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オタク×オタク=恋?
たあー(@taamoutui)さんの企画に参加させていただきました!
Xフォロワー2000人突破おめでとうございます🎉🎉
今日は音楽番組に僕の大好きなアイドルが出る。
その名も「乃木坂46」だ。
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先日に新しいシングルを発表し、その曲を披露するために出演している。
次々と他のアーティストが歌っていき、ついに乃木坂46の出番が来た。
すると、、、
ピコンッ
ん?
僕のスマホにLINEの通知。
あぁ、、、やっぱりこいつか。
僕のオタク友達の矢久保美緒だ。
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みお💬 きたきたきたきたきた!!!
〇〇💬 落ち着けって。笑
みお💬 落ち着いてなんてられないよー!
私のしゃくちゃんがテレビにいるんだよ!
〇〇💬 それもそうだけどさ。笑
ていうか今日のさくちゃんのビジュやばくね?
みお💬 そうなのー!
いつもはヘアアレンジとかしないのに!
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〇〇💬 なー。めっちゃ可愛いよなー!
みお💬 ねーねー。
〇〇💬 なに?
みお💬 あのー。ちょっと電話しない?
〇〇💬 えなんで?
みお💬 いやリアルタイムで感想言いたいし〜。
文字打ってたらしゃくちゃんを見逃す
かも知れないじゃん〜。
〇〇💬 まぁ確かにそっか。いいよー。
みお💬 やった!じゃあ掛けるね〜♪
やりとりを終えて約3秒くらい経ち、美緒から電話がかかってきた。
早すぎだろこいつ、、、笑。
僕はスピーカー設定にして電話を始める。
〇〇「もしもーし。」
美緒「もっ、、、もしも〜し、、、!」
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美緒とは大学に入って初めての講義で隣の席だったんです。
最初は「小柄で清楚な女の子っぽいな〜。」ってな感じに思ってたんだけど、、、
僕がふいに、つい乃木坂の歌を口ずさんだ次の瞬間に。
〇〇「ひーとなつのー、、、長さより、、、」
美緒「えっ?!」
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〇〇「え?」
美緒「ねぇねぇ!!君って乃木坂好きなの?!」
〇〇「好きだけど、、、」
美緒「私も大好きなの〜♪
あっ、私は矢久保美緒ね!」
〇〇「あっ、賀喜〇〇です、、、」
美緒「〇〇くんの推しメンは?!
私は遠藤さくらちゃんなんだ〜!」
蓋を開けてみたらめちゃくちゃ重度の乃木オタでした。
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時間は戻りミュージックステーション視聴中、、、
〇〇「さくちゃんもだけど和ちゃんもやばいなー。」
美緒「ほんとだよね!!加入してからずっと
ポテンシャルが高すぎるのよ〜♪」
〇〇「そーだな笑。
美緒も推し変するんじゃない?」
美緒「ちょっとあーた!!
私のしゃくちゃん愛は海よりも広く深いの!」
〇〇「ごめんごめん笑。
おっ、次が乃木坂46だってー。」
美緒「ほんとだほんとだ!
あーー!しゃくちゃんだ〜💕」
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それから僕たちは乃木坂46のパフォーマンスを2人で見た。
美緒がずっとキャーキャー言ってて何も頭に入らなかったけど、、、笑。
まぁ、あとでもう一回見直せば良いか。
美緒「今日も可愛かったなぁ〜💕」
〇〇「いやまじでそれ。
あと3日は何があっても生きていける笑。」
美緒「何それ〜笑。」
〇〇「あっそだ!
美緒は今度のライブっていつ行くんだっけ?」
美緒「私は8月25日のオーラス!
本当にラッキーだよねぇ〜♪」
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今は「乃木坂46 真夏の全国ツアー2023」が開催されている。
つい先日に宮城県での公演が終了し、最後に東京でという流れで行われていく。
美緒「〇〇って応募してないんだっけ?
確かバイトが忙しいなーとかの理由で。」
〇〇「あーそれなんだけどさ、、、」
美緒「うん?」
〇〇「僕もオーラス行けることになったんだ!」
美緒「えええーーーっ!!なんでなんで!?」
〇〇「いやそのバイト先の後輩が行く予定だった
んだけど、彼女と旅行に行く日と被ってた
の忘れてたんだって。」
美緒「えー大変じゃん!」
〇〇「そんで泣く泣くチケットくれた笑。」
美緒「めちゃくちゃラッキーじゃん!!」
〇〇「でしょー。後輩には感謝しなきゃ、、、」
美緒「じゃあさじゃあさ!!
私と一緒に会場まで行こうよ!」
〇〇「え?美緒は林と行くんじゃないっけ?
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林瑠奈。
林もまた乃木オタ友達の1人。
さくちゃんから認知を貰って"るるる"という特別な呼び方もされてる羨まし過ぎる存在だ。
その話を聞いた時の美緒は、すごい悔しそうに地団駄踏んでてめちゃくちゃ面白かった笑。
美緒「あー、、、林は大学の課題がめちゃくちゃ
溜まっててライブどころじゃ無いんだって。」
〇〇「、、、、、、何やってんだ。」
美緒「オタクとしてはあるまじき行為ですよ。」
〇〇「まぁそう言うことなら一緒に行くか。」
美緒「やったぁ♪」
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そうして時間は光の様に過ぎ去り、オーラス当日へ。
僕と美緒は神宮球場までは電車を乗り継いで約40分あたりのところに住んでいます。
なので今日は最寄り駅で美緒と待ち合わせ。
美緒「おまたせ〜♪」
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〇〇「、、、、、、ううん。いま来たとこ。」
美緒「なに〜?今の間は。」
〇〇「なんでもないよ笑。
それより早く会場まで行くぞー。」
美緒「おー!」
、、、いつもと違って大人っぽい服装をした美緒に少しドキッとした。
僕は美緒のことを結構知っていると思っていたがまだまだ知らないこともあるんだな。
それから僕たちは電車に乗って神宮球場へと向かった。
神宮球場。
ライブ会場の周りにはすでに大勢の乃木坂46ファンが集まっていた。
そして辺りにはメンバーが写ったのぼりが立てられている。
美緒「ねぇ!しゃくちゃんのと一緒に撮って!」
〇〇「おー。」
美緒「あぁ〜!
しゃくちゃんは今日もかわいいねぇ〜♪」
〇〇「ほら撮るぞ笑。」
美緒「はーい!」
カシャッ
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〇〇「撮れたよー。」
美緒「ありがとー!
じゃっ、、、じゃあ次は〜、、、」
〇〇「あれ?他に撮りたいメンバーいる?」
美緒「、、、、、、〇〇と2人で!」
〇〇「なんでだよ笑。
せっかくだったらメンバーと撮れよ笑。」
美緒「記念だよ!き・ね・んー!」
〇〇「分かったって、、、笑。
自撮りとかしたことない頼むな。」
美緒「やったぁ♪」
やけに嬉しそうな美緒が僕に近寄ってくる。
なんで僕と一緒に撮りたいんだか、、、笑。
美緒「、、、よいしょ。」ギュッ
〇〇「え?」
美緒が僕の右腕をギュッと引き寄せた。
そして、そのまま腕を組んだまま自撮りを始める。
美緒「はーい!撮るよー!」
〇〇「ちょっ、、、」
美緒「なっ、なに??」
〇〇「腕って組んだ方がいいの、、、///」
美緒「あー、、、うん!
だって距離近い方が撮りやすいし!!」
〇〇「そういうもんか、、、///」
美緒「あれ?ちょっと恥ずかしがってる〜?」
〇〇「うるさい、、、///」
美緒「、、、、、、ねらいどおり。」ボソッ
〇〇「なに?」
美緒「なんでも〜♪」
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そして僕たちは神宮ライブを死ぬほど楽しんだ。
美緒とは流石に席は離れたけど、、、まぁそれはしょうがない。
おひとりさま天国は覚えたてのコールを叫んだり。
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推しであるさくちゃんの可愛さに悶えたり。
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それはまぁ楽しすぎたライブでした、、、!!
ライブ終演後。
僕は美緒と近くの喫茶店前で待ち合わせをする約束をしていました。
僕の方が位置的に退場が早かったので先に待っていると、、、
美緒「おーい!〇〇〜!」
遠くからどんくさい走り方でやってくる美緒。
そんな姿が少し可愛く、愛おしく思えた、、、
今まではそんなふうに思ったことがないのに。
ライブの高揚感をまだ引きずってるのかな。
美緒「いや〜楽しすぎたぁ〜!!」
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〇〇「いやまじでそれ!」
美緒「あぁ、、、時間を戻したい、、、」
〇〇「気持ちはわかるけどな笑。」
美緒「えへへ、、、///」
〇〇「それじゃあ帰るか、駅はどっち、、、、、、」
ギュッ
美緒が僕の手首を掴んできた。
美緒「まっ、まだ帰りたくない、、、///」
〇〇「えっ、、、?」
美緒「カッ、、、カラオケ行こう!!」
カラオケ。
美緒「よいしょっと、、、
今日のセトリを2人で歌っちゃお!」
〇〇「そしたら時間やばくね?」
美緒「まぁ終電無くなったら朝まで歌おうよ!
この24時間営業だし!」
〇〇「いや鉄人すぎだろ、、、」
美緒「それに私たちの家ならすぐ帰れるじゃん!
〇〇も明日は休みって言ってたでしょ?」
〇〇「まぁそうだけど、、、」
美緒「それにまだテンション爆上がり中だよ?!
ここで発散しないと寝れないよ〜!」
〇〇「はぁ、、、
しょうがないから付き合ってやるかー!」
美緒「いいねいいね〜♪」
それから僕たちは今日のライブを振り返るように、1曲目からセトリを振り返って行った。
最初は『絶対にしんどいだろ、、、』って思ってだけど意外と楽しい。
美緒も僕が歌ってる時はコールしたりして面白かったな〜笑。
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PM3:00
終電も無くなり、セトリも歌い終えた後。
お互いに好きな曲を歌いあったりしてたが流石に疲れた、、、
美緒「づがれだぁ、、、」
〇〇「それな、、、」
2人で備え付けられたソファに倒れ込み呼吸を整える。
美緒「流石の矢久保も眠くなってきた、、、」
〇〇「一回寝とけば?」
美緒「うーん、、、あっ!」
〇〇「ん?」
美緒「ちょっと普通に座ってみて?」
〇〇「こう?」
僕は姿勢を正してソファに座り直す。
すると美緒がこちらに近づいてきて、、、
美緒「よいしょ〜♪」
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〇〇「は?」
美緒「おっ!いい枕だ〜♪」
〇〇「なんで膝枕なんだよ、、、」
美緒「いいじゃん、、、それじゃおやすみぃ、、、」
そして寝息を立て始める美緒。
こいつって結構マイペースなんだな。
1人になった個室の中で僕は何をすればいいのか。
SNSで今日のレポを見たり、見逃した乃木坂工事中を見たりしたけど、、、
美緒「すぅ、、、すぅ、、、」
僕の膝で眠っている美緒のことが気になってしょうがない。
〇〇「、、、、、、」ナデナデ
僕は不意に美緒の頭を撫でてしまった。
何をやっているんだ僕は。
こんなんセクハラしゃねぇか、、、
僕はすぐに頭を撫でる手を止め、スマホをいじろうとした、、、
すると。
美緒「、、、、、、やめないで。」
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〇〇「、、、起きてんのかよ。」
美緒「いいから続けて!」
〇〇「はいはい、、、」
僕はまた美緒の頭に手を戻し、ゆっくりと撫で始めた。
時間にして約5分。
どちらが口を開くでもなく、無言の空間が僕たちを包んだ。
美緒「、、、、、、、、、ねぇ。」
その沈黙を破ったのは美緒だった。
〇〇「なに?」
美緒「どうして私の頭を撫でたの?」
〇〇「、、、、、、特に意味なんてないよ。」
僕は嘘をついた。
あの瞬間、たしかに美緒に対する好意があったと思う。
可愛くて、愛おしく思っていたと思う。
美緒「、、、ほんとに?」
つぶらな瞳が僕をまっすぐ見つめる。
〇〇「、、、うそ。
美緒のことを可愛いって思ったから。」
美緒の真っ直ぐな目を見たら嘘をつけなかった。
思いの丈を正直に話したところ、美緒の顔がどんどんと赤くなっていった。
〇〇「、、、引いた?」
美緒「、、、うれしかった///」
〇〇「え?」
美緒「私も〇〇のことが好きだから、、、///」
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僕たちは数秒間だけ見つめあった。
そして美緒の手が僕の顔まで伸び、両頬に添える。
美緒「〇〇は私のことどう思ってる、、、?」
僕はもう一度だけ美緒の頭を撫でた。
そして美緒の唇をそっと奪った。
触れるだけのキスを10秒だけ。
唇を離して美緒の顔をまた見つめる。
潤んだ瞳で僕を見る美緒がまた愛おしくなる。
〇〇「僕も好きだよ。」
AM5:00
僕たちは始発の時間に合わせてカラオケ店を出た。
美緒「喉いたぁい、、、」
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〇〇「めちゃくちゃ大声で歌ってたしなー。
それにコールもしてたよな笑。」
美緒「でも楽しかったでしょ〜?」
〇〇「まぁね。」
美緒「私も楽しかった〜♪」
〇〇「帰ったら何するか。」
美緒「乃木坂のライブDVD見よー!」
〇〇「いいねー!じゃあうち来る?
10周年ライブのDVD買ったんだー。」
美緒「行くー!」
朝の街を並んで歩く〇〇と美緒。
その2人の手は仲良くギュッと握られていました。
後日。
林「いやぁ、、、まさか2人か付き合うとは、、、」
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美緒「えへへ〜♪」
林「これから私はどうすればいいのよ。
ライブ行く時とかー。」
〇〇「いやまた僕らと行けばいいじゃん。」
林「あんたらカップルなの!
私いらない子になっちゃうじゃん!」
美緒「えぇ〜。乃木オタにそんなの関係ないよ。」
林「そういう事じゃない〜!!」
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