僕の職業がアイドルのマネージャーになりました。EP7
前回はこちら!
岩本「あ!私たちが関係ないことで騒いでる間に
和ちゃんが乃木坂に入ろうとしてる!」
〇〇「いやほんとだよ、、、」
丹生「でも5期生ちゃんのオーディションって
結構前から決まってたんですね!」
〇〇「まぁね。4期もまだ入ってそんなに経って
ないから早いっちゃ早いかな。」
岩本「でも実際の期間はまだ先だし!」
〇〇「あと姉ちゃんが和のことをすきだったのよ。
それでアイドルに誘いたかったんだって。」
岩本「和ちゃんは可愛すぎるもんねー💕」
〇〇「奈央ちゃんも姉ちゃんの一目惚れだって。」
丹生「冨里ちゃんも良い子ですもんね!」
和「私が、、、、、、」
冨里「乃木坂46に、、、、、、」
麻衣「うん!どうかな?」
姉の白石麻衣に呼び出された〇〇たち。
その要件とは『乃木坂46に加入しないか?』というものだった。
この時、姉ちゃんは2人とも即答で入ってくれるものだと思っていたらしい。
和は乃木坂のファンだし、冨里さんも乃木坂のことが好きだという情報を和→僕→姉ちゃんという流れで仕入れていた。
麻衣「2人とも乃木坂のことを好きでいてくれるし
入ったらもっと」
和、冨里「「無理ですーー!!」」
麻衣「ええーーー!!なんでよーー!!」
〇〇「まぁだろうな。」
あやめ「白石さん、、、いきなりは流石に、、、」
そう、2人はまだ一般の女子高生2人。
いきなり乃木坂46に入ってみないかという誘いは2人にとって急すぎる。
麻衣「たしかに、、、」
〇〇「まずは考える時間が必要なんじゃない?」
あやめ「私も応募する時はすごい悩んだからね。」
麻衣「2人ともいきなりでごめん!
でも前向きに考えてみてほしいな!」
和、冨里「「はい、、、」」
この日は取り敢えず解散となった。
姉ちゃんは少し落ち込んだ様子だったが、僕が少し構ったらすぐに機嫌を直した。
問題はあの2人。
その日の夜。
和と冨里さんはライン通話をしていた。
和「奈央ちゃんどうする?」
冨里「、、、まだ悩んでる。」
和「、、、だよね。」
冨里「私みたいな普通の人がアイドルなんて
出来ないって思っちゃって、、、」
どうやら2人ともまだ踏ん切りがつかないようだ。
和「私なんかにファンの人なんてつかないよなぁ。」
冨里「和ちゃんは可愛いから大丈夫だよ!
それに比べて私は、、、」
和「いや奈央ちゃんもすごい可愛いから!!」
冨里「いやいや和ちゃんの方が!」
和「そんなことないよ!奈央ちゃんの方が!」
冨里、和「「、、、あははっ!」」
和「なんか変な感じだね笑」
冨里「2人で褒め合ったりして笑」
和「、、、オーディション受けてみようかな。」
冨里「うん!やらない事には何も始まらないよね!」
翌日。
2人がまた僕の家に来た。
姉ちゃんは断りの話をしに来たんだろうと既に落ち込み気味だ。
麻衣「2人とも悩ませる様なこと言ってごめん、、、」
2人に向かって頭を下げる姉ちゃん。
和「いやいや!そんなことしないでください!」
冨里「そうですよー!」
〇〇「大丈夫だよ頭下げさせとけば。」
ビタンッ!!
姉ちゃんの平手打ちが飛んできた。
くっそ痛い、、、
麻衣「いいよいいよ、、、正直にいってね、、、」
和「そのことなんですけど、、、」
麻衣「うんうん、、、」
冨里「私たち乃木坂のオーディション受けようと
思ってるんです!」
麻衣「やっぱりそうだよね、、、
これからも乃木坂のファンでいてね、、、」
〇〇「いや話聞いてる?
もう一回言ってあげて。」
麻衣「なんて酷い弟なの、、、
何度も心を抉ってくるなんて、、、」
〇〇「、、、無視するね。じゃあ和からもう一回。」
和「えっと、、、私たち乃木坂46のオーディションを
受けようと思ってます!」
麻衣「、、、受ける?」
冨里「はい!受けたいです!」
麻衣「ほんとに?」
和「はい!」
麻衣「、、、やったーー!!」ギュツ
姉ちゃんが思いっきり2人に抱きついた。
冨里「えへへ〜照れちゃいますよ〜💕」
和「あわわっ、、、白石さんの匂いがする、、、💕」
〇〇「和は変態成分が入ってない?」
3人が落ち着いてから詳しい話をした。
〇〇「っていうか5期生の募集なんて話って
いつからあったの?」
麻衣「オーディションの期間はまだまだ先なんだ
けど、今野さんから特別に聞いちゃったの!」
和「なるほど、、、」
麻衣「あ!私が誘ったからって贔屓はしないよ?
オーディションはちゃんとするから!」
冨里「もちろんです!素の自分で合格しなきゃ
嬉しくないですもん!」
麻衣「うんうん!えらいね〜💕」ナデナデ
冨里「えへへ〜💕」
〇〇「、、、話戻すけどオーディションってどんな
内容なの?」
麻衣「あっ!オーディションは全部で4つ!」
姉ちゃんによるとオーディションは1次から4次まであるらしい。
1次は書類、2次は面接、3次はダンスなどの実技、4次は歌、、、そして最後に合格発表がある。
和「歌もダンスも経験ないしなぁ、、、」
冨里「不安になって来ちゃった、、、」
麻衣「大丈夫大丈夫!わたしもそんな経験があった
わけじゃないし!」
〇〇「これから少しずつ練習していけば良いよ。
僕も手伝えることがあったら言ってね。」
和「、、、ありがとう!」
麻衣「じゃあまずは空気を感じるところから
始めた方がいいよね!えっと、、、」
姉ちゃんがカバンの中身を漁り始めた。
そして出したのは2枚の紙。
麻衣「はいこれ!」
和「なんですか?」
麻衣「私の卒コンチケット!」
冨里「えぇー!!」
麻衣「空気感を知るためには現場に来ること!
ってことで来てねー!」
〇〇「何で持って来てんの、、、」
麻衣「いやー実は少し期待してて、、、///」
あれから何度も卒コンのリハーサル、学校、マネージャーの仕事を繰り返してついに姉ちゃんの卒コンへ、、、
次回、白石麻衣卒コン編
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