てたとか、意外と湧いてきた興味や機会によってその道に深く踏み込んだ場合が多いと感じました。
こういったものを見ていると、やはりなにかに詳しくなりたいと考えたとき自分の好奇心の向く方をしっかり観察してそちらに向かっていってあげるのが近道な気がしています。
今回は専門分野が欲しいなーという話と、どうやって専門分野って出来ていくんだろうっと言う話でした。
言い訳のようになってしまいましたね。
専門分野と呼べるものはなくても良いと思いますがやはりなにかに熱を入れて活動ができるのは素敵ですし、そういった物があると人生が豊かになったり仲間が出来たりもするのでいつか自信を持ってこれが好きなんですくらいには言えるものを手に入れたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。