砂にまみれて
「真実という基盤の上に嘘や間違いという砂が積み重なっている」
「その砂の上に判断という建物が建っているのね」
「いかに砂を取り除くかが重要だな」
「砂ってどんなに厚く深いのかしら」
「砂上の楼閣とはよく言ったものだ」
「昔の人は賢かったのね」
「年ねん砂が積み上がっている」
「本当という砂粒も混ざっているのでしょう」
「真という砂粒は微妙に少し大きいんだ」
「だったらすぐ分かるわね」
「間違いという砂はとんでもなく多いぞ」
「建物の風化倒壊が逃れられないゆえんかな」
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