個性ある見え方
「見にいこうぜソカ村に」
「突然あらわれたという大きな球体のことね」
「想像力が刺激され夢がありそうじゃないか」
「ほんとうにいきなり現れたのかしら、素直な気持ちになれないわ」
「野次馬はどこにでも現れるものだな」
「わたし達もごたぶんに漏れないけどね」
「みんな好き勝手なこと言いたいほうだいだぜ」
「その中に当然わたし達も入っているのでしょう」
「異世界から転がり出てきた球が、青から黄色、そして赤に変わっていく」
「そうじゃないでしょう、交互に青と赤に変わっているのよ」
「ちがうわ、桃色と草色が入り乱れ続けているのね」
「これは想像力と推理力そして洞察力を試されているんだ」