困らん税
「この度わが社を代表する贅沢税の掛かった製品を発売します」
「余分な税金が上乗せされてるとは売る気がないのではありませんか」
「生活に余裕があり製品を認めてくださる方だけご購入いただきたい」
「庶民は関係ないと切り捨てるのかな」
「一般人こそわが社の大事な顧客ですよ、贅沢税は国家のためにです」
「金持ちだけが優遇されるのかい」
「仕方ないでしょうそれなりの贅沢税という余分な支払いをするのですから」
「受益者負担ってやつか」
「わが社の技術力を誇れる製品は全商品に渡っています」
「安価な普及品にもですか」
「もちろん普及品でも十分ご満足いただけますよ」
「高級品って自慢できるんだろう、庶民には高嶺の花ってやつかな」