インドア彼女が可愛すぎる。

2023/03/19

今日は日曜日。

最近は少し落ち着いてきてはいるが、未だにコロナウイルスによって行動が制限されている現状だ。

しかし、僕と彼女の菜緒の2人はコロナ禍になってもライフスタイルは大して変わらなかった。

なぜなら、僕たちは超絶インドア人間だから。

さてさて、現在の時刻は朝の6：30。

僕は菜緒よりも先に起きて少し伸びをする。

今日はお互い、大学もバイトも休みだ。

普通のカップルならばこれを機にちょっとした遠出をしてみたりと、お出かけデートをするだろう。

しかし、僕たちは超絶インドア。

大学以外の目的で外に出るというのは月に2回か3回。

僕たちのデートは大体、家でアニメや映画や読書。

それはどんな時でも変わらなかったな。

付き合った当初からこういう感じ。

菜緒「､､､､､､」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

おっ。

菜緒がモゾモゾし始めたら起きる前兆だ。

菜緒「､､､ふやぁぁ､､､､､､おはよ。」ﾆｺｯ

､､､､､､かわいい。

朝一番からこんな笑顔を見せてくれる彼女。

本当に僕にはもったいない。


菜緒「､､､､､､ん。」


ん？

なんか菜緒がこっちに向けて手を広げてる､､､


〇〇「､､､ん？」

菜緒「もう！察しの悪い〇〇やなぁ〜。」

〇〇「いや､､､どうゆうこと？」

菜緒「これ見たらわかるやろ！
　　　朝のハグしよ〜💕」ｷﾞｭｯ


おうふ､､､

朝からこんなのやられたら死んでまうって､､､


菜緒「はぁ〜､､､癒されるわぁ､､､」ｷﾞｭｰ

〇〇「､､､､､､///」


もう付き合って1年半くらい経つ。

だがいまだに菜緒に慣れることはない､､､

それから5分後。


菜緒「､､､よしっ！朝ごはん食べよ〜。」

〇〇「､､､うん///」

---

菜緒「今日は〇〇なんもないよな？」

〇〇「うん。バイトも休み。」

菜緒「じゃあ今日はずっと一緒やなぁ💕」ﾆｺｯ

〇〇「､､､､､そうだね///」


本日2度目の笑顔いただきました。

死ぬほどかわいいな､､､


菜緒「そや！美玖から面白そうなアニメ教えて
　　　もらったんやけど一緒に見よ！」

〇〇「なんてやつ？」

菜緒「それがな〜､､､」

---

菜緒と一緒にアニメを見初めて約2時間。


プルルル､､､プルルル､､､


〇〇「あっ電話だ。ちょっと待ってて。」

菜緒「はーい。」

---

〇〇「もしもーし。どしたの史帆？」

史帆「あ〜〇〇ぅ〜？」

加藤史帆。

大学の同級生で唯一の女友達。

喋り方や雰囲気が独特。

なんていうか､､､､､､へにょへにょしてる？

〇〇「なんか用事？」

史帆「あのねぇ〜近くに来たついでにね〜。
　　　この前借りた本を返そうと思って〜。」

〇〇「あーあの小説！
　　　ちょうど読み返そうと思ってたんだよね！｣

史帆「お〜ならちょうどいいね〜。」

〇〇「今どのあたり？」

史帆「えっとねぇ〜､､､」

---

菜緒「おっ。帰ってきた。」

〇〇「ごめん！ちょっと外出てくる！」

菜緒「えっ､､､なんでなん､､､？」

〇〇「大学の友達が本を返したいってね。
　　　近くに来てるから受け取りに行こうかと。」

菜緒「へぇ､､､男の子？」

〇〇「いや、女の子。それじゃ行ってくる！」


ガチャッ


菜緒「いってらっしゃーい！
　　　そっかそっか、女の子なんか〜。
　　　､､､って！ちょっと待たんかーいっ！！」


しかし、菜緒の叫びは〇〇に届かなかった､､､

---

史帆「あっ！〇〇ぅ〜。」

〇〇「よっ。わざわざありがとね。」

史帆「んーん。
　　　たまたま近くにくる用事があってさ〜。
　　　それよりこの本面白かったぁ〜！」

〇〇「でしょー！
　　　特にラストの畳み掛けがさ〜！」

史帆「だよねぇ〜！
　　　それに伏線もすごかったし､､､」

---

史帆「､､､､､､なの！本当によかったぁ！」

〇〇「めっちゃ分かる笑。」

史帆「うんうん､､､ってやばぁい！
　　　もう行かなきゃ京子に怒られちゃう〜！」

史帆「それじゃあね〜！また大学で〜！」

〇〇「おー。気をつけてなー。」

いかんいかん､､､40分も話し込んでしまった､､､

---

〇〇「菜緒ー？ただいまー､､､何やってんの？」

菜緒「､､､にゃおは悲しいにゃ。」

〇〇「にゃ､､､にゃお？」

菜緒「いいから黙って聞くにゃ。」

〇〇「､､､はい。」

菜緒「にゃおは寂しかったにゃ。
　　　猫は寂しがりなんやで。」

〇〇「あっ､､､寂しかったんだ､､､」

菜緒「当たり前にゃ。
　　　アニメ1本分も1人にするにゃんて。」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

菜緒は僕に向かって猫パンチ(?)をしてきた。


〇〇「痛っ､､､くはないな､､､」

菜緒「この期に及んで口答えまでするのかにゃ！
　　　そんな〇〇にはお仕置きだにゃ〜♪」


､､､､､､え？

お仕置きってワードでそんなご機嫌になります？？

何されるのかめっちゃ不安､､､


菜緒「〇〇ー、あぐらかいてー。」

〇〇「えっ､､､こうでいい？」

菜緒「よいしょっと､､､」

〇〇「え？」


菜緒はあぐらで座る僕の足の中に座った。


菜緒「さっ。続きを見るにゃ〜。」

〇〇「ちょっ､､､お仕置きって何？」

菜緒「今日から菜緒の定位置をここにするにゃー。｣

〇〇「､､､それだけ？」

菜緒「そうだにゃ〜。
　　　それか浮気者の〇〇にはもっとキツイ奴が
　　　いいのかにゃ？」

〇〇「浮気してないしこれならむしろ､､､」

菜緒「むしろ？」

〇〇「いや､､､僕が幸せになるけど､､､」

菜緒「､､､､､､えへへ///」

〇〇「､､､かわいい､､､」

菜緒「にゃははっ///
　　　あっ！追加のお仕置き考えたにゃ〜♪」

〇〇「なに？」

菜緒「腕もにゃおのお腹に回すにゃ〜。
　　　そしたらぎゅーってするにゃ〜♫」ﾙﾝﾙﾝ

〇〇「､､､はい///」ｷﾞｭｯ

菜緒「あったか〜い､､､安心するにゃぁ､､､
　　　あ！さっきの続きみるにゃ〜。」ﾎﾟﾁｯ


テレビにさっきまで見てた続きが流れる。

しかし、僕は何も頭に入らない。

自分の中にすっぽりおさまっている彼女がいて集中できない､､､


菜緒「､､､〇〇〜。」


アニメの途中、菜緒が話しかけてきた。


菜緒「〇〇は私のこと好きなん？」

〇〇「えっ？
　　　そりゃ当たり前でしょ､､､///」

菜緒「当たり前に？」

〇〇「は？」

菜緒「当たり前に､､､だいす､､､？？」

〇〇「､､､当たり前に大好きだよ。」

菜緒「､､､菜緒も大好きやで💕」ﾁｭｯ


､､､､､､うちの彼女は可愛すぎる。